受肉の哲学―原初的出会いの経験から、その根拠へ [単行本]
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受肉の哲学―原初的出会いの経験から、その根拠へ [単行本]

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出版社:知泉書館
販売開始日: 2019/10/29
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受肉の哲学―原初的出会いの経験から、その根拠へ [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「神」とか「キリスト」について、その意味を問うことは、一見宗教的で特殊な事柄のように思われる。しかしそれは時空を超えてすべての人に関わる問題である。このような立場から「ロゴス・キリストの受肉」「受難と復活」、そして「十字架による贖いと救い」といった問題を、「愛智の道行き」としての哲学の観点から「人間・自己の成立に関わる普遍的問題」として、素朴にかつ根源的に明らかにしようとする試みである。本書はこれらすべての問題の根底には神的エネルゲイア・プネウマの生動的な働きがあることを解明する。宗教と哲学を架橋する著者の到達点を示す貴重な一書である。
  • 目次

    はじめに
    第一章 原初的・使徒的経験とその成立根拠をめぐって――「ロゴスの受肉(神人性)」を証しするもの
    第二章 証聖者マクシモスの「ロゴス・キリスト論」(『難問集』第一部「トマスに宛てて」)のまとめと展望
    第三章 人間的自然・本性の開花・成就と神化の道行き――根底に現前する神的エネルゲイア・プネウマ
     一 「善く在ること」ないし「善きかたち」の成立と神的エネルゲイア・プネウマの現存
     二 存在の次元における罪の問題――存在(神の名)の生成・顕現に逆説的に関わるもの
     三 情念と自己変容――否定・浄化の道行き
     四 身体ないし身体性の問題――魂と身体との同時的生成
     五 愛による諸々のアレテーの統合――神の顕現のかたち
     六 創造と再創造をめぐって――創造における人間の役割
    第四章 ロゴス・キリストの十字架と復活――神への道行きの内的根拠をめぐって
     一 キリストとの原初的出会いの場に
     二 復活の内的経験を問い披く――神的エネルゲイア・プネウマないし神人的エネルゲイアの現存
     三 「キリスト自身の範型的信の働き」と「われわれの信」との内的関わり
     四 キリストの十字架の象徴的意味とその働き――魂・意志のうちなる神の働き・わざ
     五 「十字架による贖い,救い」の内実
     六 十字架の階梯と「キリスト的かたちの形成」
    第五章 他者との全一的交わりとロゴス・キリストの現存――「受肉の神秘」の前に
     一 創造の収斂点としての人間
     二 他者との善き関わりとロゴス・キリストの現存
     三 受肉の現在 神の憐れみの先行
    第六章 神的エネルゲイア・プネウマの現存に思う――探究の道を振り返って
    あとがき

    参考文献
    索引
  • 内容紹介

    「神」とか「キリスト」について,その意味を問うことは,一見宗教的で特殊な事柄のように思われる。しかしそれは時空を超えてすべての人に関わる問題である。このような立場から「ロゴス・キリストの受肉」「受難と復活」,そして「十字架による贖いと救い」といった問題を,「愛智の道行き」としての哲学の観点から「人間・自己の成立に関わる普遍的問題」として,素朴にかつ根源的に明らかにしようとする試みである。
    問題を対象化して分析する一般的な方法は,問題の真相を隠してしまうことがある。著者は事柄が成立する原初的な場や意味そしてその機微を,当の場面に立ち帰り,キリストと直に触れ合った使徒や教父に寄り添いつつ,自らのこととして見つめていくことによって,その真実を問い披いてゆく。それにより使徒たちの生の変容や再生,さらに新しい人の誕生を闡明にする。
    使徒とキリストとの霊的出会いは神の働き・霊により,否定・無化の働きはキリストと十字架の復活に由来するものであり,さらに証聖者マクシモスは十字架と復活の働きは,時と処を超えて「すべての今」に現前するとした。本書はこれらすべての問題の根底には神的エネルゲイア・プネウマの生動的な働きがあることを解明する。宗教と哲学を架橋する著者の到達点を示す貴重な一書である。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    谷 隆一郎(タニ リュウイチロウ)
    1945年、岡山県生まれ、神戸に育つ。1969年、東京大学工学部卒業、1976年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。九州大学教授を経て、九州大学名誉教授。博士(文学)

受肉の哲学―原初的出会いの経験から、その根拠へ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:知泉書館
著者名:谷 隆一郎(著)
発行年月日:2019/10/30
ISBN-10:486285303X
ISBN-13:9784862853035
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:キリスト教
言語:日本語
ページ数:228ページ ※218,10P
縦:22cm
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