出雲神話論 [単行本]

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出雲神話論 [単行本]

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出版社:講談社
販売開始日: 2019/11/27
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出雲神話論 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    姉アマテラスに逆らって追放されたスサノヲ。スサノヲの娘スセリビメと結ばれて地上の主として君臨したオホナムヂ(オホクニヌシ)。しかし、その栄華も高天の原の神がみによって打ち砕かれる。この物語はなにを意味するのか。神話の向こうに微かに見える、古代における日本列島の姿を明らかにせんとする、著者の古事記研究五十年余の総決算!
  • 目次

    はじめに──古事記を読むということ
    第一章 出雲とはいかなる世界か
    第二章 さすらうスサノヲ
    第三章 母なるカムムスヒ
    第四章 オホナムヂからオホクニヌシへ
    第五章 オホクニヌシの国作り
    第六章 制圧される出雲
    むすびに──遺りつづける記憶
  • 出版社からのコメント

    なぜ『古事記』にだけ出雲神話があるのか、それに続く、俗に「国譲り神話」と称される出雲の滅びの物語にはなにが隠されているのか?
  • 内容紹介

    【担当編集ノート】
    三浦佑之さんといえば、大ベストセラー『口語訳 古事記』の著者にして現代古事記研究を牽引する人です。お嬢さんの三浦しをんさん曰く「コジオタ(古事記オタク)」。その三浦さんの主張の核心こそ「『記紀』の呪縛からの解放」です。簡単にいえば「多くの人は『古事記』と『日本書紀』を似たようなものと考えがちだが、それは大きなまちがい。ふたつの書物はまったく別の意図をもって編纂されたと考えるべきで、その証拠が出雲神話とよばれるものである」ということ。

    古事記は、上・中・下の3巻から成り、神々のことは上巻において大河小説のように語られます。そのなかで、出雲神話と呼ばれる部分はおおむね以下の部分です。

    1)アマテラスの弟スサノヲが高天の原を追放され、出雲の国の肥の河の上流にやってきて、コシノヤマタノヲロチを退治し、生贄になって喰われるはずのクシナダヒメ(櫛名田比売)を助けて結婚し、子孫が繁栄する話。

    2)スサノヲから数えると7代目にあたる子孫オホナムヂが傷ついたウサギを助けたり、命を狙う兄たちから逃れて根の堅州国に行くなどの試練と成長を語る冒険物語。

    3)オホナムヂがなぜかスサノヲの娘スセリビメと結ばれ、スサノヲからのさまざまな試練を克服し、最後には、スサノヲのもつ呪宝を奪いスセリビメを連れて地上にもどる話。

    4)逃げるオホナムヂに向かってスサノヲが「大国主」となって地上を支配しろと祝福し、オホナムヂは地上にもどって兄たちを追い払う。スサノヲのことば通りにオホクニヌシとなって地上の主として君臨する話。

    5)地上の王となったオホクニヌシと女たちをめぐる物語、および国作りを助ける神の話。オホクニヌシとその子孫たちの栄華。

    じつはこのほとんどが『古事記』のみにある記述であり、『日本書紀』の正伝(書紀の編者が、正統な伝えとして採用した本文)には存在しないのです。
    なぜ『古事記』にだけ出雲神話があるのか、またそれに続く、俗に「国譲り神話」と称される出雲の滅びの物語にはなにが隠されているのか? ここに徹底的に焦点を絞りながら『古事記』神話、ひいては古代における日本列島の姿を考えてみたいというのが、三浦さんのもくろみです。
    本書は三浦さんの古事記研究生活50年余の総決算ともいうべき一書です。広く江湖の諸子に問うしだいです。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    三浦 佑之(ミウラ スケユキ)
    1946年、三重県生まれ。成城大学文芸学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。共立女子短期大学教授、千葉大学教授、立正大学教授などを歴任。千葉大学名誉教授。専攻は古代文学、伝承文学研究。1988年に『村落伝承論』(五柳叢書)で第5回上代文学会賞を受賞。2002年に『口語訳古事記 完全版』(文藝春秋)を刊行、ベストセラーとなる。2003年、同書で第1回角川財団学芸賞を受賞。『古事記』研究の第一人者にして、通説にとらわれない斬新な論を展開しつづけている。『古事記を読みなおす』(ちくま新書、第1回古代歴史文化みやざき賞受賞)、『風土記の世界』(岩波新書)など著書多数
  • 著者について

    三浦 佑之 (ミウラ スケユキ)
    三浦佑之(みうら・すけゆき)
    1946年、三重県生まれ。成城大学文芸学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。共立女子短期大学教授、千葉大学教授、立正大学教授などを歴任。千葉大学名誉教授。専攻は古代文学、伝承文学研究。1988年に『村落伝承論』(五柳叢書)で第5回上代文学会賞を受賞。2002年に『口語訳古事記 完全版』(文藝春秋)を刊行、ベストセラーとなる。2003年、同書で第1回角川財団学芸賞を受賞。『古事記』研究の第一人者にして、通説にとらわれない斬新な論を展開しつづけている。『古代叙事伝承の研究』(勉誠社)、『古事記講義』(文春文庫)、『古事記のひみつ』(吉川歴史文化ライブラリー)、『平城京の家族たち』(角川ソフィア文庫)、『古事記を読みなおす』(ちくま新書、第1回古代歴史文化みやざき賞受賞)、『風土記の世界』(岩波新書)など著書多数。

出雲神話論 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:講談社
著者名:三浦 佑之(著)
発行年月日:2019/11/25
ISBN-10:4065177529
ISBN-13:9784065177525
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学総記
言語:日本語
ページ数:661ページ
縦:20cm
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