ソビエト・ミルク―ラトヴィア母娘の記憶 [単行本]
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ソビエト・ミルク―ラトヴィア母娘の記憶 [単行本]

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出版社:新評論
販売開始日: 2019/09/18
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ソビエト・ミルク―ラトヴィア母娘の記憶 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ソ連体制下に生きて自由を求めた母娘の行く末は―。バルトの道、ベルリンの壁崩壊を経て、独立へ向かう道のりをたどる、知られざるラトヴィアのベストセラー小説、初の邦訳!
  • 内容紹介

     ラトヴィアは、医師全体に占める女医の比率(7割超)と教育機関における女性管理職の比率(8割超)で、OECD(経済協力開発機構)加盟国中でもトップの座にある。この物語の核をなす母親もまた、産婦人科医として生命の誕生に携わる現場に身をおいている。
     ソビエト体制下の閉塞感に追い詰められていく母親は、出産直後の娘に乳を与えなかった。その傍らで祖父母は孫娘を養育しながら、密かに語り聞かせる――「かつてラトヴィアという国があったのだよ」
     「母」と「娘」という、名前の与えられていない二人の語り手は、交互にリレーをしながら繊細にたゆたう関係を紡ぎあい、それぞれの葛藤をひもといていく。そこにわずかに登場する男たちの存在感は、断片的なものにすぎない。そもそも生命と記憶は、母から娘へと継承されるものだというかのように。
     物語にインパクトを与えるのが、キリストを思わせるイェセと正教会の聖人セラフィムにちなんだ名をもつ人物であり、いわばオーウェル『一九八四年』のウィンストン・スミスである。ソビエト時代の人々はまた、アメリカのカウンターカルチャー、ブレジネフの死、チェルノブイリの原発事故、そしてベルリンの壁崩壊という、20世紀後半をガタガタと揺るがした出来事を肌身で切実に感じとっていた。物語は極めて個人的な母娘の関係を軸としながら、「人生は生まれた時代と場所で決まる」という普遍性を兼ね備え、同時にラトヴィアの森や暮らしの匂いも漂わせる。
     本作は、“We, Latvia, 20th century”をテーマに現代作家たちが取りかかった小説シリーズの一作である。2015年に出版されて本国で記録的なベストセラーとなった。著者は本作を、女医であった実の母に捧げるものであるとともに、もし自分が出産を経験していたならばこれを書くことはなかっただろうとも述べている。原題M?tes piensの直訳は、すばり『母乳』。(くろさわ・あゆみ 翻訳家)

    図書館選書
    緊張緩和から共産圏崩壊にかけての時代を、ひと組の母と娘の物語を通じて圧倒的迫力で描き出す、ラトヴィア文学の傑作!2015年に出版されて本国で記録的なベストセラーとなる。4/19 NHK「おはよう日本」にて紹介
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    イクステナ,ノラ(イクステナ,ノラ/Ikstena,Nora)
    1969年~。リガ生まれの現代ラトヴィアを代表する小説家。ラトヴィア大学、コロンビア大学にて学び、ラトヴィア出身の文化人らの評伝ほか短編や随筆多数。1998年発表のDz〓ves svin〓〓ana(「人生礼賛」)にて長編小説デビュー

    黒沢 歩(クロサワ アユミ)
    ラトヴィア大学文学部ラトヴィア文学修士。ラトヴィア語講師
  • 著者について

    ノラ・イクステナ (ノラ イクステナ)
    Nora IKSTENA(1969~)リガ生まれの現代ラトヴィアを代表する小説家。ラトヴィア大学、コロンビア大学にて学び、ラトヴィア出身の文化人らの評伝ほか短編や随筆多数。1998年発表の(『人生礼賛』未邦訳)にて長編小説デビュー。

    黒沢 歩 (クロサワアユミ)
    翻訳家。モスクワ留学を経て、1993年、リーガに日本語教師として渡った後、1997年、ラトヴィア大学にてラトヴィア文学修士号取得。ラトヴィア語通訳および翻訳を始める。2000年に開設された在ラトヴィア日本大使館勤務を経て、2006年よりラトヴィア大学現代言語学部日本語講師を務める。2009年、帰国。著書に『木漏れ日のラトヴィア』(新評論、2004)、『ラトヴィアの蒼い風』(新評論、2007)、翻訳書に『ダンスシューズで雪のシベリアへ』(新評論、2014)がある。

ソビエト・ミルク―ラトヴィア母娘の記憶 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:新評論
著者名:ノラ イクステナ(著)/黒沢 歩(訳)
発行年月日:2019/09/20
ISBN-10:4794811330
ISBN-13:9784794811332
判型:B6
発売社名:新評論
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:266ページ
縦:19cm
その他: 原書名: M〓TES PIENS〈Ikstena,Nora〉
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