風の二代目―小料理のどか屋人情帖〈28〉(二見時代小説文庫) [文庫]

風の二代目―小料理のどか屋人情帖〈28〉(二見時代小説文庫) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  のどか屋の常連、幕府黒四組のかしら安東満三郎が千吉らの前で言った―。おれも女房に声をかけるとき、迷った末に前へがっと進んだ。おれから声をかけたんだ。習いごとの帰りによくすれ違ってたから。あん時に吹いた風をまだ憶えてる。風が背中を押してくれたような気がした。ここを逃して、そのままべつべつの向きへ歩いて行ったら、もう縁はねえと思った―。

• 出版社からのコメント

  旅籠付きの小料理屋のどか屋。今日ものどか屋に、さまざまな人々が訪れる！

• 内容紹介

  命まで取られねえから、攻めるときは攻めろ。 迷いを断って大勝負！
  
  のどか屋の千吉は十六歳。顔は幼いが料理は大人の味。
  惹かれる手伝い娘おように他所から急な縁談が……。
  迷った末に出した決意は？
  
  
  のどか屋の常連、幕府黒四組のかしら安東満三郎が千吉らの前で言った──。
  おれも女房に声をかけるとき、迷った末に前へがっと進んだ。おれから声をかけたんだ。
  習いごとの帰りによくすれ違ってたから。あん時に吹いた風をまだ憶えてる。風が背中を押してくれたような気がした。
  ここを逃して、そのままべつべつの向きへ歩いて行ったら、もう縁はねえと思った──。
  
  
  
  ************************本書に登場する小料理 ****************************
  ・鰯の雪花菜和え　・油揚げのどか丼　・大根のほっこり蒸し
  ・海老三色煮　・牡蠣の柚子釜づくり　・金目鯛紅白鍋　・寒鰤の味噌照り焼き
  ・鯖の味噌煮　・寒鰈の三種盛り　・柿釜
  *****************************************************************************
  
  
  
  ◆ 著者について
  倉阪鬼一郎　くらさか・きいちろう
  1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て1998年より専業作家。
  ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。
  2008年「火盗改香坂主税 影斬り」(双葉文庫)で時代小説家としてデビュー、好評を博す。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  倉阪 鬼一郎(クラサカ キイチロウ)
  １９６０年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て１９９８年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。２００８年「火盗改香坂主税　影斬り」（双葉文庫）で時代小説家としてデビュー

• 著者について

  倉阪鬼一郎 (クラサカ キイチロウ)
  倉阪鬼一郎　くらさか・きいちろう
  1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て1998年より専業作家。
  ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。
  2008年「火盗改香坂主税 影斬り」(双葉文庫)で時代小説家としてデビュー、好評を博す。

風の二代目―小料理のどか屋人情帖〈28〉(二見時代小説文庫) の商品スペック