近代移行期における地域形成と音楽―創られる伝統と異文化接触 [単行本]
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近代移行期における地域形成と音楽―創られる伝統と異文化接触 [単行本]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2020/01/14
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近代移行期における地域形成と音楽―創られる伝統と異文化接触 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    音を通して歴史を見る―。洋楽の受容に伴い、階層間の音楽世界の差異が再編され、新たな音楽世界が形成された近代移行期。日本史、思想史、民俗学など、多彩な研究視点から音楽の歴史性を探ることで、グローバル化する地域文化の連続と変容を問う。
  • 目次

    序 章 時のなかの音と音楽──移行する時代、変化する感性(浪川健治)
     1 歴史のなかの音と音楽
     2 地域の成立と「感性」
     3 音と音楽をめぐる人の営み


     第Ⅰ部 近世民衆の芸能と武士の奏楽

    第1章 祈り、そして娯楽──近世津軽の「騒」と音(浪川健治)
     1 岩木山への登拝
     2 登拝儀礼──規制される音
     3 幕末の登拝儀礼
     4 「音」と「騒」の視覚化──絵図と文献史料
     5 「騒」──解放の空間と時間

    第2章 教養としての音曲・娯楽としての音曲──偕姫の養育をめぐる近世後期の萩藩の動向(根本みなみ)
     1 近世大名家における音曲修養
     2 大名子女の教育──一二代藩主斉広の遺児偕姫を中心に
     3 江戸方の生活と音曲

    第3章 近世後期の大名家奥向における奏楽の変容──松浦静山と松浦熈の比較から(吉村雅美)
     1 大名家の交際と奏楽
     2 松浦家江戸藩邸における接待と奏楽
     3 静山の収集書と「管弦」──「新増書目」の記述から
     4 幕末期における奥向の奏楽をめぐる評価
     5 編成される「式楽」と排除される「謡声」


     第Ⅱ部 移行期の民衆文化と音楽

    第4章 北部沖縄における伝統音楽の変容──久志・辺野古の事例から(古家信平)
     1 集落に伝わる音とその意味
     2 古謡のはじまりと特徴
     3 近代への移行と僻村の音楽

    第5章 三味線の近世──「津軽三味線」以前(浪川健治)
     1 「操あやつり」と三味線──一七世紀の系譜
     2 定着する三味線の音
     3 閉ざされた空間と三味線──御座敷のなかで
     4 享受される三味線──湯治場の楽しみ
     5 開かれた空間と演者の束縛──三味線の二つの性格

    第6章 平尾魯僊の聴いた音と音楽──北奥地域のグローバル化と社会変容(藤原義天恩)
     1 平尾魯僊の略歴と音の記録
     2 魯僊が描いた音──近世弘前藩の祭と箱館の洋楽
     3 幕末の津軽に響く不可思議な音と自然の音
     4 明治維新期の招魂祭における音と音楽の和洋折衷
     5 町民知識人が示した弘前城下の文化


     第Ⅲ部 洋楽の到来と近代音楽の世界

    第7章 東方正教の音楽と士族(山下須美礼)
     1 東方正教の音楽
     2 明治初期の正教会における詠隊
     3 東北の正教会における聖歌
     4 音楽修学への道筋
     5 士族ハリステアニンと正教会の音楽
     6 音楽的経験の連続性

    第8章 明治初期弘前における洋楽受容と讃美歌(北原かな子)
     1 明治の洋楽導入と弘前──地方のケーススタディとして
     2 東奥義塾の洋学受容から洋楽へ
     3 ジョン・イング夫妻によるキリスト教布教
     4 洋楽普及を支えたオルガンの存在
     5 弘前の唱歌教育の土壌となった讃美歌

    第9章 明治一四(一八八一)年の天皇巡幸と弘前藩士族による雅楽(北原かな子)
     1 明治天皇の巡幸と弘前
     2 明治九(一八七六)年の天覧授業における東奥義塾生の唱歌
     3 明治一四(一八八一)年の明治天皇東北巡幸と弘前訪問への哀願書
     4 弘前行在所における雅楽演奏
     5 明治一四(一八八一)年秋の弘前における政治的・思想的対立
     6 対象的な思想を象徴した二種の音楽──二つの天皇巡幸のなかで

    第10章 交差する邦楽調査と唱歌編纂──明治四〇年代の東京音楽学校に着目して(鈴木啓孝)
     1 館山漸之進の死と平家音楽保護の打ち切り
     2 平家音楽盛衰史略──明治四〇(一九〇七)年一〇月の邦楽調査掛発足まで
     3 邦楽調査嘱託・館山漸之進の挫折──明治四一(一九〇八)年一二月の衝突を焦点に
     4 東京音楽学校長・湯原元一の活動
     5 伝統の喪失と創造──その共時的進行


    終 章 歴史史料に音を読む(北原かな子)
     1 受容した耳と「日本の音楽」
     2 グローバル化のなかの音文化をみる

    あとがき
    索 引
  • 内容紹介

    音を通して歴史を見る。
    洋楽の受容に伴い、階層間の音楽世界の差異が再編され、新たな音楽世界が形成された近代移行期。
    日本史、思想史、民俗学など、多彩な研究視点から音楽の歴史性を探ることで、グローバル化する地域文化の連続と変容を問う。

    洋楽受容に伴い、階層間の音楽世界の差異が再編され、新たな音楽世界が形成された近代移行期。日本史、思想史、民俗学等の多彩な研究視点から音楽の歴史性を探ることで、グローバル化する地域文化の連続と変容を問う。
    地域文化はどのように変容し、新たな文化創出につながったのか。音に関わる感性の視点から、歴史の中の人間像の変化を分析・総合。社会体制の変化の背景にある文化の連続性について考察する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    北原 かな子(キタハラ カナコ)
    1959年生まれ。1998年東北大学大学院国際文化研究科博士課程後期三年の課程修了。博士(国際文化)。現在、青森中央学院大学看護学部教授

    浪川 健治(ナミカワ ケンジ)
    1953年生まれ。1978年東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。博士(文学)。現在、筑波大学名誉教授
  • 著者について

    北原 かな子 (キタハラ カナコ)
    2024年10月現在
    青森中央学院大学看護学部教授
    (株)北原研究所専務取締

    浪川 健治 (ナミカワ ケンジ)
    筑波大学名誉教授

近代移行期における地域形成と音楽―創られる伝統と異文化接触 の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:北原 かな子(編著)/浪川 健治(編著)
発行年月日:2020/01/15
ISBN-10:4623086461
ISBN-13:9784623086467
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:310ページ ※305,5P
縦:22cm
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