医療従事者のための感染対策ルールブック [単行本]
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医療従事者のための感染対策ルールブック [単行本]

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出版社:リーダムハウス
販売開始日: 2019/09/01
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医療従事者のための感染対策ルールブック [単行本] の 商品概要

  • 目次

    Category 1 標準予防策
    Rule 001   標準予防策の対象患者は, 感染者・非感染者を問わない。
    Rule 002   標準予防策では, すべての患者に由来する湿性生体物質は感染源になりうるものとして取り扱う。
    Rule 003   標準予防策の構成要素を知っておく。
    Rule 004   標準予防策における個人防護具使用の判断は, ケアに伴う曝露リスクの予測に基づいて行う。
    Rule 005   ウイルスによる季節性の呼吸器感染症の市中流行期は, 呼吸器分泌物を封じ込める対策として咳エチケットを実施する。
    Rule 006   咳エチケットは, 咳, 充血, 鼻水, 呼吸器分泌物の増加といった症状のある人と家族, 同伴者が実施する。
    Rule 007   咳エチケットは5つの対策を複合的に実施する。
    Rule 008   咳エチケットではサージカルマスクの着用とともに手指衛生が重要となる。
    Rule 009   喘息やアレルギー性鼻炎などの患者には感染性はないが, 咳エチケットは実施する。
    Rule 010   無菌テクニックを用いて, 滅菌済み注射器具の汚染を防ぐ。
    Rule 011   注射器や注射針を複数の患者に用いてはならない。
    Rule 012   複数回量バイアルを用いる場合は十分な管理が必要である。
    Rule 013   脊柱管や硬膜下腔にカテーテルを留置したり薬剤を注射するときにはサージカルマスクを着用する。
    Rule 014   汚れた洗濯物は適切に取り扱う。

    Category 2 感染経路別予防策
    Rule 015   標準予防策だけでは感染経路を完全には遮断できない状況では感染経路別予防策を追加する。
    Rule 016   感染経路別予防策は臨床症状または予測される病原体に基づいて実施する。
    Rule 017   多剤耐性菌の保菌者は永久に保菌していると考えて対処する。
    接触予防策
    Rule 018   接触予防策では患者は個室隔離かコホーティングする。
    Rule 019   接触予防策下にある病室に入る医療従事者は手袋とガウンを着用する。
    Rule 020   接触予防策下の患者の病室外への移送は医学的に必要な目的に限定する。
    Rule 021   接触予防策下の患者に用いる器具は使い捨てにするか患者専用にする。
    Rule 022   接触予防策下の患者に用いた食器類を再使用する前の洗浄は一般的な方法で行えばよい。
    Rule 023   接触予防策下の患者周辺の「手指の高頻度接触面」は頻回に洗浄・消毒する。
    飛沫予防策
    Rule 024   飛沫予防策では患者を個室隔離かコホーティングする。
    Rule 025   飛沫予防策下にある病室に入る医療従事者はサージカルマスクを着用する。
    Rule 026   飛沫予防策下の患者の病室外への移送は医学的に必要な目的に限定する。
    Rule 027   飛沫予防策下の患者に用いる器具は使い捨てにするか患者専用にする。
    Rule 028   飛沫予防策下の患者に用いた食器類を再使用する前の洗浄は一般的な方法で行えばよい。
    Rule 029   飛沫予防策を要する外来患者は, 速やかに小部屋に収容する。
    Rule 030   飛沫感染の最大距離は現在も解決されていない。
    空気予防策
    Rule 031   空気感染は3 つに分けて考える。
    Rule032   飛沫感染する病原体が, そのまま空気感染することはない。
    Rule 033   空気予防策では空気の特別な取り扱いや換気が必要である。飛沫予防策では必要ない。
    Rule 034   空気予防策が必要な患者は空気感染隔離室に入室させる。
    Rule 035   空気感染隔離室では肉眼的指標により空気圧を毎日測定する。
    Rule 036   空気予防策下の患者の病室外への移送は医学的に必要な目的に限定する。
    Rule 037   空気予防策下の患者に用いる器具は使い捨てにするか患者専用にする。
    Rule 038   空気予防策下の患者に用いた食器類を再使用する前の洗浄は一般的な方法で行えばよい。
    Rule 039   空気予防策を要する感染が疑われる外来患者には, 速やかにトリアージを行い, サージカルマスクを着用させる。
    Rule 040   面会者のスクリーニングをして, 感染源にならないようにする。

