龍蛇と菩薩―伝承文学論(和泉選書) [全集叢書]
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龍蛇と菩薩―伝承文学論(和泉選書) [全集叢書]

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販売開始日: 2019/07/02
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龍蛇と菩薩―伝承文学論(和泉選書) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    古代・中世人の思い描いていた世界、感じ取っていた存在は、科学と合理的思考の前に無残に色あせ、力なく萎えてしまったのか。歌、物語、説話、あるいは絵画、肉体の所作に込められて長く継承されてきた心とその働きを、現代を生きるわれわれの課題として問い直す。
  • 目次

    前書き――本書の主旨
    第一章 龍蛇と菩薩――救済と守護――
     一 はじめに
     二 龍蛇とは何か
     三 三毒の象徴としての龍蛇
     四 水辺の龍蛇の死骸の上に建つ寺院
     五 霊池に顕現する龍蛇=菩薩
    第二章 東アジアの龍蛇伝承
     一 はじめに
     二 鷲鷹と龍蛇との闘争
     三 龍宮の宝蔵
     四 龍鳴の感応
     五 龍蛇の聴聞
     六 むすび
    第三章 龍蛇と仏法
     1 水の童子――道場法師とその末裔――
        一 はじめに/二 雷の子=分身の誕生/三 童子としての雷神/四 童子・剣・蛇体・雷 五 忌避される童子たち
     2 能「道成寺」遡源
        一 はじめに/二 道成寺説話の展開/三 鐘巻の芸能/四 鐘入の原型/五 両義的な龍蛇
    第四章 龍宮伝承
     1 東アジアの龍宮訪問譚
        一 はじめに/二 俵藤太伝承とその先蹤/三 龍蛇報恩と始祖伝承/四 東アジアの基盤的伝承/五 付・ワタツミとワニをめぐる古代的映像
     2 龍宮乙姫考――御伽草子『浦島』とその基盤――
        一 はじめに/二 娑竭羅龍王の乙姫/三 厳島の姫神/四 八幡の姉妹神/五 放生報恩と空船/六 乙姫の原像/七 原像と変容
    第五章 龍蛇と観音
     1 観音像の背後に立つもの
        一 はじめに/二 観音の応化/三 先住の神々と観音菩薩/四 亡親としての観音
     2 龍蛇・観音・母性――説話の変奏と創作――
        一 はじめに/二 観音霊場と水/三 龍に乗る菩薩/四 実母の亡魂/五 みごもる蛇
    第六章 檜垣の嫗の歌と物語――伝承の水脈――
      一 はじめに
      二 能「檜垣」の嫗の原像
      三 「みづはくむ」遡源
      四 檜垣の嫗の詠歌の本意
    第七章 講義「水の文学誌」――実践の記録――
      一 はじめに――問題の所在
      二 授業中の小レポート
      三 「水の文学誌」における道成寺物語
      四 小レポートの紹介配布と追加の教材
      五 残された課題
    後書き
    初出に関する覚書
    索引
  • 出版社からのコメント

    常世の国・竜宮・龍蛇・雷神・菩薩…。歌や物語に込められた古代・中世人の畏れ、敬い、忌み憚りなどの心の動きを読み解く。
  • 内容紹介

    常世の国、ワタツミの宮、龍宮などの異境、その水の異界から訪れる童子と美麗な女あるいは嫗、ワニ、龍、雷、これらに対する古代・中世の人々の畏れ、敬い、頼り、忌み憚り、嫌い、卑しみ、懐かしみ、憧れる心のはたらきを読み解き、それが表現を得る機制を解き明かす。過去の文芸を享受することによって新たな創作活動が営まれ、あるいは創造的表現行為を通じて蘇生し継承される始原の心性、そのような相互作用を文学研究の枢要な課題として論述する。

    図書館選書
    ここではない所、ここにはない物、本来形を有しないものであって、しかし働きとして感知される存在、あるいは心のうちに思い描かれるもの、それらの文学的価値を明らかにし、それが言葉をもって表現される機制を論述する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    森 正人(モリ マサト)
    1948年生。熊本大学法学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程を経て、1976年より愛知県立大学・愛知県立女子短期大学講師、後に助教授、1986年より熊本大学文学部助教授、後に教授。2014年3月定年により熊本大学退職、同年5月熊本大学名誉教授。2015年4月より尚絅大学・尚絅大学短期大学部学長、2019年3月任期満了により退任
  • 著者について

    森 正人 (モリマサト)
    1948年生。熊本大学法文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程を経て、1976年より愛知県立大学・愛知県立女子短期大学講師、後に助教授、1986年より熊本大学文学部助教授、後に教授。2014年3月定年により熊本大学退職、同年5月熊本大学名誉教授。2015年4月より尚絅大学・尚絅大学短期大学部学長。
    主要著書:『今昔物語集の生成』(和泉書院 1986年)、『今昔物語集 五』(岩波書店 1996年)、『古代説話集の生成』(笠間書院 2014年)

龍蛇と菩薩―伝承文学論(和泉選書) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院 ※出版地:大阪
著者名:森 正人(著)
発行年月日:2019/06/21
ISBN-10:4757609116
ISBN-13:9784757609112
判型:B6
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:231ページ
縦:19cm
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