テロリストの誕生―イスラム過激派テロの虚像と実像 [単行本]
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テロリストの誕生―イスラム過激派テロの虚像と実像 [単行本]
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テロリストの誕生―イスラム過激派テロの虚像と実像 [単行本]

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出版社:草思社
販売開始日: 2019/10/19
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テロリストの誕生―イスラム過激派テロの虚像と実像 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「普通のEU市民」はいかにして「凶悪なテロリスト」に変貌したのか?シャルリー・エブド襲撃事件、パリ同時多発テロ、ブリュッセル連続爆破テロ、ニース・トラック暴走テロ…丹念な現地取材をもとに、新たなテロリスト像を浮かび上がらせる力作ノンフィクション!
  • 目次

    はじめに

    序章 人はテロリストに生まれない、テロリストになるのだ
    相次いだ大規模テロ
    二十年の雌伏
    欧州価値観への挑戦
    反グローバル主義としてのジハード

    第一部 テロリストの誕生──『シャルリー・エブド』襲撃事件
    第1章 孤児兄弟の原風景
    狙われた新聞社
    場末の故郷
    いたずらっ子の弟と泣き虫の兄
    イスラム主義の萌芽
    母の自死
    山峡の孤児院
    家族の話はタブー
    途絶えた消息
    イスラム化する移民街
    ビュット=ショーモン筋
    「敵はユダヤ人」
    シェリフ収監

    第2章 運命の邂逅
    刑務所の闇
    フランスのビンラディン
    「武装イスラム集団」の台頭
    独房の抜け穴
    「ジャーナリスト」クリバリの活躍
    ビキニからニカブに
    クリバリ、大統領に会う
    殉教者の妻マリカ
    アルカイダの二つの流れ
    欧州人権裁、ベガルを救う

    第3章 死火山の町で
    過激派を受け入れたホテル
    謎めいた行動
    山中で軍事訓練か 
    急激な変貌
    シェリフとベガルの出会い
    野に放たれたシェリフ

    第4章 イエメンへの旅
    ごみ分別大使
    アウラキと「アラビア半島のアルカイダ」
    兄になりすまして出国
    イエメンへの同行者
    司令官にのぼり詰めた男
    橋渡しをした人物
    筋金入りのジハード主義者

    第5章 チーム・クリバリ
    クリバリ始動
    移民系エリートの挫折
    モアメドとクリバリの邂逅
    憲兵隊員の禁断の恋
    調達先はベルギーか
    銃をめぐる怪しげな世界
    逃した機会

    第6章 襲撃の朝
    弟子とは別の道を歩んだ師匠
    白い服がアイデンティティー
    知らず知らずのうちに
    看守に励まされ
    メラー事件の衝撃
    ジハード主義を葬り去る
    脱カルト活動に
    ステップ・バイ・ステップ
    一月七日の朝
    「俺たちはアルカイダだ」

    第7章 「早くきて、みんな死んだのよ」
    「腹切り」から「シャルリー」へ
    預言者の風刺画騒動
    跪いて生きるぐらいなら
    テロは予言されていた
    編集会議始まる
    至近距離から一発ずつ
    「みんな死んだのよ!」
    警察官殺害
    現場に立つ大統領
    逃走車は北へ
    迷走する捜査

    第8章 標的は「ユダヤ人」
    パリ南方の事件
    狙ったのは学校か
    印刷工場に押し入る
    現場は包囲された
    シェリフへのインタビュー
    「いよいよ戦争だ!」
    襲われたユダヤ教徒のスーパー
    「おまえはまだ死んでいないのか」

    第9章 「イスラム国」の謎
    地下室の絶望と希望
    別れのメッセージ
    「とどめを刺したほうがいいかい?」
    作戦遂行指示
    「イスラム国」にまつわる謎
    解放交渉成立せず
    終幕

    第10章 第三世代ジハードの脅威
    「ユダヤ人を救ったイスラム教徒」
    なぜ彼らが狙われるのか
    「テロは衰退の現れ」
    第一、第二世代の興亡
    思想家スーリーの軌跡
    手づくりのテロ工房
    ジル・ケペルの予言
    懸念は過剰な反応
    危機感薄い政府
    背後には戦略があった 

    第11章 終わらない結末
    元日の出奔
    「イスラム国」街道
    クリバリのインタビュー動画
    アヤトのメッセージ
    女たちのジハード
    既視感の広場で

    第二部 ヨーロッパ戦場化作戦──パリ同時多発テロ、ブリュッセル連続爆破テロ
    第1章 なぜフランスは見誤ったのか
    偽りの単独犯
    「イスラム国」のテロ設計者たち
    与えられていた任務
    テロリストは瀬踏みを続けていた
    テロ翌日の街角
    現場を歩く
    襲われたテラス
    狙われた享楽の都
    ひょんと死ぬるテロリスト
    実行三部隊とロジの一部隊

