現代中国の社会と行動原理―関係・面子・権力 [単行本]
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現代中国の社会と行動原理―関係・面子・権力 [単行本]

翟 学偉(著)朱 安新(編訳)小嶋 華津子(編訳)
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出版社:岩波書店
販売開始日: 2019/09/07
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現代中国の社会と行動原理―関係・面子・権力 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    なぜ中国人は面子や表層的な形式を重んずるのか?なぜ汚職や腐敗は蔓延するのか?なぜ人々は不平等と格差社会に耐えるのか?なぜ強い権力が望まれるのか?中国人からは自明の理として見過ごされ、外国人からは儒教的伝統として理論的探求がなされないできた、「関係」「面子」「権力」「人情」などのキー概念を、事例と社会学理論と思想史的解釈により解明。
  • 目次

    日本語版序


    第一部

    第一章 儒家の社会構築――中国社会研究の視座と方法
     一 制度と言説――中国社会の構造を分析する際の基点
     二 宗法社会――社会構成の複製と伸縮
     三 国家と個人――中国人の言説分析
     四 儒家――知識エリートの言説実践
     五 結語 中国社会研究の理路

    第二章 中国人と中国社会の文脈理解に向けて



    第二部

    第一章 中国人の関係ネットワークにおける構造的均衡モデル
     一 研究の目的と方法
     二 事例 ある入院患者の人間関係
     三 事例に見られる関係ネットワークと均衡性
     四 均衡モデル
     五 考察 中国という現場からの解釈

    第二章 「報」の方向性
     一 「報」と交換――異なる研究の方向性
     二 「報」――閉鎖的な交換のあり方
     三 「報」による社会と文化の構築
     四 「報」に対応する社会と文化の構築
     五 結論 今日の社会学的研究における「報」の位置

    第三章 〈関係〉か,それとも社会関係資本か
     一 〈関係〉と社会関係資本についての比較研究の必要性
     二 社会関係資本とは何か
     三 事例と分析
     四 結論 〈関係〉と社会関係資本の相違点

    第四章 中国人の〈関係〉のベクトル――インターネット社会がもたらす転換の可能性
     一 中国社会の特徴――変わるものと変わらないもの
     二 〈関係〉理論の起点
     三 固定的交際モデルの現れ方
     四 インターネットにおける表現の可能性



    第三部

    第一章 中国人の「大公平観」と営み――日本社会の「公私観」との比較において
     一 概念と論理の問題
     二 「大公平観」についての文化的仮説
     三 二つの「大公平観」の競合
     四 「大公平観」の営みにおける「時」の観念
     五 「大公平観」の現代への影響
     六 結語

    第二章 〈人情〉,〈面子〉と〈権力〉の再生産――「情理」社会における社会的交換
     一 「情理」社会とは何か
     二 〈人情〉の交換の含意とその類型
     三 〈人情〉がもたらす〈権力〉の再生産
     四 〈人情〉と〈面子〉――〈権力〉の再生産の様々なかたち
     五 結語

    第三章 中国の官僚の作法と技術――「偏正構造」と「顔[臉面]」のはたらき
     一 「顔」の捉え方と「偏正構造」モデル
     二 事例一 「偏正構造」の営み――度重なる過ちと〈面子〉の挽回について
     三 事例二 「偏正構造」における「中心」の問題――誰の〈面子〉が一番重要か
     四 事例三 「偏正構造」に対する挑戦――本当のことを語ること,そして〈面子〉を与えないこと
     五 事例四 「偏正構造」再考――過ちもまた正しい?
     六 「偏正構造」における若干の問題について
     七 結語―― 中国社会の営みを分析する枠組みについて

    第四章 〈関係〉と〈権力〉――共同体から国家へ
     一 研究視座と理論構成
     二 社会構造の圧力と個人行動の原動力の形成
     三 共同体と社会的交換
     四 共同体における〈関係〉の構築およびその策略
     五 討論と結論――共同体から国家へ
     
    おわりに――変化し続ける中国をいかに理解するか
     一 想定される三つの問い――変化する中国と〈関係〉,〈人情〉,〈面子〉,〈権力〉
     二 歴史の流れと「変」・「不変」――〈関係〉に飲み込まれる個人・集団
     三 「変わらぬ」中国を支える〈面子〉社会
     四 腐敗の論理と儒家の「倫理」――「倫理」は勝つか
     五 とりあえずの答え


    編訳者後記
  • 出版社からのコメント

    「関係」「面子」「人情」などのキー概念を事例と社会学理論と思想史的解釈により解明
  • 著者について

    翟学偉 (テキガクイ)
    翟学偉(Zhai Xuewei,てき・がくい)
    1960年南京生まれ.博士(歴史学),中国国家教育部長江学者特聘教授.1988年,南開大学社会学部修士課程修了(法学修士),2002年,南京大学歴史学部中国近代史専攻修了(歴史学博士).南京大学社会学院心理学部長を経て,現在は同学院社会学部長・教授・博士課程指導教官.学術誌『社会理論学報』(香港),『本土心理学研究』(台湾),『開放時代』『中国社会心理学評論』『中国研究』などの編集委員を兼任.『中国人的関係原理』『人情、面子與権力的再生産』『中国人的臉面観――形式主義的心理動因與社会表征』『翟学偉作品集』『中国社会中的日常権威』『中国人行動的邏輯』『関係與中国社会』など

    朱安新 (シュアンシン)
    朱安新(しゅ・あんしん)
    名古屋大学大学院環境学研究科博士課程修了,博士(社会学).南京大学社会学院准教授,同学院社会学部副学部長.『日本都市社会学会年報21』2003年(共著),『水と世界遺産』2007年(共著),『入門グローバル化時代の新しい社会学』2007年(共著),『福利社会――理論、制度和実践』2014年(共編著),『中国の公共性と国家権力』2017年(共著)など

    小嶋 華津子 (コジマ カズコ)
    小嶋華津子(こじま・なつこ)
    慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学,博士(法学).慶應義塾大学法学部教授.慶應義塾大学東アジア研究所現代中国研究センター長.『現代中国政治外交の原点』2013年(共編著),『現代中国の市民社会・利益団体――比較の中の中国』2014年(共編著),『中国の公共性と国家権力――その歴史と現在』2017年(共編著)

現代中国の社会と行動原理―関係・面子・権力 [単行本] の商品スペック

発行年月日 2019/09/05
ISBN-10 400061360X
ISBN-13 9784000613606
ページ数 309ページ
22cm
判型 A5
NDCコード 302.22
Cコード 0036
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対象 一般
発行形態 単行本
内容 社会
分類 社会科学
書店分類コード F530
言語 日本語
出版社名 岩波書店
著者名 翟 学偉
朱 安新
小嶋 華津子

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