里山奇談 あわいの歳時記 [単行本]

里山奇談 あわいの歳時記 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  家族で帰省中の母親に突如襲いかかる、歯の根が合わないような寒気。初夏なのに、なぜ。幼い娘の奇妙な言葉の意味は？（「震々」）。渓流釣りの最中ふと見かけた、風景をかすませ、ゆるゆると移動する蚊柱のような何か。民宿の主人が話してくれた祖母の話とは…。（「ヤマンボウサマ」）。子どものころ神隠しに遭ったと噂の、近所にいたおじさん。夕暮れの道で少年が出会ったのは、土塊をむさぼるおじさんの異様な姿だった。（「ジコーさんのこと」）。自然公園で生き物観察中に夕立に遭遇し、四阿で休んでいると出会った、少年と白い犬が寄り添う微笑ましい姿。しかし奇妙なことに気づいてしまい…（「雨宿り」）。

• 内容（「BOOK」データベースより）

  春（桜祭りの帰り；山の女神の為しごと；速くて黒い影；春の野歩き；坂道；震々；ヤマンボウサマ；流れる砂；ランドセル；稲につく虫、女につく虫）；夏（茶摘みの裏で；おしらさま；がりがりがり；雨宿り；ユスラウメ；たけくやさしき；蛇のすむ島；釣り人談義；みているもの）；秋（ジコーさんのこと；おおいおおい；風の抜ける荒地；呼ぶ崖；横切る蛇；タロ；故郷の夜；鳥の墓；秋の邂逅；憑物霊）；冬（氷瀑；犬卒塔婆；群れ；おいぬ好かれ；振り返ってはいけない；玉かんざし；恋のお守り；雪虫；化鳥の声；空の境界；忘れ得ぬもの）

• 出版社からのコメント

  ”生き物屋”たちが四季折々の里山で蒐集した不思議なお話。

• 内容紹介

  桜祭りの帰り道に見た宙に浮く柔らかな光、川で投網を打っている人を襲った足元の砂の奇妙な動き、山道で「おおい、おおい」と呼びかけてくる声、憑物を籠めているという壺の秘密……不思議でどこか懐かしい短編集。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  coco(COCO)
  愛知県生まれ。漫画、文筆、写真家
  
  日高 トモキチ(ヒダカ トモキチ)
  宮崎県生まれ。漫画家、イラストレーター、よろず物書き。学習参考書の編集者を経てデビュー
  
  玉川 数(タマガワ カズエ)
  東京都生まれ。著書に『里山奇談』『里山奇談　めぐりゆく物語』がある

• 著者について

  coco (ココ)
  漫画家、画家、カメラマン。著書に『今日の早川さん』（１～３巻）、『異形たちによると世界は……』など。表紙絵に新井素子『…絶句』、『マンガでわかる宇宙の仕組み』など。写真と書き下ろしイラストに『ずかん　ハチ』がある。
  
  日高　トモキチ (ヒダカ　トモキチ)
  マンガ家、イラストレーター、ライター。宮崎県生まれ。早稲田大学卒業後、学習参考書の編集者を経て、創作の活動を始める。マンガ作品に『パラダイス・ロスト』『さぼんどーる』、コミック・エッセイに『トーキョー博物誌』（１＆２）、『水族館で働くことになりました』などがある。「ダ・ヴィンチ」で北尾トロ氏の連載の挿絵を描いており、『沈黙のオヤヂ食堂』『猟師になりたい！』などが書籍化されている。
  
  玉川　数 (タマガワ　カズエ)
  東京都生まれ。散策と活字をこよなく愛する会社員。本書には、フィールドワーク仲間であるcoco氏と日高氏の誘いで参加。

里山奇談 あわいの歳時記 [単行本] の商品スペック