ノルウェーのサーメ学校に見る先住民族の文化伝承―ハットフェルダル・サーメ学校のユニークな教育 [単行本]
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ノルウェーのサーメ学校に見る先住民族の文化伝承―ハットフェルダル・サーメ学校のユニークな教育 [単行本]

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出版社:新評論
販売開始日: 2019/07/11
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ノルウェーのサーメ学校に見る先住民族の文化伝承―ハットフェルダル・サーメ学校のユニークな教育 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    スカンジナビア半島北部という自然環境で育まれた少数先住民族「サーメ」、その独特な言語や文化が次世代に継承されつつある。7年間のフィールドワークをもとに、その実態を描く!
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    序章 サーメを研究する目的―その方法と意義
    第1章 ノルウェーにおけるサーメに対する学校教育―歴史的経緯(キリスト教布教時代―1700年代~1800年代前半;ノルウェーへの同化政策時代―1860年代~1950年代後半;戦後の復興と福祉国家形成期(1950年以降~1980年代))
    第2章 ノルウェーにおけるサーメ語・文化教育の現状(北サーメ語と南サーメ語の言語状況;基礎学校および後期中等教育に関する法におけるサーメ教育の位置付け;サーメ・ナショナル・カリキュラム;「基礎学校におけるサーメ語教育に関する統計」からの考察;基礎学校におけるサーメ教育;就学前教育におけるサーメ教育;後期中等教育におけるサーメ教育;高等教育におけるサーメ教育)
    第3章 ハットフェルダル・サーメ学校の設立と歴史的変遷(南サーメ地域のハットフェルダル;南サーメ地域にサーメ学校ができるまで;ハットフェルダル・サーメ学校の歴史的展開)
    第4章 ハットフェルダル・サーメ学校の現状と特徴―サーメ伝統文化継承への教育的戦略(ハットフェルダル・サーメ学校の新たな展開;「学校」としてのハットフェルダル・サーメ学校の意義)
  • 内容紹介

    「サーメ」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。サーメとは、スカンジナビア半島北部を中心に、トナカイ放牧で生活する少数先住民族のことである。サーメ語で「サプミ」と呼ばれる彼らの先住地域は、現代の国境でいえばノルウェー、スウェーデン、フィンランドの北欧三か国とロシアに分布し、現在居住している各国の「先住民族」として位置づけられている。
     他国の先住民族と同様、サーメもまた差別や抑圧に苦しめられた歴史をもつ。19世紀後半から約100年間続いた居住各国政府による同化ないし分離政策は、サーメの言語や文化、そして彼らのアイデンティティを奪い取っていった。近代化の思想が、原始的な狩猟採集やトナカイ放牧を生業とするサーメに対して「貧困」というレッテルを貼った。そして、サーメたち自身も、自らがサーメであることを否定するようになっていった。
     しかし戦後、北欧諸国はサーメに対する政策を180度転換し、先住民族としての権利を保障しはじめる。彼ら自身も、復権のための活動や民族文化を再評価する運動を起こしていった。そして21世紀に入ると、「僕たちは自身の民族性を誇ることのできる第一世代かもしれない」と言えるだけの若者が現れる。極北の自然環境のなかで育まれたサーメ独特の言語や文化は、いまや次世代に継承されつつある。
     本書は、このような若者を育む土壌の役割を果たした教育機関「サーメ学校」に焦点を当て、7年間のフィールドワークをもとに、その実態を描いたものである。そこでの教育内容は、トナカイ文化を中心に考案されており、実にユニークで魅力にあふれている! もちろん、学校が経営面で大きな困難に直面したこともあるし、いまも課題は山積みだ。しかし、それらを乗り越えるだけのタフさと、困難に耐えた先に見出される意義が、この学校には確かにあった!(はせがわ・のりこ)

    図書館選書
    差別と抑圧のもとで失われかけた「トナカイと共に生きる文化」。その再生と継承に大きな役割を果たした魅力いっぱいの教育実践!若者を育む役割を担う教育機関「サーメ学校」でのフィールドワークをもとにその実態を描く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    長谷川 紀子(ハセガワ ノリコ)
    約20年間の英語教師生活から、社会人大学院生として名古屋大学院、教育発達科学研究科に入学。2018年3月、博士後期課程卒業、博士号(教育学)を取得。現在、愛知工業大学、椙山女学園大学、ユマニテク短期大学、ユマニテク医療福祉大学校で非常勤講師として勤務。聖心女子大学特別研究員。研究専門領域:教育人類学、比較教育学、北欧教育学研究
  • 著者について

    長谷川紀子 (ハセガワノリコ)
    愛知工業大学、椙山女学園大学など4大学で非常勤講師を務める。聖心女子大学特別研究員。教育学博士(名古屋大学)。博士論文「ノルウェーにおけるサーメの言語教育と文化伝承―ハットフェルダル・サーメ学校に焦点をあてて」。

ノルウェーのサーメ学校に見る先住民族の文化伝承―ハットフェルダル・サーメ学校のユニークな教育 の商品スペック

商品仕様
出版社名:新評論
著者名:長谷川 紀子(著)
発行年月日:2019/07/10
ISBN-10:4794811284
ISBN-13:9784794811288
判型:A5
発売社名:新評論
対象:一般
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:306ページ
縦:22cm
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