ジャック・デリダ―死後の生を与える [単行本]
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ジャック・デリダ―死後の生を与える [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2020/01/28
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ジャック・デリダ―死後の生を与える [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    国家、民主主義、労働、贈与、動物、友愛、そして家族…。これまで日本では十分に取り上げられてこなかった晩年の思想を読み解くことで、デリダ像を一新する。そして、脱構築として知られてきたデリダ終生の問いにも正面から向きあい、いまだ尽くされぬ可能性を探る。生の哲学でも、死の哲学でもなく―“死後の生”を生き延びる私たちのための、新たなる入門書。
  • 目次

    序 論 いまここにある死後の生
     1 「私は私自身と戦争状態にある」
     2 翻訳としての死後の生
     3 遺産相続としての死後の生
     4 デリダ小伝および思想の概要



    導入部 差延としての死後の生

    第1章 差延、あるいは差異の亡霊――ソシュールからデリダへ
     1 「差異」から「差延」へ
      1・1 差異の原光景
      1・2 差異のジレンマ
     2 「差延」から「差異」の時間性へ
      2・1 差異の亡霊
      2・2 差異化と差延
     3 デリダとソシュールのあいだ



    第Ⅰ部 政治的なものの亡霊的起源

    第2章 国家創設と署名の力――「アメリカ独立宣言」をめぐって
     1 パフォーマティヴとしての独立宣言
     2 署名の反覆可能性
     3 寓話としての国家創設
     4 「権威の神秘的基礎」と暴力の両義性
     5 アメリカのもうひとつの名
     Post-scriptum「行為遂行的」(パフォーマティヴ)から「倒錯遂行的」(パヴァーフォーマティヴ)へ

    第3章 自己免疫的民主主義――来たるべきデモクラシーの条件
     1 民主主義の差延的構造
      1・1 自己支配
      1・2 多数支配
     2 「自己免疫」の由来と背景
     3 不可視なる「敵」の拡散
     4 デモスの情動的な生

    第4章 プロフェッションとしての言語行為――亡霊化する労働の行方
     1 「喪の作業」としての労働
     2 労働のヴァーチャル化とグローバル化
      2・1 「あたかも~かのように」
      2・2 「労働の終焉」
      2・3 「世界の起源」
     3 プロフェッションとはなにか
     4 「資本の言語」から「プロフェッションの言語」へ



    第Ⅱ部 人間と動物の生-死

    第5章 動物と生政治への問い――猫のまなざし、ハリネズミの傷痕
     1 動物権利論の人間主義
     2 動物愛護論者デリダ?
     3 動物的生を捉える生政治への問い
     4 デリダ的生政治分析にむけて
      4・1 動物=パッション
      4・2 動物=エクリチュール

    第6章 人間/動物のリミトロフィー――デリダによるハイデガーの動物論講義
     1 人間主義の回帰
     2 動物的貧しさの両義性
     3 動物的生の「本質的な震撼」
     4 「として構造」を媒介する痕跡の構造
     5 自伝的動物、あるいは動物の見る夢

    第7章 ひとつの生、ひとつの生き延び――ドゥルーズ/デリダ
     1 動物は愚かさから守られているか
     2 生の思考における差異
      2・1 純粋内在としての生
      2・2 生き延びとしての生
     3 生のパルタージュ



    第Ⅲ部 来たるべき共同体への信

    第8章 他者への応答責任――死を与えるキルケゴールとデリダ
     1 「決断の瞬間はひとつの狂気である」
     2 『おそれとおののき』の諸問題
      2・1 犠牲
      2・2 倫理の切断
      2・3 秘密と責任
     3 イサク奉献解釈の読み換え
     4 責任の遍在化と無責任化
     5 信の秘密を分かち合うこと

    第6章 呼びかけとしての友愛、哀悼としての友愛――アリストテレスの友たち
     1 アリストテレスの失われた箴言
     2 アガンベンの文献学的批判
     3 友愛の根源的パフォーマティヴ
      3・1 完全な友愛の自己廃棄
      3・2 友愛のミニマル・コンセンサス
      3・3 友愛の反覆可能性
     4 はじめに死者たちへの愛があった

    終 章 家族への信――絆のアポリアについて
     1 家族の本質なき定義
     2 不在の父、複数の母
     3 非嫡出的なものへの愛
     4 子どものファンタスム



    初出一覧
    あとがき――死後の生を与えなおすために
    索 引
  • 出版社からのコメント

    現代思想最後の巨星は何を遺したのか。知られざる後期の思想を軸に読み解く。新たなる入門書の誕生。
  • 内容紹介

    脱構築の名のもと,新たな問いの領域を生涯にわたり開拓し続けた,現代思想最後の巨星.没後15年を経て,その影響はなお衰えをしらない.日本ではいまだ知られざる後期の思想,そしてさまざまな局面に波及する脱構築思想の広がりを一望し,その可能性を解き明かす.すべての読者に開かれた,新たなる入門の書.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    宮崎 裕助(ミヤザキ ユウスケ)
    1974年生まれ。兵庫県出身。東北大学文学部卒、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、新潟大学人文学部准教授。専門は哲学・現代思想
  • 著者について

    宮﨑 裕助 (ミヤザキ ユウスケ)
    宮﨑裕助(みやざき ゆうすけ)
    1974年生まれ.兵庫県出身.東北大学文学部卒,東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了.博士(学術).現在,新潟大学人文学部准教授.専門は哲学・現代思想.
    著書に『判断と崇高――カント美学のポリティクス』(知泉書館,2009年),『新・カント読本』(共著,法政大学出版局,2018年),『続・ハイデガー読本』(共著,法政大学出版局,2016年),『連続講義 現代日本の四つの危機』(共著,講談社選書メチエ,2015年),『人文学と制度』(共著,未來社,2013年)ほか.訳書(共訳)に,ロドルフ・ガシェ『脱構築の力』(編訳,月曜社,2020年),ジャック・デリダ『哲学への権利 2』(みすず書房,2015年),ポール・ド・マン『盲目と洞察』(月曜社,2012年)ほか.

ジャック・デリダ―死後の生を与える [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:宮崎 裕助(著)
発行年月日:2020/01/24
ISBN-10:4000613855
ISBN-13:9784000613859
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:353ページ ※341,12P
縦:20cm
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