歴史書の愉悦 [単行本]

歴史書の愉悦 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  時代をこえて読みつがれる古今東西の名著２３冊を、現代の歴史学の俊英たちが鮮やかに読み解く。

• 目次

  第Ⅰ章　中心と周縁を揺るがせる
  　普遍の追究
  　研究対象を知り尽くす
  　色褪せぬエコロジーの真髄を辿る
  　人びとの過去に接近する
  　国際政治の舞台裏から
  　見えざる他者から照らす
  
  第Ⅱ章　声なき声に耳をすます
  　足もとに広がる歴史の沃野
  　たたかいの歌を想像する
  　「下からの歴史」のヴァージョンアップ
  　社会史の愉悦
  　動物と人間の歴史、それから南方熊楠
  　近代の切なさに届く調査と表現
  
  第Ⅲ章　精神の森に分け入る
  　「改革」のなかの反知性主義
  　映画史の年輪を刻む
  　ヒトだけではなく、生き物にも歴史がある
  　「近代主義」との格闘
  　前頭葉の時代を生きること
  
  第Ⅳ章　歴史を叙述する
  　人間への好奇心を新たにする
  　外国史を研究するということ
  　資本主義の基層を問う
  　現代を生きる歴史家が、生きた過去に問いかける
  　ヒマラヤの硝煙
  　芸術史の妙味

• 出版社からのコメント

  時代をこえて読みつがれる古今東西の歴史学の名著２３冊を、現代の歴史学の俊英たちが鮮やかに読み解く。

• 著者について

  藤原　辰史 (フジハラ　タツシ)
  1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。京都大学大学院人間・環境学研究科中退。農業史。『決定版　ナチスのキッチン』（共和国、2016年）、『トラクターの世界史』（中公新書、2017年）、『給食の歴史』（岩波新書、2018年）、ほか。

歴史書の愉悦 [単行本] の商品スペック