天空の甕 [単行本]
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天空の甕 [単行本]

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出版社:本の泉社
販売開始日: 2019/11/08
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天空の甕 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    天空の甕
    開墾地の春
    婿養子
  • 内容(「BOOK」データベースより)

    天空の甕;開墾地の春;婿養子
  • 出版社からのコメント

    小説。村人は貧食から抜け出そうとしていろいろ試みた。「野々海」という自然の水ガメの水を田に引き込むことはできないか。
  • 内容紹介

     長野県栄村は新潟県境に接した山のなかにある。一九五六年九月に下高井郡堺村と下水内郡水内村が合併して発足した。
     平坦地は少なく、森林が八割を占める。耕地も狭く、わずかの田では自家で一年に消費するだけのコメはとれなかった。コメはせいぜい半年分を確保できればいい方で、あとは雑穀を主食がわりに、ようよう命をつないできた。
     村人はこの貧食から抜け出そうとしていろいろ試みたが、山から湧きだす自然の用水は限られ、水田を広げようにも広げられなかった。村の大部分を覆う山林を眺めつつ、村人は幾世代にもわたってその思いを抱きつづけてきたのであった。
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     五月下旬、山の中腹には冷たい雪解け水がちょろちょろと足元を濡らして流れている。それが地下足袋の指先にジンジンと凍み込んでくる。村人は「野々海」が貯水ダムとなり、やがて黄金色の稲穂の垂れるのを夢見て働いていた。一服し、濡れた地下足袋を陽にかざす。見上げる彼方に「野々海」が待っている。(「天空の甕」より)



    村人は貧食から抜け出そうとしていろいろ試みた。標高1000メートルの山頂に、周囲4キロメートルのくぼ地がある。毎年、豪雪を溜めこむが、春から夏へ、太陽に暖められて雪解け水となり、谷に流れ込む。「野々海」と村人は呼んだが、いうならば自然の水ガメである。この水を田に引き込むことはできないか。
    (「天空の甕」より抜粋)
    他、2話(開墾地の春/婿養子)を収録

    図書館選書
    村人は貧食から抜け出そうと試みた。標高1000メートルの山頂にくぼ地がある。毎年、豪雪を溜めこむが春から夏へ雪解け水となり谷に流れ込む。「野々海」という自然の水ガメの水を田に引き込めないか。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    田中 山五郎(タナカ サンゴロウ)
    1931年2月東京生まれ。1949年都立農芸高校卒。現在、農園経営。日本民主主義文学会会員
  • 著者について

    田中山五郎 (タナカサンゴロウ)
    1931年2月東京生まれ
    1949年都立農芸高校卒。
    現在、農園経営。日本民主主義文学会会員

    《主な著書》
    『徳丸ヶ原異聞』1984年、青磁社
    『千代、今ひとたびの』1999年、本の泉社
    『五・一広場』2005年、本の泉社(日本図書館協会選定図書)
    『大獄と闇の夜』2014年、本の泉社

天空の甕 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:本の泉社
著者名:田中 山五郎(著)
発行年月日:2019/11/22
ISBN-10:4780719496
ISBN-13:9784780719499
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学小説
言語:日本語
ページ数:150ページ
縦:20cm
横:13cm
厚さ:1cm
重量:230g
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