    Category 3 個人防護具
    Rule 041   個人防護具は標準予防策では血液・体液曝露が予測されるときに着用し, 感染経路別予防策では病室入室時に必ず着用する。
    Rule 042   標準予防策においては患者ケアで血液・体液曝露が予測される場合は, 個人防護具を着用する。
    Rule 043   標準予防策において患者ケアによる手への激しい汚染が想定される場合は手袋を着用する。
    Rule 044   個人防護具は, 自分と周囲の環境を汚染しない方法で外す。
    Rule 045   手袋は患者ケアごとに廃棄する。1 人の患者のケアでも必要に応じて交換する。
    Rule 046   手袋を洗って再使用してはならない。
    Rule 047   手袋を外したあとは手指衛生を行う。
    Rule 048   N95 マスクを着用するのは医療従事者である。患者が着用することはない。
    Rule 049   N95 マスクは使い捨てにするが, 結核患者のケアで用いた場合は再利用できる。
    Rule 050   ケアにおいて患者由来の感染性物質による腕や衣服への汚染が予測される場合は, ガウンを着用する。
    Rule 051   ケア中に患者の血液や体液などを浴びる恐れがある場合は,口, 鼻, 眼の防護を行う。
    Rule 052   眼鏡をゴーグルやフェイスシールドの代替として使用してはならない。

    Category 4 手指衛生
    衛生的手洗い
    Rule 053   手指が肉眼的に汚れていなければ「アルコール手指消毒」, 肉眼的に汚れていれば「石鹸と流水による手洗い」を行う。
    Rule 054   アルコール手指消毒薬を使用する場合には十分量を用いる。
    Rule 055   手指衛生はWHO の5 つのタイミングで実施する。
    Rule 056   アルコール手指消毒薬は, 手指衛生のアプローチがしやすい場所に設置する。
    Rule 057 「 石鹸と流水による手洗い」は15秒以上行う。
    Rule 058 「 アルコール手指消毒」と「石鹸と流水による手洗い」を連続してはならない。手荒れを引き起こすからである。
    Rule 059   医療従事者の手荒れが増加してきたら, 石鹸と流水による手洗いを中止し,保湿剤を含んだアルコール手指消毒薬を使用する。
    Rule 060   長い爪, つけ爪, マニュキュアは手指衛生の効果を減弱させる。
    手術時手洗い
    Rule 061   手術時手洗いは最初に石鹸と流水で手指の汚れを落としたのち, 持続活性のあるアルコール手指消毒薬を用いる。
    Rule 062   手術時の手指消毒におけるスクラブは長時間行う必要はない。
    Rule 063   手術が連続するとき, 手術間ではアルコール手指消毒薬による手指消毒のみでよく, 石鹸と流水による手洗いは必要ない。

    Category 5 環境整備
    Rule 064   医療従事者や患者が環境表面から直接感染することはほとんどないが, 環境表面に付着した病原体は手を介してヒトに伝播する。
    Rule 065   環境表面は手指の「高頻度接触面」と「低頻度接触面」の2 つに分類され, 前者では頻回に洗浄する。
    Rule 066 「 環境表面」はノンクリティカルに分類される。
    Rule 067   床の清掃は洗浄剤による一般的な洗浄法で行う。
    Rule 068   洗浄で使うバケツや洗浄液の細菌汚染に注意する。
    Rule 069   モップや雑巾が微生物汚染を受けないために洗浄液は消毒薬を含んだものを用いる。
    Rule 070   床などに付着した大量の血液や体液を除去する場合,最初にその有機物を十分に取り除くことが大切である。
    Rule 071   環境表面の拭き掃除による病原体や土埃の物理的な除去は薬剤の殺菌効果よりも重要である。
    Rule 072   アルコールによる環境表面の清拭は, 小器具の表面など狭い面積に限定する。
    Rule 073   感染対策として環境表面の日常的な培養を行う必要はない。
    Rule 074   医療機関での小児用玩具は適切に衛生管理する。
    Rule 075   易感染性の患者がいる区域ではカーペットの使用を避ける。
    Rule 076   造血幹細胞移植患者の病室の生花, 鉢植え植物は推奨されない。
    Rule 077   同種造血幹細胞移植患者はアスペルギルス対策として防護環境に入室させる。
    Rule 078   造血幹細胞移植患者でのアスペルギルス症の発症数のサーベイランスは必要である。
    Rule 079   病院の建築や改修工事の期間は造血幹細胞移植患者のためのアスペルギルス対策を強化する。
    Rule 080   1 人の透析患者に使用された物品をそのまま他の透析患者のベッドやその周辺区域に持ち込んではならない。
    Rule 081   透析室の環境表面はHBV の感染経路になりうる。
    Rule 082   透析室の血液汚染に対しては適切な消毒薬による環境消毒が必要である。
    Rule 083   透析室ではHBs 抗原(+)患者とHBV に感受性のある患者のベッドを隣り合わせにしない。
    Rule 084   クロイツフェルト‐ヤーコプ病の患者の病室の清掃は日常的な方法で十分である。
    Rule 085   血液はプリオンの伝播の原因とはならないので,血液が環境表面に付着した場合も日常的な処置で十分である。

