フランス人とは何か―国籍をめぐる包摂と排除のポリティクス [単行本]
    • フランス人とは何か―国籍をめぐる包摂と排除のポリティクス [単行本]

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フランス人とは何か―国籍をめぐる包摂と排除のポリティクス [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2019/06/18
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フランス人とは何か―国籍をめぐる包摂と排除のポリティクス の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    国籍とは何か?生地主義、血統主義、帰化の意味を跡づけ、“危機の時代”におけるユダヤ人の国籍剥奪、女性・植民地出身者に対する差別や不平等について緻密に検証。膨大な史料を渉猟し、フランス革命以降の国民/外国人の境界線のゆらぎ、平等・包摂の現代にいたる道程を実証的見地から描き出した圧巻の書。フランソワ・フュレ賞(2002年)など受賞の栄に輝く労作!
  • 目次

     本書について
     本書における訳語について
     略号表記一覧

     序論

    Ⅰ 近代国籍法の構築

     1 アンシアン・レジームから民法典へ――フランス人の二つの革命
     一七九〇一七九一年――フランス国籍は憲法のなかで規定される
     一七九〇一七九五年――フランス人となるための二つの手段および名誉市民権
     そして自動的帰化へ……
     一八〇三年――民法典に国籍に関する条文が加えられる
     血統主義か生地主義か
     ボナパルトの敗北

    2 生地主義はいかにして導入されたか(一八〇三‐一八八九年)
     居住許可という魅力的な資格
     さらに困難となる帰化
     一八四八年の幕間劇
     二重の枷
     外国人の子どもと徴兵制――国家的な課題
     民法典改正を阻むもの
     フランスで生まれた子どもに平等に義務を課すこと
     外国人に対する制限措置
     一八八九年――フランス本土における共和国的生地主義の再生

    3 国民への援軍としての帰化(一八八九‐一九四〇年)
     印璽部の登場
     一つの目標――第二世代の「統合」
     第一次世界大戦――警戒と疑惑と
     人口問題という最重要課題
     一九二七年――大胆な案をめぐるコンセンサス
     「紙の上のフランス人」なのか
     人口増加主義 対 出自による選別――一九三〇年代の闘い
     難民をストップせよ!
     それでも、帰化を!

    Ⅱ フランス国籍のエスニック危機

    4 ヴィシー――国籍政策におけるレイシズム
     挫折した新国籍法案(一九四〇‐一九四三年)
     「好ましからざる者」がフランス人になるのを妨げる
     帰化取り消しの標的――ユダヤ人

    5 容易でなかった共和国的法制への復帰
     「自由フランス」による国籍登録
     難航するヴィシー「諸法」の廃止
     エスニック・アプローチの回帰
     ジョルジュ・モコの敗北
     新国籍法
     帰化 対 監護される子ども
     新しい省、新しい基準
     一九五三‐一九七三年――リベラリズムの二〇年

    6 フランス国籍のアルジェリア危機
     北アフリカ系移民の地位を保障するための一〇年(一九七四‐一九八四年)
     国籍をめぐる真の争点――第二世代
     極端に走る右派
     「賢人」委員会
     意思を表明する?
     新たな綜合を求めて

    第Ⅱ部の結論

    Ⅲ 比較と実際運用における国籍

    7 生地主義 対 血統主義――フランスとドイツの法律を対比させることの誤り
     プロイセンの法律にフランスが与えた影響(一八三〇‐一八四二年)
     レイシズムも、ナショナリズムもなく――法律家たちの支配
     借用と移転
     ネーション概念から独立した国籍法
     血統主義の人種的ドイツへの同一化――一表象の分析
     二〇世紀のドイツ国籍法
     移民と国籍――ヨーロッパでみられる収斂

    8 差別されたフランス人たち
     国籍法における女性の地位――遅ればせの平等
     アルジェリアの植民地被支配者
     帰化者の欠格

    9 どのようにフランス人になり、フランス人であり続けるのか――実際の運用におけるフランス国籍
     広く開かれた二つの手続き――結婚……
     ……そしてフランスでの出生
     帰化の矛盾
     重国籍の許容
     奪、リベラリズムの代償
     どのようにフランス国籍を証明するか

     全体の結論

     謝辞
     附録
     原注
     文献
     資料出所
     訳者解題
     著者の略歴
     索引
  • 内容紹介

    国籍とは何か? 生地主義、血統主義、帰化の意味を跡づけ、“危機の時代”におけるユダヤ人の国籍-奪、女性・植民地出身者に対する差別や不平等について緻密に検証。膨大な史料を渉猟し、フランス革命以降の国民/外国人の境界線のゆらぎ、平等・包摂の現代にいたる道程を実証的見地から描き出した圧巻の書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ヴェイユ,パトリック(ヴェイユ,パトリック/Weil,Patrick)
    1956年生まれ。政治学博士。フランス国立科学研究センター(CNRS)研究主任(パンテオン・ソルボンヌ大学(パリ第1大学)20世紀社会史研究所所属)。移民、市民権の問題などを研究。統合高等審議会(1996‐2002年)委員、共和国におけるライシテ原則適用に関する検討委員会(スタジ委員会)委員(2003年)、国立移民史博物館諮問評議会評議員(2003‐2007年)などを歴任。『フランス人とは何か―国籍をめぐる包摂と排除のポリティクス』はフランソワ・フュレ賞(2002年)などを受賞し、英語版も刊行されている

