社会政策　第11巻第２号（通巻第33号）<33>(社会政策学会誌) [単行本]

社会政策　第11巻第２号（通巻第33号）<33>(社会政策学会誌) の 商品概要

• 目次

  【巻頭言】
  社会問題の「解決」と大原社会問題研究所の「調査・研究」について：研究所創立100周年に寄せて（早川征一郎）
  
  【小特集１】多様化する介護サービス提供者のゆくえ
  〈小特集１趣旨〉小特集に寄せて（田中聡子）
  介護保険サービス市場における効率性とサービスの質：事業規模と事業範囲の拡大を中心に（金谷信子）
  中国における福祉市場化政策の現在と今後：介護保険制度の導入を戦略的に考える（史　　邁）
  韓国における老人長期療養保険制度の現状と課題：10年の成果と今後に向けて（崔　銀珠）
  
  【小特集２】地域や社会的居場所を活用した生活困窮者支援
  〈小特集２趣旨〉小特集に寄せて：生活困窮者の社会参加・就労に向けてのNPO・社会的企業の役割（福原宏幸）
  箕面市北芝地区における社会資源を活用した若者支援（簗瀬健二）
  社会的居場所での支援と循環する承認・ケア：参与観察と研究サーベイを踏まえた問題提起（森 瑞季）
  
  【小特集３】　個的社会における労働の諸相
  〈小特集３趣旨〉小特集に寄せて（高田一夫）
  労働市場の個別化・流動化と個的社会（高田一夫）
  アメリカにおける派遣労働と専門職：Travelerの場合を中心に（早川佐知子）
  「働きやすい職場」づくりへ向けた取り組み過程における労働組合の役割：サントリーグループにおける取り組み事例からの一考察（渡部あさみ）
  　
  【投稿論文】
  韓国における混合診療と公的医療保険給付の課題（小笠原信実）
  小規模自治体における在宅育児手当の意義：鳥取県内６町の事例から（安藤加菜子）
  生活保護の厳格化を支持するのは誰か：一般市民の意識調査を用いた実証分析（阿部　彩／東　悠介／梶原豪人／石井東太／谷川文菜／松村智史）
  
  【書　評】
  木本喜美子 編著『家族・地域のなかの女性と労働：共稼ぎ労働文化のもとで』　（評者：斎藤悦子）
  橋本健二 著『アンダークラス : 新たな下層階級の出現』（評者：宮本みち子）
  金　美珍 著『韓国「周辺部」労働者の利害代表：女性の「独自組織」と社会的連携を中心に』（評者：呉　学殊）
  本田一成 著『オルグ! オルグ! オルグ! : 労働組合はいかにしてつくられたか』（評者：橋元秀一）
  脇坂　明 著『女性労働に関する基礎的研究：女性の働き方が示す日本企業の現状と将来』（評者：佐野嘉秀）
  首藤若菜 著『物流危機は終わらない：暮らしを支える労働のゆくえ』（評者：柴田徹平）
  
  SUMMARY
  学会関連資料

• 出版社からのコメント

  ３つのテーマから困難を抱える人々や多様なニーズに応じられるよう新たな価値規範に基づく社会を探る

• 内容紹介

  小特集１は、日本・韓国・中国における介護サービスを取り上げ、直面する介護人材の不足問題に焦点を当てる。小特集２では、排除された者たちを戻す社会として、生きづらさを生む統一価値規範の浸透した社会ではなく、異なる価値規範に基づく相互承認が得られる社会の必要性を説く。そして小特集３では、単なる個人主義ではなく、新しい共同性を追求する社会を探る。

社会政策　第11巻第２号（通巻第33号）<33>(社会政策学会誌) の商品スペック