    Category 6 医療関連感染
    血管内カテーテル
    Rule 086   カテーテル由来血流感染と中心ライン関連血流感染を混同しない。
    Rule 087   感染管理上, 中心静脈カテーテルの挿入部位は鎖骨下静脈が望ましい。
    Rule 088   中心静脈カテーテルの留置には超音波ガイドを使用する。
    Rule 089   中心静脈カテーテルの挿入またはガイドワイヤー交換の際には, マキシマル・バリアプリコーションを実施する。
    Rule 090   中心静脈カテーテルの挿入時とドレッシング交換時には> 0.5% クロルヘキシジン含有アルコール製剤で皮膚消毒する。
    Rule 091   末梢静脈カテーテルの挿入時は非滅菌手袋を着用する。動脈カテーテルや中心静脈カテーテルの挿入の際には滅菌手袋を着用する。
    Rule 092   カテーテル部位を覆う際は, ガーゼか透明ドレッシングのいずれかを使用する。
    Rule 093   血管内カテーテルの固定には無縫合固定器具を使用する。
    Rule 094   輸液セットは, 72 ~ 96 時間ごとよりも頻回にならないように交換するが, 少なくとも7 日ごとには交換する必要がある。
    Rule 095   中心静脈カテーテルの感染対策は2 段階(基本手技+ 特別アプローチ)で実施する。
    Rule 096   カンジダ血症の患者の中心静脈カテーテルの抜去については,好中球減少のない患者では抜去する。好中球減少のある患者では必ずしも抜去することはなく, 個々の状況で判断する。
    尿道留置カテーテル
    Rule 097   カテーテルの尿道留置には尿路感染を起こすリスクがある。
    Rule 098   尿道留置カテーテルの適正使用について熟知する。
    Rule 099   急性期病院では無菌操作と無菌器材で尿道留置カテーテルを挿入する。非急性期施設では, 間歇導尿の清潔手技は許容される。
    Rule 100   尿道留置カテーテルは最小径のカテーテルを使用し, 挿入後は適切に固定する。
    Rule 101   特定の患者では,尿道留置カテーテルよりも間歇導尿法のほうが望ましい。
    Rule 102   閉鎖式導尿システムを使用する場合には膀胱洗浄以外は接合部を引き離さない。
    Rule 103   尿道留置カテーテルや採尿バッグは定期的に交換しない。
    Rule 104   採尿バッグは汚染しないように適切に取り扱う。
    Rule 105   尿道留置カテーテルの抜去前にカテーテルをクランプする必要はない。
    Rule 106   尿路感染を予防する目的で尿道周囲を消毒することはしない。
    Rule 107   尿道留置カテーテルの挿入患者にカンジダ尿がみられても, 症状がなければ保菌であるためカテーテルを抜去するだけでよい。
    Rule 108   尿道留置カテーテルの挿入患者にカンジダ尿がみられ, 症状があれば尿路感染の可能性があるので,
    カテーテルを抜去する。
    人工呼吸器
    Rule 109   呼吸器回路は使用期間を根拠としたルチーンな交換はしない。肉眼的に汚れがあるか機械的に不調な場合に交換すればよい。
    Rule 110   呼吸器回路の結露は, 気管・気管支に流れ込まないように定期的に捨てる。結露の取り扱い時は手袋を着用する。
    Rule 111   声門下域に溜まった気管支分泌物をドレナージするときは背面ルーメンを付属した気管チューブを用いる。
    Rule 112   気管内挿管の必要性と期間を減らすために非侵襲的陽圧換気療法を積極的に用いる。
    Rule 113   ネブライザーは細菌汚染しないように管理する。毎日, 滅菌または高水準消毒を実施し, 滅菌水のみを使用する。
    手術
    Rule 114   手術部位感染は感染の深達度によって3つに分類される。
    Rule 115   予防抗菌薬は皮膚切開時に血中および組織内で確実に殺菌濃度に達するタイミングで投与する。
    Rule 116   手術前の予防抗菌薬は切開前の1 時間以内に開始する。
    Rule 117   閉創後は予防抗菌薬の投与はしない。
    Rule 118   手術室では人の動きを制限する。
    Rule 119   周術期は糖尿病の有無にかかわらず, 血糖値を200mg/dL 未満にする。
    Rule 120   患者は手術前日には石鹸または消毒薬を用いたシャワーや入浴をする。
    Rule 121   手術前の皮膚はアルコールベースの消毒薬にて消毒する。
    Rule 122   手術前のアルコール消毒薬による皮膚消毒では引火に注意する。
    Rule 123   手術中および手術直後はFIO2 を増加させる。
    Rule 124   手術部位感染の予防のためにヨウ素系消毒薬にて深部もしくは皮下組織を手術中に潅流する。
    Rule 125   手術部位感染の予防にトリクロサンコーティング縫合糸を使用する。
    透析
    Rule 126   バスキュラーアクセスへの穿刺では, 手指衛生と個人防護具の着用を徹底する。
    Rule 127   バスキュラーアクセスへの皮膚消毒には有効性のある適切な消毒薬を使用する。
    サーベイランス
    Rule 128   医療関連感染の発生率を監視し, 感染率を把握しておく。
    Rule 129   感染症のサーベイランスには疫学的原則を適用する。
    Rule 130   疫学的に重要な病原体の発生率と有病率の地域的傾向に関する情報を収集し, 定期的に検討する。

