文化表象としての村上春樹―世界のハルキの読み方 [単行本]
    • 文化表象としての村上春樹―世界のハルキの読み方 [単行本]

    • ¥3,30099 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月27日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003221441

文化表象としての村上春樹―世界のハルキの読み方 [単行本]

価格:¥3,300(税込)
ゴールドポイント:99 ゴールドポイント(3%還元)(¥99相当)
フォーマット:
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月27日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:青弓社
販売開始日: 2019/12/25
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

文化表象としての村上春樹―世界のハルキの読み方 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    フランスやイギリス、イタリア、アメリカ、台湾、日本の研究者が、それぞれの社会的・文化的な背景をもとに、主要な村上作品の新たな読み方やアダプテーションの諸相を照らし出す。「ムラカミハルキ」という文化表象に多角的に迫る国際シンポジウムの成果。
  • 目次

    はじめに 石田仁志

    第1部 翻訳・比較文学から見る村上春樹

    第1章 「影」の不変的な重要性――永井荷風『すみだ川』から村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』まで スティーブン・ドッド[大村梓訳]

    第2章 翻訳に内包される異国性――村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』 大村 梓
     1 初期村上春樹作品の異国表象
     2 表層的な異国性――一人目と三人目の中国人
     3 異国性を超えて/異国性の付与――二人目の中国人

    第3章 村上春樹における図書館――異界、自己形成、手仕事としての創作 朝比奈美知子
     1 図書館が喚起する想像世界の多様性
     2 『図書館奇譚』――異界と自己探求
     3 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』――境界線上の場
     4 『海辺のカフカ』――休息、夢想、母性
     5 文学創作の手仕事の象徴としての図書館

    第4章 村上春樹、旅に出る(そのⅡ) アンヌ・バヤール=坂井
     1 村上春樹の紀行文集
     2 十五年ぶりの紀行文集、その構成
     3 アメリカ、ヨーロッパ、そしてアジア
     4 越境文学ではない紀行文集
     5 紀行文の過去と現在

    第5章 夢はどこへ向かうのか?――村上春樹とイスマイル・カダレ 石田仁志
     1 村上春樹の夢の行方
     2 イスマイル・カダレの夢の行方

    第2部 村上春樹における表象――現実・社会・物語

    第6章 グローバル時代のトラベルライティング――村上春樹の紀行文 ジェラルド・プルー
     1 日常性を求める旅行観
     2 旅行ガイドの文学化、そして文学性

    第7章 教材としての『鏡』――語ることによる再生 早川香世
     1 「僕」の恐怖体験
     2 語りにくいことを語ること
     3 教材としての『鏡』

    第8章 村上春樹文学に漂う「死」のにおい――夏目漱石文学の継承 范淑文
     1 「女のいない男たち」のエムの「死」
     2 「女のいない男たち」と『こころ』の類似点
     3 『こころ』の「先生」の「遺書」

    第9章 震災の内側と外部をつなぐもの――「白樺」派から村上春樹へ 杉淵洋一
     1 関東大震災は「白樺」派の同人たちによってどのように描かれたのか
     2 阪神・淡路大震災は村上春樹によってどのように描かれたか
     3 現代の日本の流行作家たちは震災をどのように描いているのか

    第10章 村上春樹の森 ブリジット・ルフェーブル
     1 「ノルウェーの森」と『ノルウェイの森』
     2 森の物語、あるいは森という舞台
     3 物語の森、あるいは物語という森
     4 象徴の森と読者、あるいは逆転した世界

    第11章 古川日出男による村上春樹リミックス 杉江扶美子
     1 二つの『スロウ・ボート』の間テクスト性
     2 リミックス操作による変形
     3 倍音のある文体

    第12章 『神の子どもたちはみな踊る』再読――「あなたは誰?」意識の転換 石川隆男
     1 構造へのマクロ的眼差し
     2 構造へのミクロ的眼差し
     3 見え隠れする二つの装置

    第13章 サバイバーズ・ギルトとパラレルワールド――国語教科書と村上春樹 野中 潤
     1 サバイバーズ・ギルトとは何か
     2 国語教科書とサバイバーズ・ギルト
     3 サバイバーズ・ギルトとパラレルワールド

