いまを生きるための倫理学 [単行本]
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いまを生きるための倫理学 [単行本]

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出版社:丸善出版
販売開始日: 2019/11/26
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いまを生きるための倫理学 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    現代をどう生きればいいのか?倫理やモラルが現代ほど問われている時代はない。生命、環境、教育から家族に至るまで、直面する問題にわれわれは如何に向き合うべきか。本書は、生き方やモラルを問い直そうとする現代人にとって、生きるうえで見過ごすことのできないトピックを論題に立て平易に解説する。「倫理学」の知見をもとに、各テーマに精通する専門家が判断基準を提供する、1テーマ見開き完結の教養テキスト。
  • 目次

    第1章 生命と医療を問う
    1 科学としての医学の使命と限界は何か?
    2 誰が病気を決めるのか?
    3 現代医療は死へと廃棄される生を選別していないか?
    4 患者の自己決定権はどんな場合でも尊重されなければならないか?
    5 本人の意思が不明な場合、誰がどのように判断すべきだろうか?
    6 正義か、それともケアリングか?
    7 脳死は人の死といえるか?
    8 なぜ生体臓器移植なのか?
    9 臓器売買と人体の商品化のどこが問題なのか?
    10 なぜ多くの国で安楽死は認められていないのか?
    11 尊厳死・緩和医療(死)・安楽死に違いはあるのか?
    12 妊娠中絶は許容されるのか?――胚や胎児の身分は
    13 子宮移植,代理出産,それとも?
    14 デザイナーベビーや救世主ベビーは許されるか?
    15 iPS細胞から作成された精子や卵子を用いて子どもをつくることは許されるか?
    16 クローン人間や猿をなぜ誕生させてはいけないのか?
    17 ヒトの配偶子、受精卵、ヒト受精胚、生殖細胞系列にゲノム編集技術を応用することは許されるか?
    18 ゲノムの囁き――アンジェリーナ・ジョリーの決断とは?
    19 発展途上国の人たちが新薬の治験に利用されながら、承認された新薬を高価ゆえに買えないことは、不正ではないのか?
    20 心の病に苦しむ人はどうして「精神病者」として差別・隔離の対象となり、人間の尊厳を毀損されるのか?
    〈用語解説〉 功利主義

    第2章 環境と科学技術を問う
    1 原子力と自然エネルギーのどちらがいいか?
    2 原子力発電と核廃棄物――未来世代は権利をもつか?
    3 動物倫理学――動物はどのように扱われるべきか?
    4 殺虫剤の使用について『沈黙の春』から何がわかるか?
    5 自然開発のためにオオカミを絶滅させてもよいか?
    6 樹木も法廷に立てるか?
    7 起こるか起こらないか、不確定のものにまで予防処置を講じなければならないのか?
    8 科学技術コミュニケーションはどう役立つか?
    9 疑似科学はなぜ社会から淘汰されないか?
    10 兵器のための技術開発は認められるのか?
    11 AIやロボットに倫理は必要か?
    12 臨床試験において被験者の保護はどうあるべきか?――EBM,RCT,プラセボ
    13 研究の不正はなぜなくならないか?
    14 薬害はなぜなくならないか?――産官学の癒着構造はどのようにして構造化されたか
    15 遺伝子組み換え食品やクローン牛の肉は本当に安全か?
    〈用語解説〉 義務論 

    第3章 企業と経営、情報とマスコミ?映像を問う
    1 企業は道徳的人格であるか?
    2 会社の利益のために不正に目をつぶることを認めるか?
    3 企業の社会的責任とはなにか?
    4 1日3時間労働はユートピアの夢物語にすぎないか?
    5 ステイクホルダーアプローチ――社会の合意形成は可能か?
    6 価値観の多様性が重視される中で,なぜグロバルゼーションは進むのか?
    7 SNSは想定外のものをもたらしていないか?
    8 監視社会におけるプライバシー保護はどうあるべきか?
    9 暴力・ポルノ映像はどこまでなら許せるか?
    10 フェイクニュースを無力化する報道のあり方と倫理はどのように構築されるか?
    11 民主主義はポピュリズムにどのように応答すべきか?
    12 女性原理からのポルノは可能か?
    13 第三の波の情報革命は成功したか?
    14 情報犯罪:無害な行為や匿名性の規制は必要か?
    15 インターネットと情報の所有権はどう扱うべきか?
    16 医療情報のIT化の現状と課題は何か?
    〈用語解説〉 価値倫理学

