「悪」と統治の日本近代―道徳・宗教・監獄教誨 [単行本]
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「悪」と統治の日本近代―道徳・宗教・監獄教誨 [単行本]
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「悪」と統治の日本近代―道徳・宗教・監獄教誨 [単行本]

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出版社:法蔵館
販売開始日: 2019/08/05
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「悪」と統治の日本近代―道徳・宗教・監獄教誨 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    近代日本は「悪」とどのように向き合ってきたのか―多様な「悪」の現実とそれへのまなざしを捉え、フーコー晩年の統治論に示唆を得た「自己の統治」という視座から描く、新しい思想史の試み。国民道徳と精神主義、犯罪と刑罰、死刑と監獄教誨の歴史など、イデオロギーと実践の両方から日本の「近代」と今日的課題に迫ろうとする果敢な挑戦!
  • 目次

    序 章 近代日本の統治と仏教

    第Ⅰ部 創られた規範――国民道徳の形成
     第Ⅰ部の概要と課題
     第一章 近代日本における国民道徳論の形成過程
         ――明治期の井上哲次郎にみる――
     第二章 一九〇〇年前後日本における国民道徳論のイデオロギー構造
         ――井上哲次郎と二つの「教育と宗教」論争にみる――

    第Ⅱ部 「悪」と宗教――清沢満之を中心に
     第Ⅱ部の概要と課題
     第三章 日清戦争前後の真宗大谷派教団と「革新運動」
         ――清沢満之「精神主義」の起原――
     第四章 清沢満之「精神主義」再考
         ――明治後半期の社会と「悪人の宗教」――

    第Ⅲ部 刑罰と宗教――監獄教誨の歴史
     第Ⅲ部の概要と課題
     第五章 「監獄教誨」の誕生
         ――明治一〇・二〇年代における刑罰と宗教――
     第六章 異端的教誨師と囚人たち
         ――明治三〇年代における「清沢的契機」――

    結 章 「悪」と統治の日本近代

    参考文献一覧
    あとがき
    索引
  • 出版社からのコメント

    近代日本において一様に捉えきれない多様な「悪」の姿と、それがどのように扱われたのかを、イデオロギーと実践の双方の面から描く
  • 内容紹介

    「悪」をめぐる“葛藤”の思想史!

    近代日本は「悪」とどのように向き合ってきたのか――。
    多様な「悪」の現実とそれへのまなざしを捉え、フーコー晩年の統治論に示唆を得た「自己の統治」という視座から描く、新しい思想史の試み。

    国民道徳と精神主義、犯罪と刑罰、死刑と監獄教誨の歴史など、イデオロギーと実践の両方から日本の「近代」と今日的課題に迫ろうとする果敢な挑戦。

    ****************************
    本書のタイトルは、「「悪」と統治の日本近代」である。なぜ「悪」と統治の組み合わせなのか、とくに説明の必要はないかもしれない。近代の統治権力が、基本的に他者の統治や矯正をめざすものである以上、その根拠となる善悪の規準や判断は、統治にとってとくに重要な意味をもつことになるだろう。つまり「悪」の観念と統治の実践は、相互に密接な関係にあり、ほとんど対の関係にあるといってよい。
    それでは近代の統治権力は、「悪」をどのように眼差し、その「悪」の統治=矯正という理想の達成をめざして、どのような試みを今日まで繰り返してきたのだろうか。一方「悪」とみなされた当の主体は、どのような生き方や改心を求められ、どれだけの主体がそれを実践したのか(またはしなかったのか)。あるいは逆に、自己の「悪」の省察が、どのようにして新たな主体形成を積極的に促すことになったのか。そして本来は統治権力とは異なる「悪」の観念を有していた仏教は、新しく誕生した近代の統治権力と、どのような関係(協調や対抗関係)を結ぶことになったのだろうか。
    本書では、近代日本で初めて「悪」を思想・哲学的に主題化し、そこからさらに近代における「自己の統治」のあり方を追求した清沢満之の「精神主義」、あるいはより直截的な統治の現場である監獄教誨の歴史を通して、そうした「悪」と統治の問題を考察してみたい。清沢満之の思想や監獄教誨の歴史は、近代日本社会の基調であった世俗主義の論理や視座からだけでは充分な研究が難しいのであって、ここでこそ、まさに近代仏教史研究の視座や知見が活かされるであろう。(「序章」より)
    ****************************

    図書館選書
    イデオロギーと実践双方から近代日本の多様な「悪」の姿とそれへの対応を読み、フーコー晩年の統治論に示唆を得た「自己の統治」の視座から近代日本と「悪」の葛藤を描く
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    繁田 真爾(シゲタ シンジ)
    1980年山口県生まれ。2002年早稲田大学第一文学部史学科卒業、2014年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。明星学園中学・高等学校教諭を経て、現在、日本学術振興会特別研究員(東北大学)。博士(文学)
  • 著者について

    繁田 真爾 (シゲタ シンジ)
    繁田 真爾(しげた しんじ)1980年山口県生まれ。2002年早稲田大学第一文学部史学科卒業、2014年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。明星学園中学・高等学校教諭を経て、現在、日本学術振興会特別研究員(東北大学)。博士(文学)。主な論文に、「吉田久一――近代仏教史研究の開拓と方法――」(オリオン・クラウタウ編『戦後歴史学と日本仏教』法藏館、2016年)、「方法としての〈清沢満之〉の可能性――「悪」と近代への問い――」(『現代と親鸞』第35号、2017年)など。

「悪」と統治の日本近代―道徳・宗教・監獄教誨 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法藏館 ※出版地:京都
著者名:繁田 真爾(著)
発行年月日:2019/07/25
ISBN-10:4831855588
ISBN-13:9784831855589
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:368ページ ※361,7P
縦:22cm
厚さ:3cm
重量:655g
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