大島本源氏物語〈若紫〉 [全集叢書]

大島本源氏物語〈若紫〉 [全集叢書] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  北山での少女若紫の発見、それは光源氏にとって義母藤壺への恋慕の行きづまりを打開する新たな女性の登場でもあった。彼女は生涯の伴侶として、またみやびの世界で苦悩しながら生き続けることになる。密通の子冷泉院の誕生、それは一方では光源氏の栄華へのはじまりでもある。

• 内容紹介

  本書は本文に古代学協会所蔵の飛鳥井雅康等筆（桐壺巻は聖護院道増筆）の、いわゆる大島本源氏物語を底本に用いた。本文は大活字で中段に組み、上段には現在の源氏学の成果を取り入れた簡潔明瞭を旨とする注を施し、下段には底本の大島本源氏物語が忠実に復元できるように本文注記欄を設けた。巻末には解説と有職故実等の資料を収め、鑑賞・読解の手引とした。本書は一般の古典文学愛好者から、大学・短期大学での購読・演習、一般教養での幅広い利用を考慮して編まれた。源氏物語の精髄を大活字本で是非味読していただきたい。

大島本源氏物語〈若紫〉 [全集叢書] の商品スペック