道元の思想と書 [単行本]
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道元の思想と書 [単行本]

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出版社:大法輪閣
販売開始日: 2019/07/05
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道元の思想と書 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    道元禅師の真筆が弟子の代筆と誤解されている。道元の書について、初めて筆跡鑑識により、真相を究明。その書が道元の基本思想に基づいた必然の書であったことを明らかにする。
  • 目次

    はじめに ──論考の要点と概略
    一 筆跡の鑑識 ──鑑識の方法
    二 「月見の像」の検討
     1 「鏡の御影」から「月見の像」へ
     2 「月見の像」画像の問題
    三 「身現円月相」の「鏡の御影」
     1 袈裟の輪事件
     2 「賛」の代筆説と複製説
     3 「賛」と像容
    四 「鏡の御影」像容と性格  
     1 只管打坐を表徴する像容
     2 道元の思想を表徴した「鏡の御影」
    五 「普勧坐禅儀」の性格と書風  
     1 普く勧め宣揚する「坐禅儀」の性格
     2 「辨道話」巻と機の教化
    六 筆跡の鑑識  
     1 『普勧坐禅儀』筆跡鑑識の要点
     2 王羲之の書風と宋代新書風
     3 宋風の『坐禅儀』と伝統的な書『示誡』「賛」との比較
     4 筆跡鑑識の要点
     5 黄庭堅から王羲之へ─南宋初代の天子 高宗の書
     6 道元の書の性格と検証
     7 懐弉の筆跡『正法眼蔵 佛性』
    七 不染汚の修証を具現する書  
     1 劇跡『普勧坐禅儀』の書風、書法
     2 普勧坐禅儀撰述由来の書
     3 道元の思想と和辻哲郎「芸術への非難」の論説
     4 道元の書についての見解と問題
    八 書風の変移と鑑識の要点  
     1 思想と書の相即不離
     2 大久保道舟「遺著及び遺影について」
     3 筆跡鑑識と論証の規範
     4 速水滉『論理学』原理論と論証の要点
     5 角紀子「『名越白衣舎示誡』の筆跡について」
    九 羅漢供養講式稿本断簡  
     1 書簡の性格
     2 筆跡の鑑識
     3 筆跡鑑識に係る問題と錯誤
    十 最晩年の遺墨『佛遺教経』  
     1 『遺経』の意義
     2 『遺経』の筆跡鑑識
     3 『正法眼蔵八大人覚』と『遺経』
    十一 禅林墨跡と道元の書  
     1 道元本来の書の性格
     2 墨跡と書法
     3 羲之の典型と宋代新書風の書
    十二 不染汚の修証と禅芸術論  
     1 和辻哲郎「芸術への非難」
     2 道元の思想と禅芸術論
     3 柳宗悦「禅と美」
    十三 『正法眼蔵辨道話』  
     1 正伝の仏法─坐禅
     2 修証観の本源「不染汚の修証」
    十四 道元の思想と「坐禅儀」の変移  
     1 思想と相即不離の書
     2 自筆本『普勧坐禅儀』と『禅苑清規』所載『坐禅儀』との対比
     3 正法眼蔵「坐禅箴」と「古鏡」
     4 普勧坐禅儀から正法眼蔵坐禅儀へ
    十五 道元の入越と白山越前修験道  
     1 入越と教化の新天地
     2 白山越前修験道の本拠─白山平泉寺
    十六 道元の教化と宗教都市平泉寺  
     1 宗教都市成立の「経済地理的要因」
     2 道元の教化と白山平泉寺修験
    十七 平泉寺修験に対する教化  
     1 教化開始の「平泉寺禅師峰」
     2 道元の教化と白山修験の遺跡
     3 道元の教化と修験冬の行場
    十八 道元と本覚思想  
     1 道元の思想と入越
     2 無常観と終末期の様相
     3 「本来本法性」の疑団
     4 叡山の天台本覚思想
     5 道元の本覚思想批判
     6 『正法眼蔵』と天台本覚思想の変移
     7  「本証妙修」と天台本覚思想
    十九 白山修験と達磨宗僧団  
     1 白山修験と波著寺
     2 臨済に対する評価の変改
     3 道元と達磨宗僧団
     4 臨済への批判、否定の契機
     5 道元と大日房能忍の禅
     6 「禅宗」の妄称・五宗の乱称と「三教一致説」の否定
    二十 道元の出家主義と白山越前修験道
    二十一 入越にみる教説の変革と機の教化  
     1 教化の環境と対象の特異な性格  
     2 道元の入越と教化の地理的環境
     3 平泉寺北谷、南谷を分別する特性
    二十二 道元と北条時頼  
     1 道元の信条と鎌倉行化
     2 道元の真筆「名越白衣舎示誡」
     3 「示誡」に書写された「阿闍世王之六臣」
     4 阿闍世王と執権時頼
     5 時頼の業因
     6 道元の「示誡」と因果
     7 因果の超克
     8 「大修行」から「深信因果」「三時業」へ
     9 相将学道
    二十三 道元の思想と対機の教化  
     1 教説変改の要因
     2 「菩提薩埵四摂法」と「辨道話」
     3 「坐禅儀」の改訂
     4 道元入越地の教化の環境
     5 仏祖正伝の禅と修験道の禅
    二十四 教化における「法と機」
    二十五 大いなる伝道の書『法華経』
    二十六 十二巻本『正法眼蔵』と機の教化
    二十七 十二巻本『正法眼蔵』の要諦  
     1 十二巻本の対告衆「白山修験」
     2 「四馬」巻の善巧方便
     3 「四禅比丘」巻と教化の課題
    結言
    あとがき
  • 出版社からのコメント

    曹洞宗開祖・道元の「書」が道元の「思想」にもとづく〝必然の書〟であることを、はじめて科学的で具体的な筆跡鑑識法によって解明。
  • 内容紹介

    曹洞宗開祖・道元(1200?1253)の「書」が道元の「思想」にもとづく必然の書であることについて、はじめて科学的で具体的な筆跡鑑識の方法により、「書風、書法の分析」をもとに解明する。

    近年盛んな論争をひきおこしている「道元は晩年になって思想を変改したのか否か」という問題(『正法眼蔵』の教説が晩年の『十二巻本』において変化、逆転し矛盾を生じている)について考察すると共に、その書においても変移が認められることを詳述する。

     越前に入った道元の最初の教化の対象が「白山修験」となったのは、緊急にして重要な課題が生じたからとみる説(その教義に道元が最も忌避排除すべき「中古天台本覚思想」に通じるところがあるため)を提示。併せて白山越前馬場平泉寺に関する証跡(「清僧と妻帯僧の共存」「金山の採掘」「源平の争乱にも加担した六千坊」等)についても初めて取り上げる。 道元の真筆をはじめとする図版を多数収録。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    岩井 孝樹(イワイ コウキ)
    美術史家。1933(昭和8)年生まれ。福井大学学芸学部卒業。東京大学史料編纂所内地研究生、福井県立美術館資料調査員、大野市博物館館長などを歴任
  • 著者について

    岩井 孝樹 (イワイ コウキ)
    美術史家。1933(昭和8)年生まれ。福井大学学芸学部卒業。東京大学史料編纂所内地研究生、福井県立美術館資料調査員、大野市博物館館長などを歴任。

道元の思想と書 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:大法輪閣
著者名:岩井 孝樹(著)
発行年月日:2019/07/10
ISBN-10:4804614168
ISBN-13:9784804614168
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:仏教
言語:日本語
ページ数:401ページ
縦:21cm
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