憲法判例から考える自由と平等―権利をめぐる多様性と妥当性 [単行本]
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憲法判例から考える自由と平等―権利をめぐる多様性と妥当性 [単行本]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2019/10/19
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憲法判例から考える自由と平等―権利をめぐる多様性と妥当性 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    自由権と平等権は、憲法上の権利の核心的地位を占めている。しかし、個人の発信力が大きくなった現在、自由、平等という言葉が濫用され、人権侵害や平等違反が世に溢れつつある。本書は、こうした現象のうち、男女平等、個人情報保護、セクハラ、性道徳、インターネット上の表現規制、資本主義の膨張など現代の論争的トピックを多く取り上げ、通説的な論調が、過剰な権利保護、自由の喪失、全体主義、反民主主義なるものを生み出していることをあぶりだす。
  • 目次

    はしがき
    基本用語の説明
    憲法上の権利――自由権と平等権の位置づけ

    序 自由と平等の享有主体
     1 外国人
     2 法 人
     3 A I
     4 特殊な地位にある者



     第Ⅰ部 平等権

    第1講 尊属殺重罰規定
     1 尊属殺重罰規定による処罰
     2 尊属殺重罰規定と平等権違反
     3 法と道徳の関係

    第2講 女性の再婚禁止期間規定
     1 再婚禁止期間規定と嫡出推定規定の内容
     2 再婚禁止期間規定の合憲性
     3 立法行為・不作為の違憲性と国家賠償請求

    第3講 夫婦同氏制
     1 憲法上の争点
     2 最高裁判決の要旨
     3 夫婦同氏制の合憲性

    第4講 非嫡出子法定相続分差別規定
     1 相続制度の概要
     2 最高裁決定の流れ
     3 非嫡出子法定相続分差別規定の合憲性

    第5講 生後認知を受けた非嫡出子と国籍の取得
     1 国籍法における国籍取得
     2 改正前国籍法3条1項と平等権違反
     3 国籍取得の資格
     4 違憲判決の対象と手法

    第6講 アファーマティブ・アクション
     1 アファーマティブ・アクションの意義
     2 大学入試におけるアファーマティブ・アクション
     3 大学入試における平等と公正

    第7講 平等権の妥当領域
     1 平等権の射程
     2 フェミニスト立論の難点
     3 平等原理の徹底と困難な問題



     第Ⅱ部 自由権


    ■幸福追求権

    第8講 幸福追求権
     1 幸福追求権の法的性格
     2 自己決定権
     3 人格権

    第9講 エホバの証人の信徒による輸血拒否と自己決定権
     1 民法上の考察
     2 憲法上の考察
     3 尊厳死と安楽死

    第10講 自衛官の合祀と宗教的人格権
     1 自衛官合祀事件判決
     2 政教分離原則違反
     3 宗教上の人格権侵害

    第11講 プライバシー権
     1 制定法上のプライバシー権保障
     2 公権力によるプライバシー権侵害
     3 私人によるプライバシー権侵害
     4 個人情報保護の膨張


    ■思想・良心の自由
    第12講 思想・良心の自由
     1 思想・良心の自由の保障
     2 公権力による思想・良心の自由の侵害
     3 団体における個人の思想・良心の自由


    ■信教の自由

    第13講 信教の自由と法的義務の回避
     1 宗教上のルールと国家のルールの衝突
     2 信教の自由と刑法
     3 信教の自由と学校のルール

    第14講 政教分離原則
     1 政教分離原則の意義と解釈
     2 判例の妥当性
     3 政教分離原則の見直し


    ■表現の自由

    第15講 情報収集の権利
     1 情報収集の権利の保障
     2 法廷における情報収集
     3 公判廷における取材源の秘匿
     4 取材フィルムの提出命令と取材ビデオテープの押収
     5 国家秘密の保持と取材の自由

    第16講 名誉毀損と表現の自由
     1 名誉毀損の成立
     2 名誉毀損の救済方法
     3 公正な論評の法理

    第17講 プライバシー権と表現の自由
     1 プライバシー権と表現の自由の衝突
     2 「宴のあと」基準の妥当性
     3 プライバシー権侵害の救済方法

    第18講 少年事件における実名報道
     1 実名報道の合憲性
     2 少年法61条の解釈
     3 少年法61条とプライバシー権・名誉権侵害

    第19講 公務員による政治活動の自由
     1 公務員の政治活動に対する規制
     2 一般職公務員の政治活動の自由
     3 特別職公務員の政治活動の自由

    第20講 性表現規制と根拠
     1 性表現の種類
     2 性表現規制の概要
     3 性表現の規制根拠

    第 21 講 性表現規制の合憲性
     1 わいせつ表現規制の合憲性
     2 性的有害表現規制の合憲性
     3 児童ポルノ規制の合憲性
     4 セクシャル・ハラスメントと表現の自由

    第22講 インターネット上の表現の自由
     1 インターネット上の表現の特殊性と匿名性
     2 インターネット上のプライバシー権侵害
     3 インターネット上の名誉毀損
     4 インターネット上の性表現


    ■経済的自由

    第23講 職業の自由に対する規制の合憲性
     1 経済的自由に対する規制の審査基準
     2 職業選択の自由に対する規制の合憲性
     3 職業遂行の自由に対する規制の合憲性

    第24講 財産権
     1 財産権の保障と制約
     2 損失補償の要否と範囲
     3 資本主義の膨張

    補 人権規定の適用範囲
     1 私人間効力論
     2 憲法の射程

    判例索引
    事項索引
  • 内容紹介

    論争分析から提起する権利をめぐる実質的議論

    自由権は憲法上の権利の核心であることに疑いはなく、平等権は現在広く主張され定着しつつある権利である。しかし、個人の発信力が大きくなった現在、自由、平等という言葉が濫用され、人権侵害や平等違反が世に溢れつつある。本書はこうした現象の放置が、やがて反民主主義にも繋がるものと捉え、現代の論争的トピックを取り上げ、法理論・法思想の原理を主軸に検証し、実質的な議論の端緒となることをめざす。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    加藤 隆之(カトウ タカユキ)
    1970年生まれ。1994年中央大学法学部卒業。2002年中央大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、亜細亜大学法学部教授。博士(法学、中央大学)
  • 著者について

    加藤 隆之 (カトウ タカユキ)
    *2019年10月現在
    亜細亜大学法学部教授 博士(法学、中央大学)

憲法判例から考える自由と平等―権利をめぐる多様性と妥当性 の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:加藤 隆之(著)
発行年月日:2019/11/25
ISBN-10:4623087484
ISBN-13:9784623087488
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:354ページ
縦:21cm
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