中所得国の罠と中国・ASEAN [単行本]
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中所得国の罠と中国・ASEAN [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2019/07/31
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中所得国の罠と中国・ASEAN [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はしがき

    第1部 中所得国の罠の課題と理論

    第1章 「中所得国の罠」論の登場
     1-1 中所得段階の成長過程
     1-2 開発経済学における「中所得国の罠」論の位置づけ
     1-3 「中所得国の罠」に関する3つの捉え方
     1-4 先行研究から見えてくる論点・課題

    第2章 中所得国の罠についての理論的枠組み
     2-1 経済発展段階論
     2-2 要素賦存状況の変化と中所得国の罠
     2-3 キャッチアップ型工業化:雁行型発展の示唆と脱工業化の問題
     2-4 経済発展と制度要因:制度の罠と発展の罠
     2-5 結語と残された課題

    第3章 中所得段階での成長鈍化と早期脱工業化
     3-1 世界銀行による所得分類
     3-2 世界銀行基準に準拠した長期的所得区分の作成
     3-3 中所得国の成長性に関する考察
     3-4 先進諸国における脱工業化過程
     【コラム】脱工業化とボーモルのコスト病
     3-5 おわりに

    第4章 FDI主導型成長と持続的発展の条件
     4-1 外国の資本・技術・経営ノウハウの導入チャネル
     4-2 技術吸収能力・社会能力
     【コラム】後発性の利益と社会能力:日本と韓国の話
     4-3 外国直接投資の効果
     4-4 FDI依存度と中所得国の罠
     4-5 おわりに

    第5章 アジア工業化と経済発展
     5-1 東アジアの重層的発展:日本発の発展過程と現段階
     5-2 東アジアでの工業化波及メカニズムとその要因:雁行形態論とフラグメンテーション理論
     【コラム】アジアダイナミズムへのASEAN諸国の合流過程
     5-3 アジアダイナミズムとメコン河流域諸国の発展
     5-4 おわりに

    第2部 北東アジアの経験が示唆するもの

    第6章 日本経済の発展経験
     6-1 日本経済の発展過程:時期区分
     【コラム】高度成長期の立役者:経世済民の経済学者と名宰相
     6-2 欧米へのキャッチアップと発展諸段階の要因
     6-3 結びに代えて:日本の発展からの示唆

    第7章 韓国の経済発展:科学技術力強化過程を中心に
     7-1 イノベーションにおける科学技術の位置づけ
     7-2 韓国の科学技術強化政策の変遷
     【コラム】韓国の外国資本導入と経済発展
     7-3 韓国の科学技術力の評価
     【コラム】国際市場における技術的パフォーマンス
     7-4 韓国の科学技術力強化戦略からの示唆
     7-5 まとめ

    第3部 中所得国の罠が回避できるか:中国とASEANの発展と展望

    第8章 中国経済の発展過程と現段階:中所得国の罠に関して
     8-1 中国経済の発展過程・構造変化と現段階
     8-2 中国経済の発展成果と成長要因
     8-3 中国の持続的発展課題:要素市場と技術革新
     8-4 おわりに
     【コラム】中国が進める一帯一路政策

    第9章 高位中所得国としてのタイとマレーシア:外資主導型発展の功罪
     9-1 タイとマレーシアにおける経済成長と直接投資流入の動向
     9-2 マレーシア,タイにおける工業化政策の変遷と外資導入の位置づけ
     9-3 通貨危機後の経済動向と今後の発展戦略
     【コラム】人口動態が経済発展に与える影響:人口ボーナスから人口オーナスへ
     9-4 おわりに

    第10章 低位中所得国のインドネシアとフィリピン:非工業化型の発展は持続可能か?
     10-1 インドネシアとフィリピンにおける経済発展状況:通貨危機まで
     10-2 2000年代の経済動向
     10-3 非工業化型成長の持続性:インドネシアとフィリピンの発展戦略の方向性
     【コラム】国内消費を支える海外労働者送金

    第11章 ベトナム経済:要素市場と持続的発展の課題
     11-1 ドイモイのフェーズIとその成果:1986-2006年
     11-2 2007年以降のドイモイフェーズIIとその課題:要素市場の低発達
     11-3 ベトナム経済の現段階と長期展望
     11-4 おわりに
     【コラム】北朝鮮がベトナムの経済改革に学ぶ話について

    参考文献
    人名索引
    事項索引
  • 内容紹介

    発展途上国から中所得国へ、そして高所得国に向かう中国・ASEANは果たして「中所得国の罠」に嵌ることなく発展できるだろうか。

    「中所得国の罠」とは、自国経済が中所得国のレベルで停滞し、先進国(高所得国)入りがなかなかできない状況をいう。中所得国の仲間入りを果たした後の各国は、果たして先進国入りができるのか。日本・韓国の経験を踏まえて、中国・タイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ベトナムの課題と可能性を問う。
  • 著者について

    トラン・ヴァン・トウ
    トラン・ヴァン・トウ(Tran Van Tho) 
    ベトナム生まれ. 高校卒業後, 国費留学生として来日. 一橋大学経済学博士. 日本経済研究センターや桜美林大学を経て, 現在, 早稲田大学社会科学総合学術院教授, ベトナム首相経済諮問委員, 瑞宝小綬章受章. 著書:『産業発展と多国籍企業』(東洋経済新報社, 1992年, アジア太平洋賞受賞), 『東アジア経済変動とベトナムの工業化』(ベトナム語, Chinh tri Quoc gia 出版社, 2005年, 優良図書賞受賞), 『ベトナム経済の新展開』(日本経済新聞社, 1996年), 『ベトナム経済発展論』(勁草書房, 2010年), 『時間ショックとベトナム経済』(ベトナム語, Tri thuc 出版社, 2015年, 優良図書賞受賞), 『最新アジア経済と日本』(共著, 日本評論社, 2001年), 『ASEAN経済新時代と日本』(編著, 文眞堂, 2016年), 『東アジア経済と労働移動』(共編著, 文眞堂, 2015年)ほか.

    苅込 俊二 (カリコミ シュンジ)
    苅込 俊二(かりこみ しゅんじ) 
    千葉県生まれ. 早稲田大学商学研究科修了後, 富士総合研究所入社. アジア経済研究所, 財務省財務総合政策研究所, みずほ総合研究所, 早稲田大学などを経て, 現在, 帝京大学経済学部准教授. 早稲田大学博士(社会科学). 著書:『巨大経済圏アジアと日本』(共著, 毎日新聞社, 2010年), 『全解説ミャンマー経済』(共著, 日本経済新聞社出版, 2013年), 『図解 ASEANの実力を読み解く』(共著, 東洋経済新報社, 2014年), 『メコン地域開発とアジアダイナミズム』(共編著, 文眞堂, 2019年).

中所得国の罠と中国・ASEAN [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:トラン ヴァン トウ(著)/苅込 俊二(著)
発行年月日:2019/07
ISBN-10:4326504587
ISBN-13:9784326504589
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:経済・財政・統計
言語:日本語
ページ数:272ページ
縦:22cm
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