難民との友情―難民保護という規範を問い直す [単行本]
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難民との友情―難民保護という規範を問い直す [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2019/11/30
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難民との友情―難民保護という規範を問い直す [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    難民問題を配分的正義の問題へと還元してしまうことで、友情という次元は見えづらくなる。あるいは、友情という問題は、その次の段階の問題、とされてしまう。つまり、配分的正義の問題が解決したあかつきには、難民との友情も可能となるであろうということが、ほとんど根拠なしに自明のこととして前提されている。しかし、本書ではそうした前提はとらない。これは段階の問題ではない。配分的正義の問題へと切り詰められることによって、難民は制度的な身分へと取り込まれ保護され、国民社会との関係性はかえって希薄化していく。互いに友情を結ぶチャンスは遠ざかる。大事なことは、正義の実現を辛抱強く待つことではなく、別の位相において同時に、友情を追求することであろう。
  • 目次

     はじめに
    第一章 国民国家システムと難民
    第二章 難民の定義をめぐって
    第三章 「移民状況」/「難民状況」
    第四章 主権の過剰による難民の地位の変容過程
    第五章 難民との友情
    第六章 流動へと根づく
    第七章 「中国残留邦人」という移動―「移動」と「定住」の弁証法
     おわりに
     参考文献
  • 内容紹介

    難民は人権や人道からは「保護」されるべきであり治安や財政からは「負担」とされる。しかし、こうした視座そのものが「国民」を前提としている。本書は、人々が国境を越えて「移動」する時代に、こうした「難民問題」の視座の転換を目指す野心的な試みである。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山岡 健次郎(ヤマオカ ケンジロウ)
    1977年生まれ。一橋大学社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。現在、香川高等専門学校一般教育科准教授
  • 著者について

    山岡 健次郎 (ヤマオカ ケンジロウ)
    1977年生まれ。一橋大学社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。
    現在、香川高等専門学校一般教育科准教授。
    主な論文に、「難民不在の「難民問題」」(駒井洋監修、人見泰弘編著『移民・ディアスポラ研究6 難民問題と人権理念の危機:国民国家体制の矛盾』明石書店、2017年、58-61頁)、「「難民研究」への思想史的アプローチ:リベラルな難民観を超えて」(社会思想史学会編『社会思想史研究』No.42、藤原書店、2018年、114-131頁)、「難民の居場所を問い直す」(伊豫谷登士翁、テッサ・モーリス=スズキ、吉原直樹編『応答する〈移動と場所〉:21世紀の社会を読み解く』ハーベスト社、2019年、68-87頁)などがある。

難民との友情―難民保護という規範を問い直す [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:山岡 健次郎(著)
発行年月日:2019/11/28
ISBN-10:4750349291
ISBN-13:9784750349299
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:295ページ
縦:20cm
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