詩文集 独りの偵察隊―亡命チベット人二世は詠う [単行本]
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詩文集 独りの偵察隊―亡命チベット人二世は詠う [単行本]

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出版社:その他
販売開始日: 2019/06/04
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詩文集 独りの偵察隊―亡命チベット人二世は詠う [単行本] の 商品概要

  • 目次

    序文 ツェリン・オーセル

    I 詩篇
    地平線
    ロサル
    独りの偵察隊
    絶望の時代
    ぼくのチベット人としての本懐
    亡命者
    ぼくはテロリスト
    ムンバイのプゥパ
    うんざりだ
    ダラムサラに雨が降る時
    ペドロの横笛
    亡命者のわが家
    ぼくのタマネギを探して
    国境をくぐり抜ける
    廃墟のつぼみ
    まっ白に洗って
    ぼくはどこかでぼくのロサルをなくした
    激雷が大地を揺るがす
    いかに歩いたか
    蜘蛛の巣
    芽生え

    II 詩文
    抵抗―違いを祝福しあう―
    ぼくの美しき女神ゼデン・ラモ―想像と現実のチベット―
    ぼくにとっての亡命
    なぜ、ぼくはさらなる足場や塔に登ろうとするのか?
    コルラ(右繞) ―生生不息―
    ぼくのムンバイ・ストーリー
    ギャミ―中国人のイメージ―
    ぼくらのインドにおける実体験
    ラマの民主主義
    インドの警棒とインドのロティ―ぼくらのアクティビズムを評価する―
    ぼくは生まれながらの亡命者―著者へのインタビュー―
  • 内容紹介

    ダライ・ラマ一四世と八万人の亡命から六十年
    インド生まれの亡命チベット人二世が詠う魂の詩文
    FREE TIBET


    ラダックからは
    チベットがチラッと見える
    ドゥムツェの黒い丘が見えたら
    そこからチベットだよ
    初めて祖国を見たとき
    大地の匂いを思いきり嗅いだ
    土をしっかり握りしめた

    編訳者覚書


    独りの偵察隊

    ラダックからは
    チベットがチラッと見える
    人は言う
    ドゥムツェの黒い丘が見えたら
    そこからチベットだよ
    初めてぼくが我が祖国チベットを見たときのこと
    急がねばならぬ密かな旅の途中
    その盛りあがった丘に立った

    大地の匂いを思いきり嗅いだ
    土をしっかり握りしめた
    乾いた風と野生の老いた鶴の声に
    耳を澄ませた

    国境などどこにも見えない
    誓って言うが、そこには何もない
    変わったところなどないのだから

    あそことここの違いなど
    ぼくには分からないよ

    人は言う
    毎年、冬になると、キャン(野生のロバ)がやって来ると
    人は言う
    毎年、夏になると、キャンは戻っていくと
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    テンジン・ツゥンドゥ(テンジンツゥンドゥ/Tenzin Tsundue)
    亡命チベット人2世として、1974年にインド・マナリの道路脇のテントで生まれる。ダライ・ラマ14世とともに亡命した両親は道路建設の重労働で疲れ果て誕生日が不詳(役所により三つの異なる記録)。ダラムサラのチベット人学校で学び、1997年に大学を卒業すると独りでインド西北部からチベットに潜り込むが拘束され「外国人」として強制送還。ムンバイ大学大学院英文学修士、詩人、作家、フリー・チベット(チベットに自由を)のアクティビスト。2001年に第一回全インド・アウトルック・ピカドール・エッセイ・コンテストで大賞を受賞。チベット作家協会会員、チベット友好協会(インド)事務局長

    劉 燕子(リュウ イェンズ)
    作家、現代中国文学者。北京に生まれる。大学で教鞭を執りつつ日中バイリンガルで著述・翻訳

    田島 安江(タジマ ヤスエ)
    1945年大分県生まれ。株式会社書肆侃侃房代表取締役
  • 著者について

    テンジン・ツゥンドゥ (テンジンツゥンドゥ)
    亡命チベット人2世として、1974年にインド・マナリの道路脇のテントで生まれる。ダライ・ラマ14世とともに亡命した両親は道路建設の重労働で疲れ果て誕生日が不詳(役所により三つの異なる記録)。ダラムサラのチベット人学校で学び、1997年に大学を卒業すると独りでインド西北部からチベットに潜り込むが拘束され「外国人」として強制送還。ムンバイ大学大学院英文学修士、詩人、作家、フリー・チベット(チベットに自由を)のアクティビスト。2001年に第一回全インド・アウトルック・ピカドール・エッセイ・コンテストで大賞を受賞。著書にCrossing the Border(1997)、My Kinds of Exile(2001)、Kora : Stories and Poem(2002)、Semshook : Essays on the Tibetan Freedom Struggle(2007)、Tsen-Gol: Stories and Poems of Resistance(2012)があり、フランス語などに訳されている。チベット作家協会会員、チベット友好協会(インド)事務局長。

    劉燕子 (リユウイェンズ)
    作家、現代中国文学者。北京に生まれ、湖南省長沙で育つ。大学で教鞭を執りつつ日中バイリンガルで著述・翻訳。日本語の編著訳書に『黄翔の詩と詩想』(思潮社)、『中国低層訪談録―インタビューどん底の世界―』(集広舎)、『殺劫―チベットの文化大革命―』(共訳、集広舎)、『天安門事件から「〇八憲章」へ』(共著、藤原書店)、『「私には敵はいない」の思想』(共著、藤原書店)、『チベットの秘密』(編著訳、集広舎)、『人間の条件1942』(集広舎)、『劉暁波伝』(集広舎)。劉暁波詩集『独り大海原に向かって』(共訳、書肆侃侃房)、劉霞詩集『毒薬』(共訳、書肆侃侃房)、『現代中国を知るための52章』(共著、明石書店)、『中国が世界を動かした「1968」』(共著、藤原書店)、『〇八憲章で学ぶ教養中国語』(共著、集広舎)、中国語の著訳書に『這条河、流過誰的前生与后生?』、『没有墓碑的草原』など多数。

    田島安江 (タジマヤスエ)
    1945年大分県生まれ。福岡市在住。株式会社書肆侃侃房代表取締役。
    既刊詩集『金ピカの鍋で雲を煮る』(1985)
         『水の家』(1992)
         『博多湾に霧の出る日は、』(2002)
         『トカゲの人』(2006)
        『遠いサバンナ』(2013)
    共編訳 劉暁波詩集『牢屋の鼠』(2014)
        都鍾煥詩集『満ち潮の時間』(2017)
        劉暁波第二詩集『独り大海原に向かって』(2018) ほか

詩文集 独りの偵察隊―亡命チベット人二世は詠う [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:書肆侃侃房 ※出版地:福岡
著者名:テンジン・ツゥンドゥ(著)/劉 燕子(訳・編)/田島 安江(訳・編)
発行年月日:2019/06/04
ISBN-10:4863853645
ISBN-13:9784863853645
判型:B6
発売社名:書肆 侃侃房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:205ページ
縦:19cm
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