わたしのいるところ(新潮クレスト・ブックス) [全集叢書]

わたしのいるところ(新潮クレスト・ブックス) [全集叢書] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  歩道で、仕事場で、トラットリアで、広場で、クリニックで、本屋で、美術館で、スーパーで、海で、レジで、文房具店で、バールで、母の家で、駅で…。生まれ育ったローマと思しき町に暮らす４５歳の「わたし」。５年暮らした恋人ともとうに別れ、一人住まいの老母を気にかけながら、大学の講師をしている。誰といても、なじみのどんな場所にいても、親しい道連れのようについてくる孤独。けれどもある日、その孤独が、彼女の背中を押す―。エッセイ『べつの言葉で』につづいて、ジュンパ・ラヒリが自ら選んだイタリア語で書きあげた、初めての長篇小説。

• 出版社からのコメント

  歩道で、本屋で、バールで、美術館で、彼の家で、駅で……孤独とともに生きる女の姿を46の場面で描きだすラヒリ初のイタリア語長篇

• 内容紹介

  「孤独はわたしそのもの。孤独に動かされてわたしは書いてきた」――ジュンパ・ラヒリ。歩道で、仕事場で、本屋で、バルコニーで、ベッドで、海で、文房具店で、彼の家で、駅で……。ローマと思しき町に暮らす45歳の独身女性、身になじんだ彼女の居場所とそれぞれの場所にちりばめられた彼女の孤独、その旅立ちの物語。大好評のエッセイ『べつの言葉で』につづく、イタリア語による初の長篇小説。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  ラヒリ,ジュンパ(ラヒリ,ジュンパ／Lahiri,Jhumpa)
  １９６７年、ロンドン生まれ。両親ともカルカッタ出身のベンガル人。２歳で渡米。大学、大学院を経て、９９年「病気の通訳」でＯ・ヘンリー賞、同作収録の『停電の夜に』でピュリツァー賞、ＰＥＮ／ヘミングウェイ賞、ニューヨーカー新人賞ほか受賞。２００３年、長篇小説『その名にちなんで』発表。０８年刊行の『見知らぬ場所』でフランク・オコナー国際短篇賞を受賞。１３年、長篇小説『低地』を発表。家族とともにイタリアに移住し、１５年、イタリア語によるエッセイ『べつの言葉で』を発表
  
  中嶋 浩郎(ナカジマ ヒロオ)
  １９５１年、松本生まれ。東京大学教育学部卒業。フィレンツェ大学留学。フィレンツェ大学講師を経て現在広島在住。著書・訳書多数

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