「反日」と「反共」―戦後韓国におけるナショナリズム言説とその変容 [単行本]
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「反日」と「反共」―戦後韓国におけるナショナリズム言説とその変容 [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2019/10/30
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「反日」と「反共」―戦後韓国におけるナショナリズム言説とその変容 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    韓国はどのようにナショナルアイデンティティを構築してきたのか。「8.15=光復節」という国家的な祝日を記念する「8.15」ドキュメンタリーシリーズが作り続けた公共の放送空間における言説実践とその変容を「反日」と「反共」の二つの言説を軸に明らかにする。
  • 目次

    序章 「8.15」ドキュメンタリーシリーズとナショナリズム言説
     1.問題設定
      1.1 「8.15=光復節」と「8.15」ドキュメンタリーシリーズ
      1.2 反植民地支配ナショナリズム(Anti-colonial Nationalism)の跋扈
      1.3 戦後韓国における「反日」と「反共」の言説をめぐる構造的関係性
      1.4 韓国の「民族主義」をめぐる理論的展開と課題
      1.5 ナショナリズムに関する理論的前提
      1.6 分析対象の範疇
     2.先行研究
     3.方法論としてのバフチンの「対話」のアプローチ
      3.1 「対話」に関わる主要概念
      3.2 「対話」のアプローチのロジック
     4.「8.15」ドキュメンタリーシリーズとナショナリズム言説のダイナミズム
      4.1 「8.15」ドキュメンタリーにおける様々なナショナリズムの言説
      4.2 各章における分析対象の「8.15」ドキュメンタリー番組
      4.3 テクストの構造的枠組
     5.各章の概要

    第1章 様々な「反植民地支配ナショナリズム(Anti-colonial Nationalism)」――「前景」としての1940~1950年代
     1.植民地時代の「反植民地支配ナショナリズム」
      1.1 「反日」と「反共」(=領域Ⅰ)
      1.2 「反日」と「親共」(=領域Ⅲ):初期韓国人共産主義者たち
     2.「反共(Anti-communism)」の公共化
      2.1 李承晩と米軍政の「反共」政策
      2.2 李承晩政権(=48年体制)と「反共」体制(=領域Ⅱ)
     3.「民族主義的民主主義」の出現:『思想界(Sasangge Monthly)』創刊(1953)
     4.小結

    第2章 「8.15」ドキュメンタリーシリーズと初期のナショナリズム言説(1960~1970年代)
     1.「革命政府」とテレビ放送の開始
     2.「8.15」記念ドキュメンタリー(KBS)
     3.初期の「8.15」ドキュメンタリーとナショナリズムの言説
      3.1 「8.15特集」4部作シリーズ第3部『光復の歓喜』(1977.8.13放送)
      3.2 番組分析
      3.3 「8.15」ドキュメンタリー『光復の歓喜』における「民族主義」の言説
     4.小結
     【番組テンプレート】『光復の歓喜』(1977.8.13放送)

    第3章 激動の時代と「移民韓国人」(1980年代)
     1.時代背景
     2.番組の概要と番組分析
     3.移民と「ネーション」の言説
      3.1 言説Ⅰ:「貧困」からの脱出
      3.2 言説Ⅱ:「韓国人」の矜持
      3.3 創造された「ネーション」と「トランスナショナリズム」の言説
     4.小結
     【番組テンプレート】『移民韓国人、このように成功した:第1部 洋服屋三兄弟』(1983.8.8放送)

    第4章 他者性としての「中産階層」
     1.時代背景:転換期としての「民主化(democratization)運動」(1987年)
     2.番組分析
      2.1 番組概要
      2.2 番組のプロット
     3.第3の言説の芽生え
      3.1 「ネーション」と「中産階層」の言説
      3.2 「ネーション」と「民主化」の言説
     4.小結:「新・韓国人論」の台頭
     【番組テンプレート】『韓国人の一日』(1987.8.12放送)

    第5章 「在日」への覚醒(1990年代以降)
     1.時代背景:「克日」や「知日」という新たな言説の登場
     2.番組概要
      2.1 二つの番組のプロット
      2.2 二つの番組の共通点と差異
     3.「在日」のアイデンティティ
      3.1 5人の「在日」
      3.2 韓国人と「在日」たちの間
     4.「ネーション」の拡大と「新・ナショナリズム」の言説
      4.1 「在日」と「民族差別」
      4.2 「在日」と「大衆的スター」
     5.小結
     【番組テンプレート】光復50周年特集『まだ終わっていない金の戦争』(1995.8.14放送)
     【番組テンプレート】光復節特集『在日、悩む魂』(2009.8.14放送)

    第6章 過去・現在・未来:「戦争」と被害者(2010年代以降)
     1.時代背景
     2.番組の概要
     3.番組の内容と「ナショナリズム」の言説
      3.1 ドイツと「過去」の言説
      3.2 日本と「過去」の言説
      3.3 国家を超える「過去」の言説
     4.小結:「反日」を超えて「反戦争」へ
     【番組テンプレート】8.15企画『戦争と日本4部作 第4部忘却する国、贖罪する国』(2014.8.22放送)

    終章 ナショナリズム言説の歴史的展開と展望
     1.総括
     2.結論
     3.展望

     参考論文及び参考文献
     韓国公共放送における歴代「8.15」ドキュメンタリーシリーズ目録
     年表

     あとがき
  • 内容紹介

    韓国はどのようにナショナルアイデンティティを構築してきたのか。「8.15=光復節」という国家的な祝祭日を記念する「8.15」ドキュメンタリーシリーズが作り続けた公共の放送空間におけるナショナリズムの実践とその変容を「反日」と「反共」の二つの言説を軸に明らかにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    崔 銀姫(サイ ギンキ)
    現在、佛教大学社会学部教授。専門はメディア研究(社会情報学)。東京大学大学院社会文化研究科博士課程途中退学。ソウル大学言論情報研究所客員教授(2010年)
  • 著者について

    崔 銀姫 (チェ ウンヒ)
     現在、佛教大学社会学部教授。専門はメディア研究(社会情報学)。東京大学大学院社会文化研究科博士課程途中退学。ソウル大学言論情報研究所客員教授(2010年)。
     単著に『表象の政治学』(明石書店、2017年)(韓国語翻訳版、2018年)、『日本のテレビドキュメンタリーの歴史社会学』(明石書店、2015年)、共著として『社会情報学ハンドブック』(東京大学出版会、2004年)等がある。

「反日」と「反共」―戦後韓国におけるナショナリズム言説とその変容 の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:崔 銀姫(著)
発行年月日:2019/10/31
ISBN-10:4750349216
ISBN-13:9784750349213
判型:A5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:319ページ
縦:22cm
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