    第4章 教育とスポーツ、平和と国際関係を問う
    1 現代版「徳は教えられるか?」
    2 指導か、放任か?
    3 ジェンダーについての教育はどうあるべきか?
    4 なぜルサンチマンを抱く人々、他人を見下す人々、他人を貶める人々がいるのか?
    5 LGBT問題は教育現場ではどう教えればいいか?
    6 スポーツはナショナリズムにどれだけ役立つか?
    7 プレー中に相手を傷つけても問われないのはなぜか?
    8 暴力を脱却できない近代社会におけるスポーツとして、その崇高な理念を体現していないのではないか?
    9 オリンピックは平和構築の運動に、パラリンピックは障碍者差別撤廃の運動に本当にリンクしているか?
    10 現代日本の平和運動?平和教育に根本的に欠けているものはなにか?
    11 市民が「戦争」に荷担しない・させられないために何が必要か?
    12 戦争にルールはあるか、あるとすればどのようなルールか?
    13 戦争を避け平和を実現するために国際的レベルでどのような取組みがなされているか?
    14 暴力によらず,平和を生み出すことはできるか?
    15 構造的に暴力を惹起するものへの眼差しが平和のリレアリティーを可能にするか?
    16 核廃絶は平和の絶対要件か、そうでないとすれば何が欠如しているのか?
    17 何よりも私たちの内なる差別はどのように人権教育において乗り越えられるだろうか?
    〈用語解説〉 徳倫理学

    第5章 公共性政策、社会福祉を問う
    1 多数決なら民主主義だといえるだろうか?
    2 公共事業の利益誘導は許されるせるものか?
    3 熟議民主主義が切り開く自律的公共圏の重要性をどう考えるか?
    4 多文化主義は有効か?
    5 民主主義から見て官僚制度はいかに建て直されるべきか?
    6 国家刑罰としての死刑は本来どうあるべきか?
    7 ベーシック・ンカムの実現は私たちに何をもたらすのか?
    8 ケイパビリティ・アプローチはどのような意味で社会福祉の中心的役割を果たすことになるか?
    9 高齢者福祉の危機をどう乗り越えるか?
    10 エスカレーターか、それともエレベーターか?
    11 ナチのT4計画や不良な子孫の出生を防止する優生保護法の問題点はなにか?
    12 拘束することは尊厳に反するか?
    13 障碍者福祉はどうあるべきか?──大規模障碍者施設から一般地域社会へ
    14 アファーマティヴ・アクションによる少数者優先は、本当に正義なのか、それとも不平等なのか?
    15 グローバル資本主義の終焉は始まっていないか?
    16 なぜ経済的不平等は是正されなければならないか?
    〈用語解説〉 倫理原則

