ポスト・ヒューマニズムの政治 [単行本]
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ポスト・ヒューマニズムの政治 [単行本]

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出版社:人文書院
販売開始日: 2020/01/24
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ポスト・ヒューマニズムの政治 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    急激な気候変動を背景とする人新世の政治では、もはや人間中心主義は限界を迎えている。地球温暖化、ポピュリズムの台頭、資本主義による格差拡大…。これらはすべて繋がっているのか。現代思想を導き手に、国際政治の最前線に迫る迫真の論攷。
  • 目次

    序論 ポスト・ヒューマニティをめぐる政治――種を超える/類を分割する

    第Ⅰ部 人間中心主義の隘路

    第1章 人新世/資本新世の政治
     1 〈文化(人間)の歴史/自然の歴史〉という分節化の問題
     2 人の間における不平等の問題――人新世から資本新世への視座転換
     3 物質代謝論の射程と限界――エコ・マルクス主義の論争(二元論/一元論)を超えて
     4 反・再帰性の政治――右翼ポピュリズムと気候変動説否認の連動
     5 類としての人間を分割する資本の論理を超えて

    第2章 動物論的転回の倫理と政治
     1 動物化のメタ・ポリティクス
     2 動物論的転回――動物問題(人間中心主義問題)が提起するもの
     3 人間社会内における抑圧・支配との交差――リベラル・アプローチを超えて
     4 種差別主義という人間中心主義を超える共感的想像力

    第3章 食のポリティカル・エコノミー
     1 「均質新世(homogenocene)」の到来――コロンブス交換以降
     2 金融化するグローバル・アグリフード・システムと場所性の喪失
     3 GM作物・食品をめぐるリスク・ポリティクス
     4 食料主権――場所性の復権を目指すローカルな運動の可能性と限界

    第4章 制御不能のハイブリッド・モンスターという問題――3・11再考
     1 啓蒙の弁証法、再び
     2 不確実性の政治的操作――不運と不正義の境界線をめぐって
     3 低線量被曝をめぐる政治――レジリエンスを強要するリスク・ガバナンス
     4 道具的理性がもたらす破局を回避するために

    第Ⅱ部 反ヒューマニズムの政治

    第5章 負債の生政治
     1 負債関係の新しい局面――全生活領域の金融化
     2 債務関係の原基――高利の禁止と神への債務
     3 債務関係の世俗化――国家・債権者への債務
     4 経済的権力(債務的関係)と軍事的主権権力の連結
     5 グローバル・バイオ・キャピタルに呑み込まれて――債務関係のさらなる深化
     6 債務帳消し運動について

    第6章 地政学的言説のバックラッシュ
     1 「地政学の逆襲」というバックラッシュの言説政治
     2 似非科学として記憶から消去されたドイツ地政学、大東亜地政学
     3 列強諸国間における地政学という帝国主義的知の交配
     4 批判的地政学というチャレンジとその限界
     5 認知システム1に訴えるポップ地政学

    第7章 システム危機の表象としてのスペクター(右翼ポピュリズム)
     1 右翼ポピュリズムのヘゲモニー時代の到来――新しいファシズム?
     2 論争的な概念としてのポピュリズム――実体のないスペクター
     3 リベラル・デモクラシーに内在するズレの修正を試みるポピュリズム
     4 リベラリズムとデモクラシーの乖離――資本主義との蜜月期の終焉
     5 差別主義のグローバル化・常態化――世界内戦との共振
     6 リベラル国際秩序の危機――ネオ・ウェストファリア世界の到来?
     7 移行パラダイムの終焉――ハイブリッド・レジームの定着化とリベラル・ピースの失敗
     8 終わり(の始まり)

    第8章 ポスト世俗化時代のジェンダー・ポリティクス
     1 ポストコロニアル・モメントにおけるマスキュリニティの再編的強化
     2 ポスト世俗化時代におけるジェンダー・イシューの位置
     3 世俗主義のメタ・ヒストリーと歴史的/性的アイデンティティ
     4 「ラディカルな他者」への《宗教的暴力についての神話》の投影
     5 進歩史観、回帰史観、破局史観、いずれでもないメタ・ヒストリーへ

    あとがき

    初出一覧

    人名索引
  • 内容紹介

    現代思想が導く、国際政治の最前線

    急激な気候変動を背景とする人新世の政治では、もはや人間中心主義(ヒューマニズム)は限界を迎えている。地球温暖化、ポピュリズムの台頭、資本主義による格差拡大…。これらはすべて繋がっているのか。現代思想を導き手に、国際政治の最前線に迫る迫真の論攷。

    人新世や思弁的実在論など、近年登場した思想的テーマは、脱人間中心主義ともいうべき傾向をもっている。そうした議論や概念は人文学の世界だけではなく、実は現実社会を考える場面でも有効に機能する。つまり、人間以外の存在を考慮に入れる脱ヒューマニズムと、社会の分断を煽る反ヒューマニズム的言動が同時に勃興する現代の分析として。人間中心主義とリベラルアプローチによる政治が隘路に入り込んだかのようにみえるいま、資本、動物、食、科学技術、負債、地政学、宗教、ジェンダーなど緊迫する数々の問題に、豊富な思想的ツールを動員し分析する。

    〇目次
    序論 ポスト・ヒューマニティをめぐる政治――種を超える/類を分割する

    第Ⅰ部 人間中心主義の隘路

     第1章 人新世/資本新世の政治
     第2章 動物論的転回の倫理と政治
     第3章 食のポリティカル・エコノミー
     第4章 制御不能のハイブリッド・モンスターという問題――3・11再考

    第Ⅱ部 反ヒューマニズムの政治

     第5章 負債の生政治
     第6章 地政学的言説のバックラッシュ
     第7章 システム危機の表象としてのスペクター(右翼ポピュリズム)
     第8章 ポスト世俗化時代のジェンダー・ポリティクス

    図書館選書
    急激な気候変動を背景とする人新世の政治では、もはや人間中心主義(ヒューマニズム)は限界を迎えている。現代思想を導き手に、国際政治の最前線に迫る迫真の論攷。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    土佐 弘之(トサ ヒロユキ)
    1959年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。現在、神戸大学大学院国際協力研究科教授。専門は国際関係論・政治社会学
  • 著者について

    土佐 弘之 (トサヒロユキ)
    土佐 弘之(とさ・ひろゆき) 1959年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。現在、神戸大学大学院国際協力研究科教授。専門は国際関係論・政治社会学。著書に『グローバル/ジェンダー・ポリティクス』(世界思想社、2000年)、『安全保障という逆説』(青土社、2003年)、『アナーキカル・ガヴァナンス』(御茶の水書房、2006年)、『野生のデモクラシー』(青土社、2012年)、『境界と暴力の政治学』(岩波書店、2016年)、編著に『グローバル政治理論』(人文書院、2011年)、監訳書に『長い20世紀』(G・アリギ著、作品社、2009年)など。

ポスト・ヒューマニズムの政治 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:人文書院 ※出版地:京都
著者名:土佐 弘之(著)
発行年月日:2020/01/20
ISBN-10:4409031074
ISBN-13:9784409031070
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:313ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
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