養蚕と蚕神-近代産業に息づく民俗的想像力 [単行本]
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養蚕と蚕神-近代産業に息づく民俗的想像力 [単行本]

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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2020/01/23
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養蚕と蚕神-近代産業に息づく民俗的想像力 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    科学知と在来知・国家イデオロギーと民俗的想像力―。国家政策と女性たちの感情・感覚のせめぎ合いから、近代養蚕業の新たな姿を紡ぎ出す。
  • 目次

    序 章 養蚕と蚕神
    1 養蚕と近代日本
    2 近代産業化と民俗的想像力
    3 女性たちの身体感覚・民俗信仰
    4 本書の構成
    5 蚕の生態
    6 日本養蚕史概観――十九世紀の開国以前まで

      Ⅰ部 養蚕の国策近代産業化――蚕を巡る制度・科学・イデオロギー

     第一章 在来知から科学知へ――蚕種生産を巡る知の体系
    1 養蚕業の国策化における蚕種の重要性
    2 蚕種の科学化-蚕病予防から蚕種統一への転換
    3 優性の法則と蚕
    4 蚕と国民身体――国家が管理する命

     第二章 育てる技術の標準化と限界
    1 蚕書に見る養蚕技術の再編――標準への志向性
    2 養蚕技術の近代化――「養蚕標準表」の成立
    3 留保される標準化――高山社の指導法にみる身体

     第三章 近代養蚕農家への再編――製糸会社の台頭
    1 蚕種生産と中心の移動――農村・政府・製糸会社
    2 組織化と養蚕の実践――養蚕組合と特約取引 
    3 鐘紡の養蚕工場構想とその限界 
    4 近代養蚕農家と女性

     第四章 宮中養蚕にみる国家イデオロギーと蚕
    1 明治政府による宮中養蚕の開始
    2 再編される宮中養蚕――皇室と科学知との接近
    3 育てる国母と殖産興業――養蚕と良妻賢母像
    4 昭和戦時体制と宮中養蚕

      Ⅱ部 金色姫物語の近代――養蚕における民俗的想像力の諸相

     第五章 蚕影信仰と金色姫
    1 近代化政策における民俗領域
    2 養蚕の神々
    3 養蚕信仰の中心・蚕影神社――縁起・信仰圏・金色姫物語
    4 民俗神としての蚕神・金色姫
    5 金色姫の社会的地位
    6 民俗的想像力と金色姫の親和性

     第六章 金色姫物語と女性たち
    1 女性たちの金色姫
    2 女性の身体守護としての金色姫
    3 蚕母――接近する女性の身体と蚕
    4 女性救済の金色姫――富士講・蚕和讃に見る女性の身体

     第七章 蚕を育てる感覚と想像力
    1 蚕を育てる人間の身体
    2 感情を持つ蚕――信仰の起点
    3 育てる身体と金色姫物語――蚕の命と金色姫の命
    4 蚕の変態、そして生と死

     第八章 金色姫と皇后――女性たちの金色姫から、国民の金色姫へ
    1 動員される神々――国策産業と金色姫
    2 養蚕組合と金色姫信仰
    3 富国強兵開祖神――皇后と金色姫

     終 章 近代産業化と民俗的想像力
    1 国家の虫・蚕への道程
    2 技術に残り続けた感覚と民俗
    3 民俗的世界を強化した国家政策
    4 近代化の再検討に向けて


    あとがき
    初出一覧
    参考文献
    索 引
  • 出版社からのコメント

    国家政策と女性たちの感情・感覚のせめぎ合いから近代養蚕業の新たな姿を紡ぎ出す。近代産業のもう一つの側面を織り上げる力作。
  • 内容紹介

    蚕を育てる女性たち、
    その身体技術と近代科学の融合

    科学知と在来知、国家イデオロギーと民俗的想像力――。
    国家政策と女性たちの感情・感覚のせめぎ合いから、
    近代養蚕業の新たな姿を紡ぎ出す。

    なにごとも 蚕が思うままにして
    さからわぬこそ 蚕のみち

    繊細を極め、人の手を借りなければ生きられない〈お蚕さま〉。
    その飼育を担ったのは近代的な大工場ではなく、
    農村の女性たちの熟練した身体的技術と、連綿と受け継がれてきた民俗的想像力だった。
    近代産業のもう一つの側面を鮮やかに織り上げる、気鋭の力作。

    図書館選書
    科学知と在来知、国家イデオロギーと民俗的想像力――。国家政策と女性たちの感情・感覚のせめぎ合いから、近代養蚕業の新たな姿を紡ぎ出す。近代産業のもう一つの側面を鮮やかに織り上げる、気鋭の力作。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    沢辺 満智子(サワベ マチコ)
    1987年生まれ。2017年、一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻博士課程修了。博士(社会学)。学習院大学客員研究員、多摩美術大学非常勤講師
  • 著者について

    沢辺 満智子 (サワベ マチコ)
    1987年生まれ。2017年、一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻博士課程修了。博士(社会学)。学習院大学客員研究員、多摩美術大学非常勤講師。主な論文に「育てる身体と感覚――『養蚕秘録』に見る人間と蚕の関係」(足羽與志子・中野聡・吉田裕編『平和と和解――思想・経験・方法』旬報社、2015年)、共著書に『VIVID銘仙――煌めきの着物たち』(青幻舎、2016年)等。

養蚕と蚕神-近代産業に息づく民俗的想像力 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:沢辺 満智子(著)
発行年月日:2020/02/15
ISBN-10:4766426444
ISBN-13:9784766426441
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:323ページ ※307,16P
縦:22cm
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