「生類憐みの令」の真実 [単行本]
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「生類憐みの令」の真実 [単行本]

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出版社:草思社
販売開始日: 2019/09/19
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「生類憐みの令」の真実 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「生類憐みの令の全貌」が初めて明らかに。徳川五代将軍綱吉は、二十数年もの間、生類憐みの令を出し続けた。犬、馬から、鳥、魚介類、虫まで、あらゆる動物への慈愛を説き、その理念と実践を人々に強要したが、彼はなぜ、そこまで過剰な行為に走ったのか?個人的な願望をこれほど赤裸々に表明し、周囲に強要し続けた将軍は、歴代将軍で綱吉しかいない。生類憐みの全法令をつぶさに検証し、綱吉の心の闇に迫る。
  • 目次

    第一章 生類憐みの令はいつ始まったのか

    1 嵐の発端、「浅草寺門前町、犬殺し事件」
    2 「生類憐み的志向」と「生類憐みの令」の違い
    3 江戸城台所での「鳥・魚介類料理」が禁止される
    4 「祈禱による懐妊」を信じた綱吉

    第二章 僧隆光は、生類憐みの令を進言したのか

    1 生類憐みの令は「祈禱僧が進言したもの」とする諸説
    2 「隆光による進言説」に反論する僧・学者たち
    3 生類憐みの令が始まる数年前の、隆光と綱吉の接点

    第三章 生類憐みの令、発令される

    1 貞享三年七月、犬の「車による事故防止」と「養育令」
    2 隆光の日記に「生類憐みの令」が出てこない不思議
    3 多発する「主なし犬」の交通死亡事故
    4 アヒル、ハト、猫の交通事故は重罪で、人身事故は軽罪
    5 「主なし犬も養いなさい」「いなくなった犬は探しなさい」
    6 続発する「捨て犬事件」と、伊勢神宮の犬問題
    7 「犬同士が喧嘩をしたら、水をそそいで、分けなさい」
    8 犬医者大繁盛。薬は何を使ったか

    第四章 牛、馬、鳥、魚介、虫…連発される禁令

    1 「捨て牛馬」の禁止令と、過酷きわまる処罰
    2 「生きた鳥、魚介、亀」の売買・飼い置きの禁止
    3 「虫」の売買・買い置きの禁止
    4 愛娘「鶴姫」のための、鶴愛護令
    5 俳人・宝井其角の、巧みな生類憐み批判

    第五章 馬憐み令

    1 綱吉が最も愛したのは「馬」だった
    2 「馬のもの言い事件」の犯人追跡への執念
    3 綱吉の異名、「右馬頭」に疑問を呈した「唐犬」権兵衛
    4 晩年、馬憐み令を連発

    第六章 「捨て子」の養育令・禁止令は、生類憐みの令なのか

    1 歴史教科書が評価する、綱吉の「捨て子保護」
    2 「生類」に「人」は含まれているのか
    3 多くの捨て子を養い続けた老中・阿部忠秋
    4 「金銭付きで養子をもらい、捨てる」事件への厳罰
    5 元禄三年、江戸時代初の「捨て子禁止令」
    6 捨て子がなくならなかった理由

    第七章 徳川光圀の生類憐み

    1 世継ぎをめぐる綱吉との確執
    2 光圀は綱吉に「犬の皮」を贈り、生類憐みを諫めたか
    3 綱吉に隠居を命じられた光圀が残した詩
    4 光圀の方がよほど生類愛護家だった

    第八章 「聖人君主」への道

    1 「鳥、獣、魚…には、それぞれ住むべき場所がある」
    2 「釈迦の慈悲」と「孔子の仁愛」の融合こそ、生類憐みの令
    3 江戸城のお堀で魚を獲った町人九人、全員死罪
    4 儒仏に、清めの「神道」が加わり、生類憐みの令完成

    第九章 「トビとカラスの巣払い令」とは何か

    1 なぜトビとカラスの巣を払うのか
    2 紅葉山のカラス、島流しされる
    3 「綱吉の御頭にカラスの糞」
    4 江戸城と将軍家霊廟の聖域化
    5 なぜ愛宕山だけが巣払いの対象から外れたか
    6 江戸城で「ハトの糞」が忌避された理由
    7 動物たちを「元いた場所」へ

