雅楽のコスモロジー-日本宗教式楽の精神史 [単行本]
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雅楽のコスモロジー-日本宗教式楽の精神史 [単行本]

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出版社:法蔵館
販売開始日: 2019/10/17
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雅楽のコスモロジー-日本宗教式楽の精神史 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    仏が奏で、神が舞う。一四〇〇年にわたり王権を支える儀礼式楽として続いてきた日本の雅楽。天王寺舞楽の伝承者でもある著者が、雅楽を通して日本固有の宗教コスモロジーを探索する。
  • 目次

    序 雅楽のコスモロジー

    一、「雅楽」と祭政
       「雅楽」の語の初出は『論語』
    仏教より前に広く受容された儒教
     
    二、日本人の宗教的心性の根底――アニミズム
       霊威あるエネルギーが宿るものはなんでもカミ
       「まつり」はカミのご接待
       古代天王は祭祀王
       神事歌舞の発祥はアメノウズメの神懸かり
       日本芸能の基層にある呪的なタマフリ
       
    三、仏教の導入と外来音楽――聖徳大師が結びつけた仏教と「伎楽」
       ホトケも最初は外来のカミ
       日本の宗教芸能の流れを決めた聖徳太子

    四、東大寺大仏開眼供養会の意義――聖徳太子の仏教音楽理念の実現
       律令国家は「雅楽寮」で音楽を管理
       東大寺大仏開眼供養会は日本雅楽の成立前夜祭
       プレ雅楽芸能は百花繚乱

    五、雅楽のコスモロジーの端緒としての八幡神
       悟りを目指す日本の神々
       神仏習合を先導する八幡神

    六、日本の雅楽の形成
       日本の雅楽は平安時代にクリエイトされた
       神聖な天皇や高位貴族も雅楽プレーヤー

    七、浄土思想と雅楽
       空海の密教と御霊会も雅楽形成の背景
       平安朝廷ではケガレ忌避が強まった
       ケガレ忌避観念が浄土を求める
       浄土でも響くケガレなき雅楽

    八、往生伝と往生講式――音楽成仏思想
       極楽往生の際に聞こえる雅楽
       雅楽は極楽往生の因となるか
       催馬楽を歌っても極楽往生
       悟りの立場からはどんな音楽でも成仏可能
     
    九、内侍所御神楽儀――神道的エートスの核
       御神楽儀は宮中の秘儀
       仏教救済の平等原則と高等神話の系統主義は並び立つのか
       大乗仏教が極まれば神祇不拝となる

    十、楽所と楽家の成立と盛衰――近代までの雅楽伝承者
       平安時代に内裏の中に雅楽楽団(大内楽所)が設置された
       四天王寺には聖徳太子以来の楽団(天王寺楽所)が存続

    十一、神仏習合と雅楽の風景――中世・近世の雅楽のコスモロジー
       舞楽が彩る石清水八幡宮での仏教法会(放生会)
       天野社や嚴島神社での華やかな舞楽法要
       本地垂迹と春日曼荼羅が育む南都楽人の信仰
       雅楽は武家時代の皇室と衰微を共にする
       江戸幕府に支えられる雅楽の伝承

    十二、神仏分離と国家神道――「近代」雅楽への変異
       江戸時代を通じて準備された神仏分離の基盤
       日本宗教のコスモロジーへの深刻な影響
       引き裂かれる機内の雅楽ネットワ―ク
      「楽部」における「近代」雅楽の形成
       歪められた「雅楽のコスモロジー」とその回復
       
    雅楽年表
    あとがき
    索引
  • 出版社からのコメント

    1400年、王権を支える儀礼式楽として続いてきた日本の雅楽。天王寺舞楽の伝承者である著者が、日本宗教のコスモロジーを探る。
  • 内容紹介

    仏が奏で、神が舞う!
    1400年にわたり神仏のせめぎあいのなかで、王権を支える儀礼式楽として続いてきた日本の雅楽。天王寺舞楽の伝承者である著者が、雅楽の精神史を通して、日本固有の宗教コスモロジーを探索する。



