エリザベス・ボウエン 二十世紀の深部をとらえる文学 [単行本]
    • エリザベス・ボウエン 二十世紀の深部をとらえる文学 [単行本]

    • ¥4,180126 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月3日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003225350

エリザベス・ボウエン 二十世紀の深部をとらえる文学 [単行本]

価格:¥4,180(税込)
ゴールドポイント:126 ゴールドポイント(3%還元)(¥126相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月3日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:彩流社
販売開始日: 2020/06/29
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

エリザベス・ボウエン 二十世紀の深部をとらえる文学 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    20世紀英国文壇の重鎮、エリザベス・ボウエン(1899~1973)。二度の世界大戦を経験した20世紀にボウエンが見た荒廃と絶望は、今も終わりが見えない―イギリス伝統の風習喜劇に実存主義的視点を持ち込み、ゴーストに人間の心理の深奥をさぐらせるゴシック性。ボウエン文学の稀有な魅力に迫り、その全容の研究成果を問う。
  • 目次

    序章  ボウエンの文学的評価の変遷と現状
         ――ボウエンという遠雷
        (太田 良子/東洋英和女学院大学名誉教授)

    第1章 ボウエンにとっての場所とアイデンティティ
         ――文学的ヴィジョンの核心
        (木村 正俊/神奈川県立外語短期大学名誉教授)

    第2章 アングロ・アイリッシュとしてのボウエンの源流
         ――『七たびの冬』にみる自我の形成
        (米山 優子/静岡県立大学国際関係学部准教授)

    第3章 「熱気〔ヒート〕」から「残骸〔リメインズ〕」へ
         ――ボウエンの『日ざかり』と
           イシグロの『日の名残り』に見る冷戦構造
        (小室 龍之介/上智大学非常勤講師)

    第4章  ボウエンと乱舞する怪奇幻想の世界
         ──そのゴシック小説の水脈を探る
        (立野 晴子/立正大学非常勤講師)

    第5章  ボウエン文学の土壌としての少女領域
         ──『エヴァ・トラウト──移りゆく風景』を中心にして
        (伊藤 節/東京家政大学名誉教授)

    第6章  〈もの〉は語る
         ──人・家・自然が生み出す詩的でない言葉
        (杉本 久美子/東北女子大学家政学部教授)

    第7章  語られない過去をめぐって
         ──『心の死』におけるゆがんだ世界、
            ゆがめられた心
        (渡部 佐代子/神戸市外国語大学非常勤講師)

    第8章  『日ざかり』における饒舌と寡黙
         ──アンチロマンス・アイデンティティ・戦争
        (窪田 憲子/都留文科大学名誉教授)

    第9章  虚構という孤独の言葉
         ──『エヴァ・トラウト』における
            語りえない言葉を求めて
        (丹治 美那子/兵庫医科大学医学部助教)

    第10章 〈どこにもない場所〉を生きる
         ──「あの薔薇を見てよ」における場所の狂い、
            ファンタジー、そして無
        (垣口 由香/龍谷大学農学部准教授)

    第11章 時空間を飛翔する想像力
         ──「幸せな秋の野原」を読み解く
        (奥山 礼子/東洋英和女学院大学国際社会学部教授)

    第12章 〈私〉が〈彼女〉になる時
          ──「第三者の影」、「林檎の木」、
            「幻のコー」論
        (川嵜 真智/エリザベス・ボウエン研究会会員、日本キプリング協会会員)

    第13章 戦争のエピファニー
         ──「ラヴ・ストーリー 一九三九」、
           「幻のコー」を中心に
        (太田 良子)

    第14章 ロンドン空襲下のさまよえる孤独な魂
         ──ボウエンと
           グレアム・グリーンの短編を比較して
        (甘濃 夏実/専修大学非常勤講師)

    第15章 ハーディを通して読むボウエン
         ──隠れた共通点を探って
        (木梨 由利/金沢学院大学名誉教授)

    第16章 ボウエンのT. S. エリオットとの邂逅
         ──私人、作家、書評家として
        (松本 真治/佛教大学文学部教授)

    第17章 ボウエンが見た若い娘たち
         ──「現代娘であること」を読む
        (田中 慶子/静岡産業大学経営学部准教授)
  • 出版社からのコメント

    20世紀英国文壇の重鎮、エリザベス・ボウエン(1899-1973)文学の魅力を詳らかにするボウエン研究論集
  • 内容紹介

    20世紀英国文壇の重鎮、
    エリザベス・ボウエン(1899~1973)。

    二度の世界大戦を経験した20世紀に
    ボウエンが見た荒廃と絶望は、今も終わりが見えない──

    リアリズムの手法を超え、時にゴシック性を取り込み、
    内面の心理をとらえたモダニスティックで斬新な作品は、
    現在も高く評価されているものの、日本での紹介は遅れてきた。

    昨今、『最後の九月』(而立書房、2016)、
    『日ざかり』、『心の死』(晶文社、2015)、
    『パリの家』(晶文社、2014)、
    『ボウエン幻想短篇集』(国書刊行会、2012)等、
    翻訳紹介が続くなか、
    ボウエン文学の稀有な魅力を伝え、ボウエン研究の成果を問う論集。

    図書館選書
    20世紀英国文壇の重鎮、エリザベス・ボウエン(1899-1973)。リアリズムの手法を超え、時にゴシック性を取り込み、内面の心理を捉えた斬新な作品。その文学の魅力を詳らかにするボウエン研究論集。
  • 著者について

    エリザベス・ボウエン研究会 (エリザベスボウエンケンキュウカイ)
    Elizabeth Bowen Forum.
    2013年発足、エリザベス・ボウエンの研究と紹介を行なう。
    編著に
    『エリザベス・ボウエンを読む』(音羽書房鶴見書店、2016年)などがある。

エリザベス・ボウエン 二十世紀の深部をとらえる文学 の商品スペック

商品仕様
出版社名:彩流社
著者名:エリザベス・ボウエン研究会(編)
発行年月日:2020/07/10
ISBN-10:4779126509
ISBN-13:9784779126505
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:338ページ ※323,15P
縦:22cm
横:16cm
厚さ:3cm
重量:540g
他の彩流社の書籍を探す

    彩流社 エリザベス・ボウエン 二十世紀の深部をとらえる文学 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!