    第3部 映像との親和性と乖離

    第14章 村上春樹は、なぜ映画脚本家にならなかったか 助川幸逸郎
     1 父との葛藤と日本文学ぎらい
     2 少年期の春樹と映画
     3 若き村上の「文化的階級」
     4 「スリップストリーム」の作家として

    第15章 〈見果てぬ〉『ノルウェイの森』 中村三春
     1 輻輳する過去
     2 愛されない人物たち
     3 〈正しい恋愛〉のコード
     4 移動、遮蔽、自己拘束

    第16章 短篇という時間性――村上春樹と映画 アーロン・ジェロー
     1 村上と映画の謎
     2 「映画」の定義の前提
     3 稲垣とある種の映画
     4 儀式としての映画の時間
     5 オルタナティブとしての短篇

    第17章 本のなかのスクリーン――村上春樹作品における映画に関する言及の考察 ジョルジョ・アミトラーノ
     1 村上作品におけるインターテクスチュアリティー
     2 佐々木マキとゴダール――スタイルの発見
     3 青豆vsフェイ・ダナウェイ
     4 高松でトリュフォーに出会う
     5 『ミス・ブロディの青春』とある歌の記憶

    第18章 「やみくろ」はどのように表象されるのか――『神の子どもたちはみな踊る』におけるフィルム・アダプテーション 米村みゆき
     1 小説から映画へのアダプテーション
     2 地震の表象
     3 主人公の subjectivity――主人公はどのように救われうるのか

    第4部 文化コミュニケーションのなかの村上春樹

    第19章 村上春樹と「小説家のコミットメント」 アントナン・ベシュレール
     1 「日本人」の再発見
     2 「構造しかない」物語?

    第20章 一九七九年の村上春樹 横路明夫
     1 初期の村上春樹のサブカルチャー性について
     2 AIによるゴースト獲得物語①――『攻殻機動隊』のタチコマについて
     3 AIによるゴースト獲得物語②――『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』

    第21章 村上春樹は台湾でどのように受け入れられたのか 横路啓子
     1 文化現象としての村上春樹――建築物から流行語まで
     2 村上春樹の台湾への移動
     3 村上に影響を受けた文化人や作家

    第22章 情報・宗教・歴史のif――村上春樹『1Q84 BOOK3』論 木村政樹
     1 牛河の情報戦
     2 「決定的な二十五分間」と歴史の「もし」
  • 内容紹介

    フランスやイギリス、イタリア、アメリカ、台湾、日本の研究者が、それぞれの社会的・文化的な背景をもとに主要な村上作品の新たな読み方やアダプテーションの諸相を照らし出す。「ムラカミハルキ」という文化現象に多角的に迫る国際シンポジウムの成果。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    石田 仁志(イシダ ヒトシ)
    東洋大学文学部教授。専攻は日本近現代文学

    ベシュレール,アントナン(ベシュレール,アントナン/Bechler,Antonin)
    ストラスブール大学日本学科准教授。専攻は日本現代文学、日本現代サブカルチャー
  • 著者について

    石田 仁志 (イシダ ヒトシ)
    東洋大学文学部教授。専攻は日本近現代文学。共編著に『戦間期東アジアの日本語文学』(勉誠出版)、論文に「村上春樹『1Q84』における〈家族〉表象」(「文学論藻」第91号)、「ノスタルジーの表象――横光利一『旅愁』」(「国際文化コミュニケーション研究」第1号)など。

    アントナン・ベシュレール (アントナン ベシュレール)
    ストラスブール大学日本学科准教授。専攻は日本現代文学、日本現代サブカルチャー。著書に『大江健三郎あるいは暴力の経済』(ストラスブール大学出版会)、編著書に『大江健三郎選集』(ガリマール社)、論文に「大江健三郎 アルカイック・ノスタルジーと暴力の系譜」(『大江健三郎全小説』第6巻、講談社)など。

文化表象としての村上春樹―世界のハルキの読み方 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:石田 仁志(編著)/アントナン ベシュレール(編著)
発行年月日:2020/01/22
ISBN-10:478729251X
ISBN-13:9784787292513
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:324ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:406g
他の青弓社の書籍を探す

    青弓社 文化表象としての村上春樹―世界のハルキの読み方 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!