島の科学者―パラオ熱帯生物研究所と帝国日本の南洋研究 [単行本]
    • 島の科学者―パラオ熱帯生物研究所と帝国日本の南洋研究 [単行本]

    • ¥5,170156 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年10月17日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003145871

島の科学者―パラオ熱帯生物研究所と帝国日本の南洋研究 [単行本]

価格:¥5,170(税込)
ゴールドポイント:156 ゴールドポイント(3%還元)(¥156相当)
フォーマット:
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年10月17日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:勁草書房
販売開始日: 2019/06/22
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

島の科学者―パラオ熱帯生物研究所と帝国日本の南洋研究 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    帝国日本の科学者は南の島で何を調べようとしていたのか。研究者と「島民」、帝国日本の意思、国策会社の活動が交錯する“島”の姿を描く。日本統治下ミクロネシア、コロール島に存在したパラオ熱帯生物研究所。サンゴを中心とする熱帯生物研究で世界トップクラスの研究水準を誇ったパラオ研の活動を中心に、生物学、医学、人類学、民族学等多様な研究者による調査研究の展開と歴史に翻弄された彼らの軌跡を描き出す。“島”をめぐる研究者の経験と知の政治性を問う。
  • 目次

    プロローグ 〈島〉にわたった科学者たち

    第一章 占領と視察──第一次世界大戦と南洋研究の起源
     第一節 日本統治以前
     第二節 海軍御用船に乗って
     第三節 視察日誌より
     第四節 人類学者がみたミクロネシア人
     第五節 植民地としてのミクロネシア

    第二章 南洋庁と現地調査(一)──民族誌と自然人類学
     第一節 委任統治と南洋庁
     第二節 松岡静雄と『ミクロネシア民族誌』
     第三節 長谷部言人の生体計測プロジェクト

    第三章 南洋庁と現地調査(二)──ヤップ島の人口減少をめぐって
     第一節 人口減少問題と南洋庁の医学者たち
     第二節 矢内原忠雄の南洋調査

    第四章 「文明」から遠く離れて──土方久功と「裸の土人たち」
     第一節 「土人」たちの世界──ミクロネシアへ
     第二節 パラオにて
     第三節 「文化の果て」──サタワル島での七年
     第四節 変貌するコロール──土方久功とパラオの植民地近代

    第五章 サンゴ礁の浜辺で──パラオ熱帯生物研究所の来歴
     第一節 畑井新喜司とパラオ熱帯生物研究所の誕生
     第二節 パラオ熱帯生物研究所の研究体制
     第三節 サンゴと熱帯生物──研究の推移
     第四節 コロールの生活

    第六章 緑の楽園あるいは牢獄──パラオ熱帯生物研究所の研究生活
     第一節 緑の楽園あるいは牢獄
     第二節 パラオのファーブル──阿部襄
     第三節 海とチャモロ──元田茂
     第四節 光る生物を求めて──羽根田弥太
     第五節 「無期限」のパラオ行き──阿刀田研二

    第七章 〈島〉を往来する──南洋学術探検隊・田山利三郎・八幡一郎・杉浦健一
     第一節 南洋学術探検隊
     第二節 田山利三郎のサンゴ礁研究
     第三節 八幡一郎の南洋考古学
     第四節 杉浦健一の応用人類学

    第八章 「来るべき日」のために──京都探検地理学会のポナペ調査
     第一節 今西錦司とポナペ調査
     第二節 パラオ丸に乗って
     第三節 訓練地としてのポナペ

    第九章 さらに南へ!──戦時下のパラオ熱帯生物研究所とニューギニア資源調査
     第一節 アジア・太平洋戦争とパラオ熱帯生物研究所
     第二節 田山利三郎と海軍ニューギニア資源調査隊

    第十章 パラオから遠く離れて──パラオ研関係者のアジア・太平洋戦争
     第一節 満洲へ・戦線へ
     第二節 南方軍政とパラオ研関係者たち
     第三節 コロール炎上

    第十一章 〈島〉が遺したもの──南洋研究と岩山会の戦後
     第一節 南洋研究の戦後
     第二節 岩山会と戦後日本

    エピローグ 科学者が歴史を記録するということ

    あとがき
    参考文献表
    人名索引
    事項索引
  • 出版社からのコメント

    帝国日本の研究者は何を調べようとしていたのか。研究者と「島民」、帝国日本の意思、国策会社の活動が交錯する〈島〉の姿を描く。
  • 内容紹介

    帝国日本の研究者は一体何を調べようとしていたのか。研究者と「島民」、帝国日本の意思、国策会社の活動が交錯する〈島〉の姿を描く。

    日本統治下ミクロネシア、コロール島に存在したパラオ熱帯生物研究所。サンゴを中心とした熱帯生物研究で世界トップクラスの研究水準を誇ったパラオ研の活動を中心に、生物学、医学、人類学、民族学等多様な研究者による調査研究の展開と歴史に翻弄された彼らの軌跡を描く。〈島〉をめぐる研究者の経験と知の政治性を問う。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    坂野 徹(サカノ トオル)
    1961年生まれ。1994年東京大学大学院理学系研究科(科学史・科学基礎論)博士課程単位取得退学。現在、日本大学経済学部教授。専攻、科学史・科学論(博士(学術))
  • 著者について

    坂野 徹 (サカノ トオル)
    坂野 徹(さかの とおる) 
    1961年生まれ. 1994年東京大学大学院理学系研究科(科学史・科学基礎論)博士課程単位取得退学. 現在:日本大学経済学部教授. 専攻:科学史・科学論(博士[学術]). 著書:『人種概念の普遍性を問う』(人文書院, 2005年, 共著), 『帝国日本と人類学者――1884-1952年』(勁草書房, 2005年), 『人種神話を解体する2――科学と社会の知』(東京大学出版会, 2016年, 共編著), 『帝国を調べる――植民地フィールドワークの科学史』(勁草書房, 2016 年, 編著), 『帝国日本の科学思想史』(勁草書房, 2018年, 編著).

島の科学者―パラオ熱帯生物研究所と帝国日本の南洋研究 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:坂野 徹(著)
発行年月日:2019/06/20
ISBN-10:4326102748
ISBN-13:9784326102747
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:386ページ ※356,30P
縦:22cm
他の勁草書房の書籍を探す

    勁草書房 島の科学者―パラオ熱帯生物研究所と帝国日本の南洋研究 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!