越中おわら風の盆の空間誌-〈うたの町〉からみた近代 [単行本]
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越中おわら風の盆の空間誌-〈うたの町〉からみた近代 [単行本]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2019/08/10
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越中おわら風の盆の空間誌-〈うたの町〉からみた近代 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    毎年九月はじめに富山県八尾町で行われる民謡行事「おわら風の盆」は秋の風物詩として知られる。地域の人びとが伝えてきたうたや踊りは、ジャンルや町の境界を越えたさまざまな動きと連動していた。うたをめぐる文化は20世紀前半の日本という文脈の中でどのような展開をみせたのか。“うたの町”八尾に足場をおいて近代の過程を空間誌として描き出す。
  • 目次

    序 章 越中八尾とおわら風の盆──〈うたの町〉とはどこか
     1 〈うたの町〉という空間
     2 ナショナル・エリートの構想としての民謡と近代
     3 民間における近代的民謡の出現
     4 研究の目的と方法
     5 本書の構成

    第1章 文化政策の転換──『俚謡集』成立過程をたどる
     1 明治政府の文化統制
     2 童話伝説俗謡等の全国調査
     3 通俗教育と文芸委員会
     4 うたの〈方言〉化
     5 言語空間の再編成

    第2章 〈豊年踊〉の誕生──共進会のおわらと八尾町のおわら
     1 おわらの古層──不定形の練り廻り習俗と二百十日
     2 〈豊年踊〉
     3 富山県主催一府八県連合共進会
     4 転換装置としての共進会──裏日本からの脱却を目指して
     5 臨海地域の開発と「富山踊」における海のイメージ
     6 〈特産品〉としての地域芸能
     7 博覧会的空間への親和と反発
     8 手がかりとしての「かっぽれ」
     9 「群れる」と「見せる」のあいだ──来たるべき時代の居場所を求めて

    第3章 演唱空間の開拓──全国民謡大会開催をめぐって
     1 八尾町のおわら、東京へ
     2 ホールへの視座
     3 安来節の興行路線──寄席から劇場へ
     4 追分節の東京進出
     5 後藤桃水による「準備工作」──追分節から民謡の普及ヘ
     6 錦輝館
     7 和強楽堂
     8 神田の青年会館と全国民謡大会
     9 民謡の演唱空間を拓く

    第4章 歌詞創作と近代詩運動──新たな郷土の姿
     1 富山における近代詩運動の興隆
     2 近代詩運動接触以前のおわらの文芸的側面
     3 『おわらぶし』──詩の擬態としての「民謡短章」
     4 小谷惠太郎──近代詩運動とおわらの接点
     5 「民謡おわらの街」へ
     6 美しき〈辺境〉の入口

    第5章 〈新踊〉の創造──郷土芸術とジェンダー
     1 昭和に生まれた〈新踊〉
     2 〈女踊〉──「すい」な情緒の実現と「見せる」身体性の前景化
     3 〈男踊〉──郷土と青年
     4 興行路線とは一線を画す
     5 越中八尾民謡おわら保存会女児部
     6 童謡舞踊を郷土芸術の糧に
     7 空間のジェンダー的再編成

    第6章 おわらの総合プロデュース──越中八尾民謡おわら保存会の活動
     1 保存会ことはじめ
     2 創設にたずさわった人びと
     3 町外の有力者や文化人の参加
     4 組織構成にみる特質と構想
     5 歌詞募集
     6 「民謡おわらの街」のイメージ創出と空間演出
     7 夢の事業計画と戦争の影
     8 おわら情緒の浸透を目指して

    第7章 戦時下のおわら──慰問から地方文化運動へ
     1 「明暗の境地」
     2 歌詞創作・募集事業の変化
     3 翁久允──〈うたの町〉と文士をとりもつ仲介者
     4 おわら歌詞の選者として──「情緒」と「世界的田舎者」
     5 さらなる高尚化と認知の追求
     6 地方文化運動
     7 〈うたの町〉の強靱さ

    終 章 おわら風の盆の半世紀に耳を澄ます

    文献および資料
    あとがき
    人名・事項索引
  • 出版社からのコメント

    行為とコンテクストが相互作用する場へ――「伝統」を解きほぐし、音楽・文学・社会を横断する濃密な文化地理学
  • 内容紹介

    行為とコンテクストが相互作用する場へ
    「伝統」を解きほぐし、音楽・文学・社会を横断する濃密な文化地理学

    毎年9月はじめに富山県八尾町で行われる民謡行事「おわら風の盆」は秋の風物詩として知られる。地域の人びとが伝えてきたうたや踊りは、ジャンルや町の境界を越えたさまざまな動きと連動していた。うたをめぐる文化は20世紀前半の日本という文脈の中でどのような展開をみせたのか。〈うたの町〉八尾に足場をおいて近代の過程を空間誌として描き出す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    長尾 洋子(ナガオ ヨウコ)
    1970年生まれ。1997年ロンドン大学大学院修士課程修了(開発学修士)。1998年お茶の水女子大学大学院修士課程修了(人文科学)。2018年博士(学術)(総合研究大学院大学)。現在、和光大学表現学部教授。専門、文化地理学
  • 著者について

    長尾 洋子 (ナガオ ヨウコ)
    2019年8月現在 和光大学表現学部教授

越中おわら風の盆の空間誌-〈うたの町〉からみた近代 の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:長尾 洋子(著)
発行年月日:2019/08/10
ISBN-10:4623085287
ISBN-13:9784623085286
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:333ページ ※328,5P
縦:22cm
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