悲しい曲の何が悲しいのか―音楽美学と心の哲学 [単行本]
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悲しい曲の何が悲しいのか―音楽美学と心の哲学 [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2019/10/16
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悲しい曲の何が悲しいのか―音楽美学と心の哲学 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    美に関する経験や判断の問題を扱う美学に、心の哲学を利用してアプローチ。とりわけ「音楽聴取」に焦点をあわせ、美的判断の客観主義を擁護する立場をとりつつ、音とは何か、なぜ人は悲しい音楽を聴くのか、音楽と情動はどのように結びついているのか、などさまざまなトピックについて考察する。
  • 目次

     はじめに

    第1章 音楽美学と心の哲学
     1 聴取経験の分析
      問題となる聴取経験/情動とのアナロジー/概念分析と心の分析
     2 音楽美学の自然化
      哲学的自然主義/反自然主義に関して

    第2章 「美しい音楽」は人それぞれ?
     1 基本概念の整理
      判断と経験/美的判断と美的経験/美的性質と非美的性質
     2 実存性と客観性を分ける
      客観主義と主観主義/色をめぐる議論

    第3章 「美しい音楽」の客観性
     1 正しい美的経験の条件
      ゼマッハ/ウォルトン
     2 なぜ評価が重要なのか
      ゴールドマン/レヴィンソン/ベンダー/評価と行為

    第4章 心が動く鑑賞
     1 情動とは何か
      身体反応の感じ/感情価/評価
     2 情動なしに「鑑賞」できない
      感受性の学習

    第5章 心が動けば聴こえが変わる
     1 知覚と情動は独立か?
      認知的侵入可能性/知覚と情動の複合体
     2 考えることと感じること
      情動以外の評価的状態/美的判断の個別主義

    第6章 音を見る、音に触れる
     1 音はどこにあるのか
      出来事としての音/誰もいない森で木が倒れたら音はするのか
     2 現象学と知覚システム
      音が定位する場所/環境を聴く/知覚のマルチモダリティ

    第7章 環境音から音楽知覚へ
     1 音楽とは何か
      芸術としての音楽/合目的性の鑑賞
     2 音楽を見る、音楽に触れる
      音楽パフォーマンス/マルチモーダルな音楽鑑賞

    第8章 聴こえる情動、感じる情動
     1 音楽の悲しみと聴き手の悲しみ
      表出的性質/問題点の整理/問題となる事例
      表出的性質に関する四つの理論
     2 表出説と喚起説
      作者の情動と表出的性質/聴き手の情動と表出的性質

    第9章 なぜ悲しい曲を聴くのか
     1 二つの問題と音楽情動
      負の情動のパラドックス/対象の欠如/キヴィーの音楽情動
     2 悲しむべきことがあるのか
      情動と気分の違い/自分の情動を間違える

    第10章 悲しい曲の何が悲しいのか
     1 類似説とペルソナ説
      類似性と擬人化傾向/想像と物語的解釈
     2 二つは本当に対立しているのか
      表面上の対立点/擬人化と想像の違い/高次情動の表出性

    結論 美学の自然化

    あとがき
    文献一覧
  • 出版社からのコメント

    本書では美に関する経験や判断の問題を扱う美学に心の哲学を利用してアプローチする。特に「音楽聴取」に焦点をあわせて論じていく。
  • 内容紹介

    悲しい曲で人は悲しくはならない――
    心の哲学を利用した美学の観点から、「音」とは何か、「聴取」とは何なのかを考察する。

     美しい音楽を聴いたとき人は感動を覚える。このような美的経験は日常にあふれているが、美しい/美しくないという判断にはどのような基準があるのだろうか。そしてどれほどの客観性があるのだろうか。
     
     本書では、美に関する経験や判断の問題を扱う美学に、心の哲学を利用してアプローチする。とりわけ「音楽聴取」に焦点をあわせ、美的判断の客観主義を擁護する立場をとりつつ、音とは何か、なぜ人は悲しい音楽を聴くのか、音楽と情動はどのように結びついているのか、などさまざまなトピックについて論じていく。

    図書館選書
    本書では、美に関する経験や判断の問題を扱う美学に、心の哲学を利用してアプローチする。とりわけ「音楽聴取」に焦点をあわせ、音とは何か、なぜ人は悲しい音楽を聴くのか、音楽と情動、などさまざまなトピックを論じていく。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    源河 亨(ゲンカ トオル)
    2016年、慶應義塾大学大学院にて博士(哲学)を取得。現在は、慶應義塾大学文学部・日本大学芸術学部・立正大学文学部にて非常勤講師。専門は、心の哲学、美学
  • 著者について

    源河 亨 (ゲンカ トオル)
    2016年、慶應義塾大学大学院にて博士(哲学)を取得。現在は、慶應義塾大学文学部・日本大学芸術学部・立正大学文学部にて非常勤講師。専門は、心の哲学、美学。
    著作に、『知覚と判断の境界線――「知覚の哲学」基本と応用』(慶應義塾大学出版会、2017年)。訳書に、セオドア・グレイシック『音楽の哲学入門』(慶應義塾大学出版会、2019年、共訳:木下頌子)、ジェシー・プリンツ『はらわたが煮えくりかえる――情動の身体知覚説』(勁草書房、2016年、単訳)、ウィリアム・フィッシュ『知覚の哲学入門』(勁草書房、2014年、監訳:山田圭一、共訳:國領佳樹・新川拓哉)、など。

悲しい曲の何が悲しいのか―音楽美学と心の哲学 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:源河 亨(著)
発行年月日:2019/10/22
ISBN-10:4766426347
ISBN-13:9784766426342
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:216ページ ※197,19P
縦:20cm
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