    第6章 生と死、宗教を問う
    1 人生に本当の意味はあるか、これに応えることが宗教なしに可能だろうか?
    2 なぜ人を殺してはいけないのか?
    3 生きる権利のように、死ぬ権利もあるのか、あるとばどのような場合なのか?
    4 現代社会において信仰の可能性はいかに切り開かれるか?
    5 〈絶対者〉は〈今・ここ〉に生きている私たちにどのように関わっているのであろうか、あるいはまったく関わりをもつことはないのであろうか?
    6 死と心身の復活の信仰と無の信仰は両立可能であろうか?
    7 物語としての病いから物語としての死への移行において臨死体験はどのように意味づけられるか?
    8 人生は自分で自由に決められるのか、それとも自分の運命は決定されているのか?
    9 キリスト教と仏教の死生観の違いはなにか?
    10 絶対者・来世・終末論はどうとらえるべきか?
    11 死者の弔いに宗教は必要か?
    12 宗教教育は必要なのか不必要か、それとも不可能なのか?
    13 自由・平等のための世俗化と宗教的多様性の不寛容という矛盾をどうとらえるか?
    14 世界に残る「異様」あるいは「残酷」な風習について私たちはどのように考えればよいのか?
    15 宗教行事は必要か?
    〈用語解説〉 人間の尊厳
     
    第7章 性と結婚、家族を問う
    1 結婚(一夫一婦制)という社会システムの目的はなにか?
    2 晩婚化と婚活・離婚という現代の様相はどうとらえるべきか?
    3 不倫は「悪」だろうか、なぜ人は不倫をするのか?
    4 子どもをもつためににはいかなる生殖技術を使ってもいいか?
    5 死後生殖をどのように受けとめるか?
    6 遺伝上の親,産みの親,育ての親が異なると,子に混乱をもたらすか?――生殖補助技術と親子関係
    7 高齢出産は控えるべきことなのか?
    8 ジェンダーと結婚はどうあるべきか?
    9 性的嗜好LGBTの結婚は許されるか?
    10 生殖技術の進歩は何をもたらすか?
    11 家父長制はフェミニズムの批判に耐えることができるか、あるいは女性差別を助長しながら生き残るのか?
    12 DVと児童虐待は何故なくせないか、なぜ家庭が暴力の温床となるのか?
    13 性と結婚,家族を問う――キリスト教的家庭観はどこまで生命倫理における性の倫理に適用可能か?
    14 善を促し,悪を否定するのが宗教であるとすれば,キリスト教においてはなぜ罪の赦しが語られるのだろうか?
    15 クイアとフェミニズムとはなにか?
    16 家族は重荷か、家族の絆とはなにか?
    〈用語解説〉 責任
  • 出版社からのコメント

    本書は、生命、環境、教育から、家族に至るまで、「倫理学」の知見をもとに、物事の行動規範となる道徳的な評価を提示する。
  • 内容紹介

    【現代をどう生きればいいのか?――倫理学の知見から現代人の悩みに答えるための判断基準を提供してくれる1テーマ見開き完結の回答集】「今までの常識が崩された? 何でもありなのか?」――現代社会ほど倫理やモラルが問われている時代はない。そのような状況において、現代人の心の中には今までの生き方やモラルを問い直そうとする気運も生まれてきている。本書は、生命、環境、教育から、家族に至るまで、現代人が直面しうるさまざまなトピックを論題に立て、哲学の一分野であり道徳哲学とも呼ばれる「倫理学」の知見をもとに、物事の行動規範となる道徳的な評価を提示する。見開き2ページで、各テーマに精通する専門家が平易に解説する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    盛永 審一郎(モリナガ シンイチロウ)
    富山大学名誉教授。東北大学大学院文学研究科博士課程中退、研究テーマは実存倫理学、応用倫理学

    松島 哲久(マツシマ アキヒサ)
    大阪薬科大学名誉教授。京都大学大学院文学研究科博士課程学修。研究テーマは医学哲学、医療倫理学、フランス哲学

    小出 泰士(コイデ ヤスシ)
    芝浦工業大学工学部教授。慶應義塾大学院倫理学専攻単位取得退学。研究テーマはベルクソン哲学、生命倫理、技術倫理など

いまを生きるための倫理学 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:丸善出版
著者名:盛永 審一郎(編)/松島 哲久(編)/小出 泰士(編)
発行年月日:2019/11/30
ISBN-10:4621304410
ISBN-13:9784621304419
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:倫理学
言語:日本語
ページ数:326ページ
縦:20cm
横:13cm
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