    Category 7 消毒・滅菌
    Rule 131   消毒薬に対する微生物の耐性機構は様々である。
    Rule 132   滅菌・消毒・洗浄について理解する。
    Rule 133   消毒や滅菌の前には徹底的な洗浄が必要である。
    Rule 134   消毒薬では濃度, 温度, pH, 湿度, 水の硬度を適切にする。
    Rule 135   器具, 器材を消毒する際は
  • 出版社からのコメント

    CDCをはじめ国内外の感染対策ガイドラインのエビデンスに基づき厳選された227ルールをポケットブックにまとめています。
  • 内容紹介

    感染対策は感染防止のために必要な行動を規定するルールの集積です。本書は,CDCをはじめとする国内外のガイドラインをベースとしたエビデンスに基づく現場重視の227ルールを感染対策の第一人者である矢野邦夫先生がカテゴリー別に厳選し,ハンディーな新書判のポケットブックにまとめています。現場で感染対策を実践するすべての医療従事者の方々,とりわけ研修医や新人看護師のみなさんにとって手軽に使える日常の医療ケアに有益な情報を満載した実務重視のポケットルール集です。
  • 著者について

    矢野邦夫 (ヤノクニオ)
    浜松医療センター院長補佐・感染症内科部長・衛生管理室長。1981年3月名古屋大学医学部卒業。1981年4月名古屋掖済会病院。1987年7月名古屋第二赤十字病院。1988年7月名古屋大学第一内科。1989年12月米国フレッドハッチンソン癌研究所。1993年4月浜松医療センター。1996年7月米国ワシントン州立大学感染症科エイズ臨床短期留学。米国エイズトレーニングセンター臨床研修修了。1997年4月浜松医療センター感染症内科部長(現職)。1997年7月同衛生管理室長(現職)。2008年7月同副院長。2020年4月同院長補佐(現職)。医学博士。浜松医科大学臨床教授。三重県立看護大学客員教授。日本医師会認定産業医。感染制御医。感染症専門医。抗菌化学療法指導医。日本内科学会認定医。エイズ学会認定医・指導医。血液専門医・指導医。輸血専門医。日本感染症学会、日本環境感染学会評議員

医療従事者のための感染対策ルールブック [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:リーダムハウス
著者名:矢野 邦夫(著)
発行年月日:2019/09
ISBN-10:4906844189
ISBN-13:9784906844180
判型:新書
対象:専門
発行形態:単行本
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:216ページ
縦:17cm
横:11cm
厚さ:1cm
重量:189g
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