リスクの立憲主義―権力を縛るだけでなく、生かす憲法へ [単行本]
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リスクの立憲主義―権力を縛るだけでなく、生かす憲法へ [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2019/12/27
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リスクの立憲主義―権力を縛るだけでなく、生かす憲法へ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「暴走する権力」と「決められない政治」のあいだで―。憲法は政治的リスクを管理する装置である。予防に偏ることなく、権力の最適なパフォーマンスを引き出す憲法デザインへ。
  • 目次

    日本の読者へ
    イントロダクション
     第一節 リスク管理の装置としての憲法
     第二節 二階のリスクとしての政治的リスク
     第三節 誰が規制するのか?
     第四節 リスクと不確実性
     第五節 戦略的/非戦略的なリスク
     第六節 政治的リスク、財産権、契約
     第七節 予防的立憲主義と最適化立憲主義
     第八節 最適化立憲主義の限界:消極的側面
     第九節 他のリスク管理原則の役割
     第一〇節 主張と選択:注意
     第一一節 憲法と公法
     第一二節 機能主義、進化、ルール作成者の意図
     第一三節 本書の計画

    第一部 理論

    第一章 予防的立憲主義
     第一節 予防原則と政治的リスク
     第二節 全体的原則と憲法デザイン
     第三節 憲法デザインの具体的原則
     第四節 憲法解釈の全体的原則
     第五節 具体的原則と憲法解釈
     第六節 憲法上の予防原則とその近縁
     第七節 予防的立憲主義:そのテーマと懸念

    第二章 最適化立憲主義─成熟した立場
     第一節 予防的主張への反論
     第二節 無益:「紙の上の」予防とコミットメント問題
     第三節 危険性:他のリスクとのトレードオフ
     第四節 逆転:同じリスクのトレードオフ
     第五節 事前の予防と事後の救済:「本法廷が審理する限り」
     第六節 憲法上のリスク規制:「成熟した立場」
     第七節 政治的リスク規制の二つの方法

    第二部 応用

    第三章 起草者の自己破壊的予防策
     第一節 憲法と世論
     第二節 チェック・アンド・バランス
     第三節 国家の規模
     第四節 言論の自由
     第五節 世論の支配の診断
     第六節 世論の失敗と成功
     第七節 善はさらなる善の敵
     第八節 予防策と予期せぬ帰結

    第四章 不偏性のリスク─自身の事件の判断
     第一節 自己裁定禁止とその近縁
     第二節 不偏的な意思決定者のコスト
     第三節 トレードオフ
     第四節 不偏性と専門知
     第五節 不偏性と独立性
     第六節 不偏性と機関の「活力」
     第七節 不可避の侵害
     第八節 政治的リスクの計算:経験則
     第九節 不偏性と成熟した立場

    第五章 熟慮のリスク─セカンド・オピニオン
     第一節 セカンド・オピニオンの仕組み:いくつかの例
     第二節 区別、想定、定義
     第三節 便益、コスト、比較静学
     第四節 便益
     第五節 リスクとコスト:無益、危険性、逆転
     第六節 セカンド・オピニオン:予防的/最適化アプローチ

    第六章 専門知のリスク─政治的な行政と専門家の集団思考
     第一節 行政機関と専門家:いくつかの原理
     第二節 なぜ専門家委員会を尊重するのか?
     第三節 専門家集団の問題
     第四節 最適な予防:行政機関が専門家の見解を拒絶できるのはどんなときか?
     第五節 専門家の意見対立と一階の諸理由
     第六節 事実、因果、価値
     第七節 事前のインセンティヴ
     第八節 二階の理由
     第九節 政治化と専門家の病理:成熟した立場

    結論
     第一節 最適化立憲主義の(消極的な)徳性
     第二節 スタイルなき立憲的ルール作成

    訳者あとがき
    事項索引
  • 内容紹介

    憲法とは政治的リスクを規制・管理する装置である。予防に偏ることなく、権力の最適なパフォーマンスを引き出す憲法ルールのデザインへ。

    意思決定理論の知見をもとに憲法ルールの最適なデザインの基礎を探究する。アメリカ憲法史の豊富な例から、過度の予防原則がかえって政治的リスクを増大させる可能性を冷徹に分析。権力を縛るだけでなく、そのパフォーマンスを生かす立憲主義が構想される。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ヴァーミュール,エイドリアン(ヴァーミュール,エイドリアン/Vermeule,Adrian)
    1968年、アメリカ生まれ。1990年にハーバード・カレッジ、1993年にハーバード大学ロースクールを卒業。1994年からアントニン・スカリア連邦最高裁判事のクラークなどを務めた後、1998年からシカゴ大学ロースクールにて教鞭をとる。2006年にハーバード大学ロースクール教授(公法担当)に就任。アメリカ憲法学における「制度論的転回」の主導者であり、統治システム各部門の能力に応じた権限配分を強調する。特に不確実性下の判断に関する司法の能力に懐疑的であり、司法審査に消極的な姿勢をとる論客として知られている。『リスクの立憲主義』(THE CONSTITUTION OF RISK,Cambridge University Press,2014)が初の日本語訳である。ほか、共著書、および多数の論文がある

    吉良 貴之(キラ タカユキ)
    1979年高知市生まれ。東京大学法学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程満期退学。日本学術振興会特別研究員などを経て、宇都宮共和大学専任講師。法哲学専攻。主な研究テーマは世代間正義論、法の時間論、法と科学技術、およびそれらの公法上の含意について
  • 著者について

    エイドリアン・ヴァーミュール (エイドリアン ヴァーミュール)
    エイドリアン・ヴァーミュール(Adrian Vermeule)

    1968年、アメリカ生まれ。アントニン・スカリア連邦最高裁判事のクラークなどを務めた後、2006年よりハーバード大学ロースクール教授(公法担当)。アメリカ憲法学における「制度論的展回」の主導者。特に不確実性下の判断に関する司法の能力に懐疑的であり、司法審査に消極的な姿勢をとる論客として知られている。近年はカトリック統合主義の立場からの保守的主張も目立っている。著書にJudging under Uncertainty, Harvard University Press, 2006、The Constitution of Risk,Cambridge University Press, 2014(吉良貴之訳『リスクの立憲主義』勁草書房、2019年)、Common Good Constitutionalism, Polity, 2022 など。

    吉良 貴之 (キラ タカユキ)
    吉良 貴之(きら たかゆき)

    1979年高知市生まれ。東京大学法学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程満期退学。日本学術振興会特別研究員などを経て、愛知大学法学部准教授。主な研究テーマは世代間正義論、法の時間論、法と科学技術、およびそれらの公法上の含意について。主な論文として「世代間正義論」(『国家学会雑誌』119巻5-6号、2006年)、「将来を適切に切り分けること」(『現代思想』2019年8月号)など。翻訳にシーラ・ジャサノフ『法廷に立つ科学』(監訳、勁草書房、2015年)、キャス・サンスティーン『入門・行動科学と公共政策』(勁草書房、2021年)などがある。

リスクの立憲主義―権力を縛るだけでなく、生かす憲法へ の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:エイドリアン ヴァーミュール(著)/吉良 貴之(訳)
発行年月日:2019/12/20
ISBN-10:4326451173
ISBN-13:9784326451173
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:315ページ ※268,47P
縦:20cm
その他: 原書名: The Constitution of Risk〈Vermeule,Adrian〉
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