ファシズムと冷戦のはざまで―戦後思想の胎動と形成1930-1960 [単行本]
    • ファシズムと冷戦のはざまで―戦後思想の胎動と形成1930-1960 [単行本]

    • ¥5,720172 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009003192240

ファシズムと冷戦のはざまで―戦後思想の胎動と形成1930-1960 [単行本]

価格:¥5,720(税込)
ゴールドポイント:172 ゴールドポイント(3%還元)(¥172相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:東京大学
販売開始日: 2019/10/29
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

ファシズムと冷戦のはざまで―戦後思想の胎動と形成1930-1960 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    三木清・竹内好・武田泰淳・丸山眞男あるいはサルトルやデリダなど、「ファシズム」と「冷戦」を鍵として剔決される知識人の思想と相互連関を、大胆に描く。
  • 目次

    序 章 二つの戦後思想――ユーラシアの両端で
    はじめに
    一 渡辺一夫・林達夫・三木清
    二 「戦中」の「戦後思想家」たち
    三 東京帝国大学法学部・リベラリズム・丸山眞男
    四 戦後民主主義

    第I部 哲学の批判性

    第一章 三木清における「主体」と「系譜学」
    はじめに――理論の系譜学
    一 カント主義との対決――認識論から存在論へ
    二 認識論的切断
    三 エピステモロジーと系譜学

    第二章 三木清における「系譜学」と「存在論」
    はじめに――世界戦争に揺るがされるカント主義
    一 系譜学へ
    二 『歴史哲学』――「時間」論の展開
    三 「主体」と「他者」――「複数性」と「媒介」のアポリア

    第三章 留保なき否定性――二つの京都学派批判
    はじめに
    一 竹内好と京都学派
    二 武田泰淳と「世界史」の哲学

    第四章 「主体」・「個人」・「実存」――その差異と関係について
    はじめに
    一 「主体」と「個人」
    二 フランスにおける「アナーキズム」の文脈
    三 「実存主義」と「個人主義」
    四 「対自存在 être-pour-soi」と「主体 sujet」――「自己に関係する」こと
    五 「出来事 événement」としての「対自存在」
    六 「独我論」批判 ――「関係性」としての「単独性」
    七 サルトルの「他者」論
    八 暫定的総括
    おわりに

    第五章 来るべき幽霊,或いはデリダとサルトル
    はじめに――幽霊としてのサルトル
    一 「物書き écrivain」――「境界」の攪乱
    二 「差延」と「時間」
    三 「非人称的」な意識――「超越論的場」
    四 「意味」――我有化の「不可能性」
    五 「痕跡」と「他者」
    六 「他者」への「倫理」――「応答」と「贈与」

    第Ⅱ部 文学の可能性

    第六章 竹内好における「近代」と「近代主義」――丸山眞男との比較を中心に
    はじめに
    一 「近代主義」という記号
    二 「ナショナリズム」と「国民文学」論争
    三 「近代主義」批判としての「近代」
    四 丸山眞男における「ナショナリズム」
    五 「方法」としての「アジア」
    おわりに
     
    第七章 「鉄の殻」への問い――武田泰淳における「民族」への眼差し
    一 「冷戦」・「逆コース」と「民族」の前景化
    二 資本主義と「民族」――若き日の泰淳
    三 『司馬遷』――「不可能性」と「書くこと」
    四 再び「女の国籍」へ

    第八章 「政治」の不可能性と不可能性の「政治」――荒正人と『近代文学』
    はじめに
    一 「主体性」論争と『近代文学』
    二 荒正人における「不可能性」の思想
    三 近代日本思想史における「理念」
    四 「不可能性」と「文学」
    五 「ミクロ・ポリティックス」の発見
    六 「民衆」概念への問い
    七 「文学者の戦争責任」について

    第九章 外の思考――ジャン=ポール・サルトルと花田清輝
    一 「物 オブジェ」に取り憑かれて
    二 「物の故郷」への旅――『嘔吐』
    三 「物自体 Ding an sich」と「対自存在 être pour soi」

    第III部 政治の構想力

    第十章 丸山眞男における「主体」と「ナショナリズム」
    はじめに――二つの焦点
    一 「個人」と「国家」の同時析出 
    ニ 「作為」する主体の「転移」と「翻訳」
    三 「多元性」と自由の「複数性」
    四 国際関係における「ナショナリズム」と「デモクラシー」

    第十一章 丸山眞男における「自由」と「社会主義」
    はじめに
    一 経済自由主義と「全体国家」
    二 現代資本主義とファシズム
    三 自発的結社――画一性と同質化に抗して
    四 「個体性」と「複数性」の擁護

    第十二章 「近代」から「現代」へ――丸山眞男と松下圭一
    はじめに
    一 丸山眞男の転回――「現代」の浮上
    二 「戦後啓蒙」と「近代主義」からの離脱
    三 「二〇世紀システム」としての「大衆社会」
    四 「自由」と「社会主義」――抵抗の戦略
    五 「労働運動」と「地域民主主義」――企業統合に抗して


    Between Fascism and the Cold War:
    The Birth and Development of Postwar Thought, 1930-1960
    Yoshio MIYAKE
  • 内容紹介

    戦後世界を築いた思想は,いかに生まれ,どのように繋がり,拡がっていったのか――三木清・竹内好・丸山眞男・松下圭一あるいはサルトルやデリダなど,「ファシズム」と「冷戦」を鍵として剔抉される知識人の思想とその相互連関を,哲学・文学・政治学の縦横な探究のなかから紡ぎ出す.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    三宅 芳夫(ミヤケ ヨシオ)
    1969年兵庫県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学術博士(Ph.D)。現在、千葉大学人文公共学府教授
  • 著者について

    三宅 芳夫 (ミヤケ ヨシオ)
    千葉大学法人文公共学府教授

ファシズムと冷戦のはざまで―戦後思想の胎動と形成1930-1960 の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:三宅 芳夫(著)
発行年月日:2019/10/29
ISBN-10:4130101366
ISBN-13:9784130101363
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:487ページ ※467,20P
縦:20cm
他の東京大学の書籍を探す

    東京大学 ファシズムと冷戦のはざまで―戦後思想の胎動と形成1930-1960 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!