    第2章 街角の戦場
    テロリスト、パリ郊外に集結
    イラクからきた自爆志願者
    なぜ爆発は場外で起きたのか
    テラスの惨劇
    カフェ、ピザ店、ビストロ……
    多様性が狙われた
    目の前に頭が
    自爆ベルトが示す岐路
    TATPの脅威

    第3章 バタクランの地獄
    劇場襲撃部隊の三人
    「復讐の時がきた」
    上級警視の活躍
    「みんな爆破してしまう」
    介入
    なぜバタクランが狙われたのか
    アバウドは舞い戻っていた
    問われた責任

    第4章 モレンベークの闇
    失業率五十二パーセントの街
    アブデスラム兄弟のカフェ
    モレンベキスタン
    アバウドが歩んだ道
    「イスラム国」残酷さの論理
    難民に紛れて
    「ベルギーのアルカイダ」
    マリカとファティマ
    ジハードのサンタ

    第5章 破綻したテロ対策
    サンドニの銃撃戦
    謎の女性アスナ
    憧れの彼はテロリスト
    フランスを救った女性
    過激派を取り逃がす
    欧州でもっとも孤独な男
    連続テロの衝撃

    第6章 犯罪テロ・ネクサス
    空港の惨劇
    欧州議会の足元で
    優等生の自爆者
    犯罪とテロの融合
    悪人こそが救われる
    「過激化」再考

    第7章 若者はいかにしてテロリストになるのか
    テロに対する二つの視点
    テロリストは移民二世と改宗者
    「過激派のイスラム化」
    カルトに似たネットワーク
    テロリストはなぜ「兄弟」ばかりなのか
    高い改宗者の割合
    敗残帰還者の問題
    「イスラム国」の子どもたち

    第三部 ローンウルフの幻想──ニース・トラック暴走テロ
    第1章 遊歩道の無差別殺人
    犠牲者八十六人
    家庭内暴力
    異常な性欲
    綿密な犯行準備
    ルンペンテロリスト
    暴走するトラック
    誰がテロへと導いたのか

    第2章 「一匹狼」の虚実
    「解放」から「破壊」へ
    ユナボマーとブレイヴィク
    ローンウルフ誕生への五段階
    未熟で杜撰なテロリスト
    「ローンウルフは存在しない」
    タキーヤ
    ウィキペディア流テロの時代

    終章 汝がテロの深淵を覗くとき、深淵もまた汝を覗いている
    テロリストとカルト
    絡めとる側
    イスラム過激派の三層
    右翼との類似性
    メモを忍ばせたのは誰だ
    単純明快な論理の魅力
    多様性のストーリーを描けるか

    終わりに
    9・11以降のイスラム過激派による大規模テロ年表
    参考引用文献
  • 内容紹介

     二〇一五年から一六年にかけてフランスとベルギーというフランス語圏で相次いだ四つの事件は、大きな衝撃を残した。
    ……彼らは、ディープなイスラム社会から生まれ出たわけでもなければ、テロの遺伝子を引き継いだわけでもない。
    テロリストに変貌するまで、彼らはごく普通の欧州市民だった。人はテロリストに生まれない。
    どこかの時点で、何かをきっかけに、何らかの過程を経て、テロリストになるのである。(本書より)

    ▽メディアがその言論ゆえに標的となった〈シャルリー・エブド襲撃事件〉
    ▽街角のカフェや劇場が突如、戦場の様相を呈した〈パリ同時多発テロ〉
    ▽EUの拠点で空港・地下鉄がターゲットになった〈ブリュッセル連続爆破テロ〉
    ▽海岸沿いの遊歩道に憩う86人の命を一気に奪った〈ニース・トラック暴走テロ〉

    「普通の欧州市民」として暮らしていた若者たちは、いかにして世界を震撼させる事件を起こすに至ったのか。
    丹念な現地取材に加え、イスラム研究、政治学、社会学、心理学の最新論文や研究者インタビューによって
    新たなテロリスト像を浮き彫りにする迫真のノンフィクション!
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    国末 憲人(クニスエ ノリト)
    朝日新聞ヨーロッパ総局長。1963年岡山県生まれ。1985年大阪大学卒。1987年パリ第2大学新聞研究所を中退し、朝日新聞社に入社。パリ支局員、パリ支局長、論説委員、GLOBE編集長などを経て現職
  • 著者について

    国末 憲人 (クニスエ ノリト)
    国末憲人(くにすえ・のりと)
    朝日新聞ヨーロッパ総局長。1963年岡山県生まれ。1985年大阪大学卒。1987年パリ第2大学新聞研究所を中退し、朝日新聞社に入社。パリ支局員、パリ支局長、論説委員、GLOBE編集長などを経て現職。著書に『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(以上、草思社)、『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(以上、新潮社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)、『ポピュリズムと欧州動乱』(講談社)などがある。

テロリストの誕生―イスラム過激派テロの虚像と実像 の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:国末 憲人(著)
発行年月日:2019/10/24
ISBN-10:4794224206
ISBN-13:9784794224200
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:541ページ
縦:20cm
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