    【目次】
    序 雅楽のコスモロジー
    一、「雅楽」と祭政
    二、日本人の宗教的心性の根底――アニミズム
    三、仏教の導入と外来音楽――聖徳大師が結びつけた仏教と「伎楽」
    四、東大寺大仏開眼供養会の意義――聖徳太子の仏教音楽理念の実現
    五、雅楽のコスモロジーの端緒としての八幡神
    六、日本の雅楽の形成
    七、浄土思想と雅楽
    八、往生伝と往生講式――音楽成仏思想
    九、内侍所御神楽儀――神道的エートスの核
    十、楽所と楽家の成立と盛衰――近代までの雅楽伝承者
    十一、神仏習合と雅楽の風景――中世・近世の雅楽のコスモロジー
    十二、神仏分離と国家神道――「近代」雅楽への変異
    雅楽年表/あとがき/索引
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小野 真龍(オノ シンリュウ)
    1965年、大阪木津の願泉寺に生まれる。幼少より四天王寺「聖霊会の舞楽」の童舞の舞人を務め、天王寺楽人の道へ。京都大学文学研究科博士課程(宗教学)を修了。宗教哲学の研究で京都大学博士(文学)となり、2008年より2016年まで相愛大学人文学部特任准教授を務める。他方、雅楽演奏者としても研鑽を積み、1993年より天王寺舞楽を伝承する雅亮会の会員となり、聖霊会をはじめとする四天王寺の由縁の舞台や、住吉大社、巖島神社をベースに、雅楽演奏・演舞活動を行う。またフェスティバルホールでの雅亮会の定期演奏会にも毎年参加し、ヨーロッパ各国での海外演奏経験も豊富である。雅亮会の後継者育成機関や、相愛大学、浄土真宗本願寺派勤式指導所等で雅楽実技を指導している。現在は、浄土真宗本願寺派願泉寺住職、天王寺舞楽協会常任理事、雅亮会副理事長(2019年12月より)。京都大学大学院や龍谷大学大学院で、雅楽の背景をなす日本思想や、仏教音楽論、宗教儀礼論を講じている。主な著書に『ハイデッガー研究』(京都大学学術出版社:日本宗教学会受賞)などがある
  • 著者について

    小野 真龍 (オノ シンリュウ)
    1965年、大阪生まれ。幼少より四天王寺「聖霊会の舞楽」の童舞の舞人を務め、天王寺楽人の道へ。京都大学文学研究科博士課程(宗教学)終了。宗教哲学の研究で京都大学博士(文学)となり、2008年より2016年まで相愛大学人文学部特任准教授を務める。 他方、聖霊会をはじめとする四天王寺の舞台や、住吉大社、嚴島神社、ヨーロッパ各国での雅楽演奏・演舞活動を行ない、雅亮会の後継者育成機関や、相愛大学、浄土真宗本願寺派勤式指導所などで雅楽実技を指導している。 現在は、浄土真宗本願寺派願泉寺住職、天王寺舞楽協会常任理事、雅亮会副理事長。京都大学大学院や龍谷大学大学院で、雅楽の背景をなす日本思想や、仏教音楽論、宗教儀礼論を講じている。 主な著書・論文:『ハイデッガー研究』(京都大学学術出版社:日本宗教学会賞)、「西谷啓治とアリストテレス」「浄土真宗の儀礼観と音楽」「仏教儀礼論の端緒――E.カッシーラー、T.アサドを手掛かりに」「天王寺舞楽~浪速に残る最古の古典芸能」ほか。

雅楽のコスモロジー-日本宗教式楽の精神史 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法藏館 ※出版地:京都
著者名:小野 真龍(著)
発行年月日:2019/10/10
ISBN-10:4831862568
ISBN-13:9784831862563
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:仏教
言語:日本語
ページ数:251ページ ※246,5P
縦:19cm
厚さ:2cm
重量:320g
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