非国民文学論 [単行本]
    • 非国民文学論 [単行本]

    • ¥2,64080 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月31日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003236637

非国民文学論 [単行本]

価格:¥2,640(税込)
ゴールドポイント:80 ゴールドポイント(3%還元)(¥80相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月31日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:青弓社
販売開始日: 2020/02/29
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

非国民文学論 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「帝国臣民タル男子」の義務である兵役を拒まれた非国民―徴兵検査で丙種合格になった作家、ハンセン病のために徴兵されなかった病者、さまざまな手段で徴兵を拒否した者。戦時下の非国民の短歌や小説を解読して「地面の底が抜けた」疎外感と自己喪失感の表現、そこから生じる逆説的な国民意識をたどる。
  • 目次

    まえがき

    第1部 非国民文学論

    序 章 いのちの回復
     1 「絶望」を超えて――〈書く〉ことによるいのちの回復

    第1章 〈国民〉を照射する生――ハンセン病療養者
     1 療養所内「家族主義」
     2 「精神的更生」としての創作
     3 兵役と療養者

    第2章 〈幻視〉という生――明石海人
     1 歌集『白描』への注目
     2 精神の自由を求めて――歌誌「日本歌人」
     3 天刑と刑死――二・二六事件歌をめぐって

    第3章 〈漂流〉という生――『詩集 三人』と『笹まくら』
     1 「個」としての家族――金子光晴『詩集 三人』
     2 徴兵忌避者の生――丸谷才一『笹まくら』
     3 家族という課題
     4 切断なき「戦中―戦後」

    終 章 パラドクシカルな〈国民〉

    第2部 〈歌聖〉と〈女こども〉

    第1章 明治天皇御製をめぐる一九四〇年前後(昭和十年代)
     1 〈歌聖〉明治天皇の登場――日露戦争期
     2 『国体の本義』などにみる明治天皇御製
     3 御歌所所員らの「謹話」にみる明治天皇御製

    第2章 仕遂げて死なむ――金子文子と石川啄木

    初出一覧

    あとがき

    人名索引
  • 内容紹介

    ハンセン病を理由に徴兵されなかった病者、徴兵検査で丙種合格になった作家、さまざまな手段で徴兵を拒否した者――。総動員体制から排除された戦時下「非国民」の短歌や小説を読み込み疎外感と喪失感を腑分けし、そこから生じる逆説的な国民意識を解明する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    田中 綾(タナカ アヤ)
    1970年、北海道生まれ。北海道大学文学部卒業、北海学園大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。北海学園大学人文学部教授、三浦綾子記念文学館館長。専攻は日本近現代文学
  • 著者について

    田中 綾 (タナカ アヤ)
    1970年、北海道生まれ。北海道大学文学部卒業、北海学園大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。北海学園大学人文学部教授、三浦綾子記念文学館館長。専攻は日本近現代文学。著書に『書棚から歌を』(深夜叢書社)、『権力と抒情詩』(ながらみ書房)、共著に『はじめての人文学――文化を学ぶ、世界と繋がる』(知泉書館)、『〈殺し〉の短歌史』(水声社)、『現代にとって短歌とは何か』(岩波書店)ほか。

非国民文学論 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:田中 綾(著)
発行年月日:2020/02/21
ISBN-10:4787292528
ISBN-13:9784787292520
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:230ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:3cm
重量:270g
他の青弓社の書籍を探す

    青弓社 非国民文学論 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!