    宮島 喬(ミヤジマ タカシ)
    お茶の水女子大学名誉教授

    大嶋 厚(オオシマ アツシ)
    翻訳者。前パリ日本文化会館副館長

    中力 えり(チュウリキ エリ)
    和光大学現代人間学部教授。博士(社会学・社会科学)2003年、マルク・ブロック大学(ストラスブール第2大学)

    村上 一基(ムラカミ カズキ)
    東洋大学社会学部講師。博士(社会学)2017年、パリ・ソルボンヌ大学(パリ第4大学)
  • 著者について

    パトリック・ヴェイユ (パトリック ヴェイユ)
    1956年生まれ。政治学博士。フランス国立科学研究センター(CNRS) 研究主任(パンテオン・ソルボンヌ大学[パリ第1大学]20世紀社会史研究所所属)。移民、市民権の問題などを研究。統合高等審議会(1996-2002年)委員、共和国におけるライシテ原則適用に関する検討委員会 (スタジ委員会)委員(2003年)、国立移民史博物館諮問評議会評議員(2003-2007年)などを歴任。本書はフランソワ・フュレ賞(2002年)などを受賞し、英語版も刊行されている。本書のほか、La France et ses etrangers, l'aventure d'une politique de l'immigration de 1938 a nos jours (Calmann-Levy, 1991), Le sens de la Republique, (avec Nicolas Truong, Grasset, 2015)などの著書がある。

    宮島 喬 (ミヤジマ タカシ)
    お茶の水女子大学名誉教授
    著書:『移民社会フランスの危機』(岩波書店、2006年)、『一にして多のヨーロッパ――統合のゆくえを問う』(勁草書房、2010年)、『文化的再生産の社会学――ブルデュー理論からの展開[増補新版]』(藤原書店、2017年)
    訳書:M.ヴィヴィオルカ『差異――アイデンティティと文化の政治学』(共訳、法政大学出版局、2009年)

    大嶋 厚 (オオシマ アツシ)
    翻訳者。前パリ日本文化会館副館長
    訳書:M.ヴィノック『フランスの肖像――歴史・政治・思想』(2014年)、同『フランス政治危機の100年――パリ・コミューンから1968年5月まで』(2018年、ともに吉田書店)、J.-L.ドナディウー『黒いナポレオン――ハイチ独立の英雄トゥサン・ルヴェルチュールの生涯』(えにし書房、2015年)など。

    中力 えり (チュウリキ エリ)
    和光大学現代人間学部教授
    博士(社会学・社会科学)[2003年、マルク・ブロック大学(ストラスブール第2大学)]
    著書:「フランス共和国とエスニック統計」宮島喬・杉原名穂子・本田量久編『公正な社会とは――教育、ジェンダー、エスニシティの視点から』(人文書院、2012年)、「フランスにはなぜマイノリティがいないのか――「共和国」の虚実」岩間暁子・ユ・ヒョヂョン編『マイノリティとは何か――概念と政策の比較社会学』(ミネルヴァ書房、2007年)、Quel 《 enseignement bilingue 》 en Alsace ?, Nouveaux Cahiers d'Allemand, 2007- no.4, 2007.

    村上 一基 (ムラカミ カズキ)
    東洋大学社会学部講師
    博士(社会学)[2017年、パリ・ソルボンヌ大学(パリ第4大学)]
    著書:「フランス移民第二世代のアイデンティティと教育」宮島喬・佐藤成基・小ヶ谷千穂編『国際社会学』(有斐閣、2015年)、「移民第二世代の教育問題――「成熟」した移民社会において多様化する学校経験とアイデンティティ」園山大祐編『フランスの社会階層と進路選択――学校制度からの排除と自己選抜のメカニズム』(勁草書房、2018年)
    訳書:E.サンテリ『現代フランスにおける移民の子孫たち――都市・社会統合・アイデンティティの社会学』(明石書店、2019年)

フランス人とは何か―国籍をめぐる包摂と排除のポリティクス の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:パトリック ヴェイユ(著)/宮島 喬(訳)/大嶋 厚(訳)/中力 えり(訳)/村上 一基(訳)
発行年月日:2019/06/20
ISBN-10:475034799X
ISBN-13:9784750347998
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:565ページ
縦:20cm
その他: 原書名: QU'EST-CE QU'UN FRAN〓AIS?:Histoire de la nationalit´e fran〓aise depuis la R´evolution〈Weil,Patrick〉
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