平安時代の笑いと日本文化-「土佐日記」「竹取物語」「源氏物語」を中心に [全集叢書]
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平安時代の笑いと日本文化-「土佐日記」「竹取物語」「源氏物語」を中心に [全集叢書]

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出版社:早稲田大学
販売開始日: 2019/12/19
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平安時代の笑いと日本文化-「土佐日記」「竹取物語」「源氏物語」を中心に の 商品概要

  • 目次

    序論
    第一篇 平安前期の和文における笑いの諸相
     第一章 「笑い」論の展開と文学における笑いの領域―特に平安前期の和文に照らして― 
      一、はじめに  
      二、古代ギリシャ・ローマ時代  
      三、「笑い」論の展開   
      四、テクスト、そして笑いの領域   
      五、おわりに   
     第二章 『土佐日記』の方法としての笑い―非日常空間における仮名日記の試み―
      一、文学における笑い
      二、なぜ『土佐日記』の笑いなのか   
      三、『土佐日記』の方法としての笑い
      四、おわりに

    第二篇 平安中期までの「人笑へ」言説
     第三章 日本文化論との接点から見る古典における「恥」の言説―『竹取物語』とその前後―
      一、はじめに
      二、恥の不快感を振り払う上代人の即興性
      三、『竹取物語』における笑いと「恥」の言説
      四、おわりに  
     第四章 中流階級の女性における「人笑へ」、そして恋―平安貴族に仕えた女房格の作者を中心に―  
      一、はじめに
      二、『蜻蛉日記』と『枕草子』における重みと実相
      三、『和泉式部日記』に現れる階級性
      四、おわりに
     第五章 平安貴族の道徳感情、「人笑へ」言説―平安中期までの系譜学的考察―
      一、はじめに
      二、テクストに現れはじめる「人笑へ」―集団性を帯びていく「人」
      三、『源氏物語』の「人笑へ」―恥を仮想する内面の不安
      四、おわりに

    第三篇 『源氏物語』の諧謔性と笑い
     第六章 頭中将と光源氏―「雨夜の品定め」の寓意性―   
      一、はじめに   
      二、「吉祥天女」をめぐる頭中将と源氏の「笑ひ」    
      三、政治的な世界への変換   
      四、おわりに―「雨夜の品定め」の胚胎していたもの―   
     第七章 『源氏物語』における「女」と「仏」―若紫巻における喩としての「仏」を中心に―
      一、はじめに
      二、「仏」が人に重ねられる様々な例   
      三、屈折した欲望の変形 ―若紫巻の源氏― 
      四、誇張した感情の表出   
      五、おわりに   
     第八章 玉鬘十帖の笑い―端役から主要人物への拡がり―  
      一、はじめに   
      二、大夫監と玉鬘付きの人々の鄙性   
      三、玉鬘の鄙性   
      四、玉鬘から拡がる笑い   
      五、おわりに   
     第九章 男女関係に用いられる「たはぶれ」の一考察―平安前期の作品における解釈の問題をめぐって―
      一、はじめに
      二、現代辞書類と八~九世紀の書物における「たはぶれ」
      三、一〇世紀の和文における「たはぶれ」
      四、おわりに
     第一〇章 『源氏物語』時代の「たはぶれ(る)」攷―物語における色恋の生成―
      一、はじめに
      二、『枕草子』と日記文学の例
      三、『源氏物語』の諸例
      四、おわりに

     結論
     初出一覧
     付録 〈表〉笑いにかかわる概念語
     索引
  • 内容紹介

    「笑い」とは、批判・共感・排除・活力・包容と様々な機能をもつ、奥深いもの。人間を描く文学の「笑い」を読み解くと、その時代の価値や社会が見えてくる。本書では、和文体が形成し始める平安前期の『土佐日記』を、「笑い」という新たな観点で見つめ、『竹取物語』からは「笑い」を通して、「集団主義」と「恥」の現象について考察する。そして、『源氏物語』を、作品そのものとしての「笑い」をテーマにして論じ、これまで充分に論じられてこなかった側面に光をあてる。古典文学や和語を起点に、当時の日本文化と、現代に通じる人々の意識を抽出する異色の文学論。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    金 小英(キム ソヨン)
    韓国釜山大学校日語日文学科卒業。2013年、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。2012年、同博士後期課程に在学中、アメリカのコロンビア大学と早稲田大学とのDDP(Double Degree Program)により修士学位を取得。以後、釜山大学校日本研究所専任研究員、全南大学校人文大学学術研究教授を経て、現在、釜山大学校非常勤講師
  • 著者について

    金小英 (キムソヨン)
    韓国釜山大学校日語日文学科卒業。2013年、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。2012年、同博士後期課程に在学中、アメリカのコロンビア大学と早稲田大学とのDDP(Double Degree Program)により修士学位を取得。以後、釜山大学校日本研究所専任研究員、全南大学校人文大学学術研究教授を経て、現在、釜山大学校非常勤講師。

平安時代の笑いと日本文化-「土佐日記」「竹取物語」「源氏物語」を中心に の商品スペック

商品仕様
出版社名:早稲田大学出版部
著者名:金 小英(著)
発行年月日:2019/11/25
ISBN-10:4657198041
ISBN-13:9784657198044
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:313ページ ※302,11P
縦:22cm
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