人殺しの花―政治空間における象徴的コミュニケーションの不透明性 [単行本]
    • 人殺しの花―政治空間における象徴的コミュニケーションの不透明性 [単行本]

    • ¥3,30099 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月1日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
人殺しの花―政治空間における象徴的コミュニケーションの不透明性 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003228310

人殺しの花―政治空間における象徴的コミュニケーションの不透明性 [単行本]

価格:¥3,300(税込)
ゴールドポイント:99 ゴールドポイント(3%還元)(¥99相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月1日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:岩波書店
販売開始日: 2020/01/30
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

人殺しの花―政治空間における象徴的コミュニケーションの不透明性 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本における桜、ヨーロッパにおけるバラ―美や友愛、郷土愛の象徴として親しまれてきた美しい花は、なぜ人々に自らの命を国家や大義のために捧げることを強いる政治的プロパガンダの道具になったのか。コミュニケーションの不透明性と複雑さが「人殺しの花」を生み出してゆく仕組みを、様々な事例を通して解き明かしてゆく。
  • 目次

    序 章 象徴的コミュニケーションの不透明性と複雑さ

    文 化
     文化のパラダイムの複数性 「意味の共有性」の仮定 アクターとエージェントの違
    「コミュニケーションは可能であるか?」――従来の学説
    コミュニケーションの不透明性――分析の枠組み
    意味の多義性(polysemy)
     意味――相互関係・プロセスの中での定義 意味の多義性――要約
     意味の歴史的変遷
    美的要素
    象徴――具体化と非具体化
     無のシニフィアン



    第Ⅰ部 多義性――プロセスの中で規定される象徴の意味


    第一章 日本の桜の花

    民衆の間での様々な意味
     農業の生産性と人間の生殖(再生産性) 生命の謳歌/愛と喪失 非
     規範的世界の祝福と桜
    花見と集団的アイデンティティ
    「近代化」「文明化」と桜
    文化的/政治的なナショナリズム・軍国主義
     兵士としての桜の花――軍の徽章 日本的空間の標識(marking)
     桜の花とされた特攻隊員 美化・美意識
    要約および議論


    第二章 ヨーロッパ文化圏におけるバラ

    宗教、文学、芸術の中のバラ
    政治的空間におけるバラ
     反体制の象徴としてのバラ 非暴力の革命としてのバラ/花 現代独裁者たちの赤いバラ 白いバラ――ナチス・ドイツにおける抵抗運動
    要約――バラの多義性


    第三章 米と日本人の集団的自己――排除にもとづく純粋さ

    農業民の宇宙観
     日本人の神としての米 共食のための米 日本的空間・時間としての米、日本人の元始的自己としての米 農業民の宇宙観における米の美的価値
    象徴生産の政治経済学
    歴史的危機の局面における自己と他者
     外部の他者――「中国人」と「西洋人」 日本の米、中国の米 日本の米、西洋の肉 カリフォルニア産短粒米と日本産短粒米
    結 論



    第Ⅱ部 集団的アイデンティティとその象徴表現


    第四章 集団的自己と文化的/政治的ナショナリズム――比較的視座より

    集団的アイデンティティの象徴的表象
     文化的/政治的ナショナリズムと愛国心 政治的ナショナリズムの象徴― ドイツと日本 ナチス・ドイツ― 元始的自己像と近代的自己像の同時表象 大日本帝国
    要 約



    第Ⅲ部 (非-)外在化――宗教的・政治的権威/権力


    第五章 見えない、聞こえない日本の天皇

    明治以前の天皇制
    明治期につくり直された天皇制
    日本人の宗教性
    外在化されない天皇
     「公に姿を現した」天皇 朝廷儀式 肖像画/写真 錦絵 切手と通貨 聴覚的な非- 外在化
    天皇に対する国民の態度
    無のシニフィアンとしての天皇、その政治的含意
    結 論


    第六章 宗教的・政治的権威/権力の(非- )外在化

    宗教的権力/権威とその(非- )外在化
    政治の指導者と、その外在化――イメージとスピーチ
     君主たち 近代の独裁者たち 政治演説 視覚的イメージ 政治的儀式



    おわりに


     注
     謝 辞
     文献一覧
     索 引
  • 出版社からのコメント

    美しい桜やバラは、なぜ自らの命を大義のために捧げることを強いるプロパガンダの道具になったのか。
  • 内容紹介

    日本における桜,ヨーロッパにおけるバラ――美や友愛,郷土愛の象徴として親しまれてきた花は,なぜ人々に自らの命を国家や大義のために捧げることを強いる政治的プロパガンダの道具になったのか.コミュニケーションの不透明性と複雑さが「人殺しの花」を生み出してゆく仕組みを,様々な事例を通して解き明かしてゆく.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    大貫 恵美子(オオヌキ エミコ)
    神戸市生まれ。津田塾大学卒業。1968年、ウィスコンシン大学人類学博士号取得。現在ウィスコンシン大学ウィリアムF.ヴァイラス研究専任教授。アメリカ学士院正会員。2014年、La m´edaille du Coll`ege de France受賞
  • 著者について

    大貫 恵美子 (オオヌキ エミコ)
    大貫恵美子(おおぬき えみこ)
    神戸市生まれ.津田塾大学卒業.1968年,ウィスコンシン大学人類学博士号取得.現在ウィスコンシン大学ウィリアムF.ヴァイラス研究専任教授.アメリカ学士院正会員.2014年,La médaille du Collège de France 受賞.日本語の主な著書に,『日本人の病気観――象徴人類学的考察』『コメの人類学――日本人の自己認識』『ねじ曲げられた桜――美意識と軍国主義』『学徒兵の精神誌――「 与えられた死」と「生」の探求』(以上,岩波書店),『日本文化と猿』(平凡社)などがある.

人殺しの花―政治空間における象徴的コミュニケーションの不透明性 の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:大貫 恵美子(著)
発行年月日:2020/01/28
ISBN-10:4000245422
ISBN-13:9784000245425
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:歴史総記
言語:日本語
ページ数:308ページ ※273,35P
縦:20cm
他の岩波書店の書籍を探す

    岩波書店 人殺しの花―政治空間における象徴的コミュニケーションの不透明性 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!