スナックの言語学―距離感の調節 [単行本]

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スナックの言語学―距離感の調節 [単行本]

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出版社:三元社
販売開始日: 2019/10/11
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スナックの言語学―距離感の調節 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    カウンター越しの接客が原則となるスナックにおいて、人びとがどのような言語コミュニケーションの方法で「接客者」と「客」としての良好かつ適切な関係を構築しているのか、また、それぞれの意図がどのような言語行動に反映されているのかを明らかにする。なかでも特に接客者にみられるものを「接客言語ストラテジー」として、そのありようを、ポライトネス理論にもとづいて分析していく。
  • 目次

    はじめに 001

    第1章 序 論
     第1節 研究の目的 004
     第2節 先行研究 009
      第1項 会話分析 009
      第2項 ポライトネス理論と親密性 015
      第3項 接客と言語 021
     第3節 本研究の視点と方法 027
      第1項 研究の概要 027
      第2項 フィールドの選定と調査方法 030
      第3項 会話の転写方法 031
     1.転写に基づく会話分析の方法 031
     2.転写方法の説明 034
      第4項 本書の構成 036
    第2章 会話の場としてのスナック
     第1節 スナックの接客内容および位置づけ 040
     第2節 スナックで働く女性 044
      第1項 経営者兼接客者 045
      第2項 長期・定期の被雇用女性 046
      第3項 短期・不定期の被雇用女性 047
     第3節 スナックのママ―インタビューとフィールドワークをもとに 048
      第1項 ママM(スナックA) 049
      第2項 ママF(スナックB) 051
      第3項 ママK(スナックC) 053
      第4節 客とスナック 055
    第3章 スナックAの接客場面における会話分析
     第1節 全セッションと会話参加者に関する情報 060
     第2節 親密性の構築過程でみられる接客者と客の会話の特徴 062
      第1項 スピーチレベル 062
      第2項 自己開示 070
     1.自己開示にかかわる言語行動のパターン 071
     2.自己開示の内容に関する特徴 077
      第3項 ユーモアの表出 084
     1.遊戯的ユーモアと攻撃的ユーモア 086
     2.ママMと男性客Iのユーモアの表出のパターン 088
     3.ユーモアの表出に関する会話連鎖のパターン 092
     4.ユーモアの効果に関する考察 095
      第4項 パラ言語的特徴 097
     第3節 接客者に特徴的にみられる言語ストラテジー 100
      第1項 スピーチレベル・シフト 100
     1.スピーチレベル・シフトのタイミングと方法 100
     2.スピーチレベルに反映される平等性の確保 105
      第2項 個人情報の記憶の表示による関係維持のストラテジー 111
      第3項 ユーモアの発話以外で楽しさを演出するストラテジー 117
      第4項 発話意図を強調するパラ言語的特徴 119
     第4節 小括 123
    第4章 スナックにおける接客言語ストラテジー
     第1節 スナックB, Cの女性接客者の言語行動の特徴 128
      第1項 スピーチレベル・シフトによる立場の表示 129
      第2項 開示情報の制限 133
      第3項 攻撃的ユーモアの表出 136
     第2節 三名の女性接客者の言語行動の傾向 141
     第3節 小括 144
    第5章 実験観察による検証
     第1節 仮設スナックにおける言語ストラテジーの検証 148
     第2節 実験観察の結果と分析 152
      第1項 スピーチレベル 152
      第2項 自己開示 155
      第3項 ユーモア 160
     第3節 考察 164
      第1項 接客者の立場 165
      第2項 ママMとの比較 167
     第4節 小括 173
    第6章 結 論
     第1節 接客言語ストラテジー 176
     第2節 女性以外の接客者に関して 179
     第3節 総括 181
    参考文献
    補遺データ
    あとがき 248
  • 出版社からのコメント

    フィールドワークにもとづいた、カウンター越しの接客が原則となるスナックにおける「接客言語ストラテジー」の実証研究。
  • 内容紹介

    カウンター越しの接客が原則となるスナックにおいて、人びとがどのような言語コミュニケーションの方法で「接客者」と「客」としての良好かつ適切な関係を構築しているのか、また、それぞれの意図がどのような言語行動に反映されているのかを明らかにする。なかでも特に接客者にみられるものを「接客言語ストラテジー」として、そのありようを、ポライトネス理論にもとづいて分析していく。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中田 梓音(ナカタ シオン)
    立命館大学産業社会学部卒業後、映像制作会社勤務を経て、立命館大学大学院言語教育情報研究科にて修士号取得(2011)。総合研究大学院大学文化科学研究科にて博士号取得(2016)。専門は、フィールドとなる酒場の会話をもとにした社会言語学。現在は国立民族学博物館人類基礎理論研究部の研究員として所属。一方で和食文化学会に所属し、毎年アジア各国で開催される食文化会議に参加し日本の飲食および飲酒文化を発表(2016‐2018)
  • 著者について

    中田梓音 (ナカタシオン)
    立命館大学産業社会学部卒業後、映像制作会社勤務を経て、立命館大学大学院言語教育情報研究科にて修士号取得(2011)。総合研究大学院大学文化科学研究科にて博士号取得(2016)。
    専門は、フィールドとなる酒場の会話をもとにした社会言語学。現在は国立民族学博物館人類基礎理論研究部の研究員として所属。一方で和食文化学会に所属し、毎年アジア各国で開催される食文化会議に参加し日本の飲食および飲酒文化を発表(2016-2018)。
    国内では京都造形芸術大学、武庫川女子大学の非常勤講師として「言語からみる社会学」、「飲食からみる社会学」、「食文化論」などの講義を担当。『世界の食文化百科事典』(丸善出版、2019年12月刊行予定)で「スナック」の項を担当。好きなことは、天気のいい日に外でビールを飲みながら本を読むこと。

スナックの言語学―距離感の調節 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:三元社
著者名:中田 梓音(著)
発行年月日:2019/09/30
ISBN-10:4883034976
ISBN-13:9784883034970
判型:A5
発売社名:三元社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:語学総記
言語:日本語
ページ数:249ページ
縦:21cm
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