    第十章 中野犬小屋時代

    1 始まりは、病犬のための「喜多見犬小屋」
    2 犬の超過密都市、江戸。四谷、大久保、中野に犬小屋建設
    3 綱吉への反逆。千住街道、犬の磔事件
    4 相次ぐ犬殺し、捨て犬事件
    5 犬や馬殺しを防ぐための「大酒飲み禁止令」
    6 酒に酔って犬に脇差を向け、磔になった男の墓碑
    7 病死で減り続ける犬小屋の犬
    8 各藩の江戸屋敷の犬が次々と国元へ
    9 町中の「残り犬」と、よそからの「来り犬」への対応
    10 幕府、犬小屋の犬を近郊の百姓に預ける

    終章 それぞれの終焉

    1 赤穂城引き渡しの時、城に犬は何匹いたか?
    2 元禄大地震、鶴姫死去、利根川氾濫、桂昌院死去、富士山噴火、京都御所炎上…
    3 鳥を隠れて飼う者を、土蔵、穴蔵、押入、物置まで捜索
    4 綱吉、最後の生類憐みの令。そして、はしかに倒れる
    5 綱吉の遺言に、遺された者たちは…
    6 中野犬小屋始末
    7 隆光の蹴鞠熱と、失意の江戸退去
    8 柳沢吉保の側室、町子にとっての綱吉
    9 綱吉の側室、お伝の方(瑞春院)、吉保に反論
    10 吉保が記した反省の弁と、吉宗の書き換え命令
  • 内容紹介

    将軍綱吉は、動物を愛していなかった──
    「生類憐みの令の全貌」が初めて明らかに。

    徳川五代将軍綱吉は、二十数年もの間、生類憐みの令を出し続けた。
    犬、馬から、鳥、魚介類、虫まで、あらゆる動物への慈愛を説き、その理念と実践を人々に強要したが、
    彼はなぜ、そこまで過剰な行為に走ったのか?
    個人的な願望をこれほど赤裸々に表明し、周囲に強要し続けた将軍は、歴代将軍で綱吉しかいない。
    生類憐みの全法令をつぶさに検証し、綱吉の心の闇に迫る。

    <内容より>
    ●犬を実際可愛がった形跡は、史料上1件しかない
    ●将軍になるまでの肩書は「右馬うまの頭かみ」。馬を「自分の分身」として溺愛した
    ●鶴の保護令は、動物愛護ではなく、娘の「鶴姫」可愛さで出した法律
    ●同時代のライバル、徳川光圀の方がよっぽど動物愛護家
    ●中野犬小屋は、犬の楽園どころか正反対の空間だった
    ●綱吉政権下で起こった赤穂事件。赤穂城引渡しの時、城に犬は何匹いた?
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    仁科 邦男(ニシナ クニオ)
    1948年東京生まれ。70年、早稲田大学政治経済学部卒業後、毎日新聞社入社。下関支局、西部本社報道部、『サンデー毎日』編集部、社会部などを経て2001年、出版担当出版局長。05年から11年まで毎日映画社社長を務める。名もない犬たちが日本人の生活とどのように関わり、その生態がどのように変化してきたか、文献史料をもとに研究を続ける。ヤマザキ動物看護大学で「動物とジャーナリズム」を教える(非常勤講師)
  • 著者について

    仁科 邦男 (ニシナ クニオ)
    仁科 邦男(にしな・くにお)
    1948年東京生まれ。70年、早稲田大学政治経済学部卒業後、毎日新聞社入社。下関支局、西部本社報道部、『サンデー毎日』編集部、社会部などを経て2001年、出版担当出版局長。05年から11年まで毎日映画社社長を務める。名もない犬たちが日本人の生活とどのように関わり、その生態がどのように変化してきたか、文献史料をもとに研究を続ける。ヤマザキ動物看護大学で「動物とジャーナリズム」を教える(非常勤講師)。著書に『九州動物紀行』(葦書房)、『犬の伊勢参り』(平凡社新書)、『犬たちの明治維新 ポチの誕生』『犬たちの江戸時代』『西郷隆盛はなぜ犬を連れているのか』(いずれも草思社)がある。

「生類憐みの令」の真実 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:仁科 邦男(著)
発行年月日:2019/09/24
ISBN-10:4794224133
ISBN-13:9784794224132
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:303ページ
縦:19cm
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