ポップ・スピリチュアリティ―メディア化された宗教性 [単行本]
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ポップ・スピリチュアリティ―メディア化された宗教性 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2019/11/21
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ポップ・スピリチュアリティ―メディア化された宗教性 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    アカデミックな「スピリチュアリティ」は定着せず、霊を信じる「スピリチュアル・ブーム」が起こったが、バッシングを受けて衰退した。このような見方に本書は再考を迫る。それはグローバルに同時多発するスピリチュアリティの日本的な現象にすぎない。「前世療法」の体験談から探る現代の輪廻観。「パワースポット」でパワーが体験される仕組み。ライトノベル、アニメ、SNSなど「サブカル」を操っている「魔術師」たち…。「ブーム」を超えて東日本大震災の後も拡散と深化を続ける、その各メディアでの展開を緻密に読み解く。
  • 目次

    はじめに


    第一章 スピリチュアリティとは何か――概念とその定義
     1 「スピリチュアリティ」の意味と定義
     2 英語の心理学の学術文献における定義
     3 日本における出版の動向――死者の重要性


    第二章 二〇〇〇年以後の日本におけるスピリチュアリティ言説
     1 オウム事件,反カルト的雰囲気,意識変容への懸念
     2 ポテンシャルからトラウマへ
     3 癒しの時代
     4 ポピュラーなブームとしての癒し
     5 片仮名のスピリチュアリティと「霊」の排除
     6 マス・メディアにおける「スピリチュアル」
     7 根強い「霊」への関心
     8 日本人の無宗教の宗教性
     9 スピリチュアリティのゆくえ


    第三章 メディアのなかのスピリチュアル――江原啓之ブームとは何だったのか
     1 スピリチュアルという言葉と江原啓之
     2 霊能者からスピリチュアル・カウンセラーへ
     3 テレビ番組の相談事例から――スピリチュアル・カウンセリングの構造
     4 江原の思想の特徴――霊的真理の八つの法則
     5 「霊を信じるが無宗教」という層へのアピール
     6 オウム以後のメディア状況――カルトはバッシング,オカルトはブーム
     7 ブームのゆくえ――スピリチュアリティ言説の状況から


    第四章 メディアのなかのカリスマ――江原啓之とメディア環境
     1 初期の雑誌掲載――占い特集のなかで
     2 単行本の刊行――霊的真理の教義化の試み
     3 テレビ出演,個人相談の中止,「メディアのなかのカリスマ」の誕生
     4 テレビ「えぐら開運堂」――カウンセラーとして
     5 テレビ「天国からの手紙」――ミディアム・ヒーラーとして
     6 テレビ「オーラの泉」――コメンテーター化
     7 まとめ――メディア論との接合


    第五章 スピリチュアルとそのアンチ――江原番組の受容をめぐって
     1 弁護士たちによる要望書
     2 二七時間テレビ「ハッピー筋斗雲」問題
     3 スピリチュアル番組規制論へ――『J‐CASTニュース』の批判記事
     4 ネット・ユーザーの反応――規制論からテレビ批判へ
     5 好意的コメントに見られる江原評価の要因
     6 アンチとファンの対比
     7 「ネンダー」間の論争?
     8 「テレビ」の衰退とスピリチュアルのゆくえ


    第六章 現代の輪廻転生観――輪廻する〈私〉の物語
     1 日本における輪廻転生観
     2 現代日本の前世療法の体験談の分析
     3 欧米における輪廻転生
     4 輪廻転生観の近代性


    第七章 パワースポット現象の歴史――ニューエイジ的スピリチュアリティから神道的スピリチュアリティへ
     1 一九八〇年代のパワースポット――天河神社の登場
     2 国外のパワースポットへの関心
     3 国内のパワースポットの再発見
     4 神社のパワースポット化
     5 現世利益と真正性
     6 神道的スピリチュアリティとナショナリズム


    第八章 パワースポット体験の現象学――現世利益から心理利益へ
     1 パワースポットの効果の類型論――関連ブログの収集
     2 現世利益と心理利益の関係性
     3 コーエンのツーリストの現象学との比較
     4 大神神社をめぐる重層的な真正性――神祇信仰・現世利益・自然崇拝
     5 パワーの脱文脈化と一般化


    第九章 サブカルチャーの魔術師たち――宗教学的知識の消費と共有
     1 「魔術」への関心の高まり
     2 インターネットにおける「魔術」――内容と関心層の属性
     3 アニメに見るサブカルチャーのなかの魔術
     4 「魔術」に関する知識の操作
     5 研究の意義――サブカルチャー研究と「宗教」研究のあいだで


    参考文献
    あとがき
  • 出版社からのコメント

    テレビ,小説,アニメから,ネット,SNSへ.現代日本の「ポップ・スピリチュアリティ」の本格的研究.
  • 内容紹介

    「江原啓之ブーム」とその後.「前世療法」と現代の輪廻転生観.「パワースポット」体験.サブカルで関心が高まる「魔術」.軽視されがちなこうした現象は,実はグローバルに連動し,日本ではテレビ,小説,アニメから,ネット,SNSへと拡散と深化を続ける.現代日本の「ポップ・スピリチュアリティ」を考える本格的研究.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    堀江 宗正(ホリエ ノリチカ)
    1969年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科附属死生学・応用倫理センター准教授。死生学、スピリチュアリティ研究。2000年、東京大学大学院人文社会系研究科宗教学宗教史学博士課程満期退学。博士(文学)。聖心女子大学文学部准教授を経て現職
  • 著者について

    堀江 宗正 (ホリエ ノリチカ)
    堀江宗正(ほりえ のりちか)
    1969年生まれ.東京大学大学院人文社会系研究科附属死生学・応用倫理センター准教授.死生学,スピリチュアリティ研究.2000年,東京大学大学院人文社会系研究科宗教学宗教史学博士課程満期退学.博士(文学).聖心女子大学文学部准教授を経て現職.著書に『歴史のなかの宗教心理学――その思想形成と布置』(岩波書店),『スピリチュアリティのゆくえ』(岩波書店),編著に『現代日本の宗教事情』(シリーズいま宗教に向きあう1,岩波書店),『宗教と社会の戦後史』(東京大学出版会).

ポップ・スピリチュアリティ―メディア化された宗教性 の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:堀江 宗正(著)
発行年月日:2019/11/19
ISBN-10:4000613723
ISBN-13:9784000613729
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:304ページ
縦:20cm
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