人文主義の言語思想―フンボルトの伝統 [単行本]
    • 人文主義の言語思想―フンボルトの伝統 [単行本]

    • ¥9,460284 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月31日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
人文主義の言語思想―フンボルトの伝統 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003237839

人文主義の言語思想―フンボルトの伝統 [単行本]

価格:¥9,460(税込)
ゴールドポイント:284 ゴールドポイント(3%還元)(¥284相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月31日木曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:岩波書店
販売開始日: 2020/02/12
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

人文主義の言語思想―フンボルトの伝統 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    言語と知性の多様性を唱え、比較人間論を構想したヴィルヘルム・フォン・フンボルト。彼の言語哲学が、ライプニッツ、ヴィーコ、ヘーゲル、デリダ等と織りなすドイツ人文主義の諸伝統を、壮大な思想史として描き出す。
  • 目次

    凡 例
    序 文

    第一章 「恣意的記号からかけ離れたもの」――ダンテからフンボルトまでのヨーロッパ言語記号論
     一 記号
     二 母語の発見と記号論の伝統
     三 ラテン語の刷新と新たな記号論の出現
     四 俗語の勝利と、記号論的伝統への回帰
     五 失われた普遍性を求めて
     六 個別言語の意味論への道――世界観
     七 根源の記号学
     八 記号・言語・象徴

    第二章 思考の形成器官――フンボルト言語思想の基本的特徴
     一 サンスクリットで食卓談話(テーブルトーク)を
     二 ヴァレンシュタイン
     三 総合
     四 多様性
     五 バベルの塔と聖霊降臨(ペ ンテコステ)

    第三章 知性の多様性――人間学と言語学
     一 比較人間学
     二 比較言語研究
     三 フンボルトの影響

    第四章 言語学の内的概念――フンボルトとライプニッツ
     一 ライプニッツ以降
     二 「諸言語の例証から」
     三 起源――歴史を超越する
     四 系統――歴史
     五 偉大なるライプニッツ

    第五章 境界線の彼岸――言語の起源
     一 一七七〇年‐(一八二〇年)‐一八五〇年
     二 ヘルダーの主題――言語起源
     三 自然の欲求
     四 境界線を踏み越える

    第六章 新たな言語の成立――ロマンス諸語の誕生
     一 有機的形成期の歴史的な追跡
     二 多様性の成立
     三 形式の多様性と同質性
     四 イタリア語

    第七章 ヴィーコとフンボルトにおける想像力と言語
     一 ローマとアメリカ
     二 想像力
     三 物語(favola)から言葉(favella)へ

    第八章 聴取と応答―― 一八〇〇年前後のドイツ言語哲学における耳から声への移行
     一 声――ヘーゲル
     二 聴くことと応答すること――フンボルト
     三 耳――ヘルダー
     四 聴取中心主義から音声中心主義へ

    第九章 フンボルトのグラマトロジー ――言語の本性への斬新な洞察
     一 新たなグラマトロジー的関心について
     二 フンボルトとヘーゲル
     三 不安定な保持
     四 音声中心的なもの
     五 音声中心主義の彼岸
     六 エピローグ――芝居のあとで

    第一〇章 思慮なき体系――プロイセンの巨艦「フンボルト」、その格納と暴露
     一 プロイセン海軍
     二 フランス的思考への敵意に燃えた反動
     三 フランス艦隊
     四 人種主義
     五 戦争か家郷か

    訳者解説

    初出一覧
    フンボルト著作一覧
    文献表
    人名索引

    --------------------------
    ※主な翻訳担当の章
    村井 1,9章
    齋藤 9,10章
    伊藤 序文,2,3,5章
    梅田 6,7章
    辻  4,8章
    --------------------------
  • 出版社からのコメント

    言語と知性の多様性を唱えたW・v・フンボルト。彼の哲学を軸に人文主義の諸伝統を思想史として描き出す。
  • 内容紹介

    言語を基盤に人間存在の意味を探究したドイツ人文主義。その中心人物の一人ヴィルヘルム・フォン・フンボルトは、言語と知性の多様性を唱え、比較人間論を構想した。彼の言語哲学が、ライプニッツ、ヴィーコ、ヘーゲル、デリダ等と共振しつつ織りなす諸伝統を、言語哲学者トラバントが壮大な思想史として描き出す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    トラバント,ユルゲン(トラバント,ユルゲン/Trabant,J¨urgen)
    1942年生まれ。1969年学位取得。ベルリン自由大学ロマンス言語学名誉教授。ロマンス言語学、記号論、言語思想史

    村井 則夫(ムライ ノリオ)
    1962年生まれ。中央大学文学部教授。哲学、思想史

    齋藤 元紀(サイトウ モトキ)
    1968年生まれ。高千穂大学人間科学部教授。哲学、倫理学

    伊藤 敦広(イトウ アツヒロ)
    1987年生まれ。作新学院大学女子短期大学部准教授。教育哲学、教育思想史

    梅田 孝太(ウメダ コウタ)
    1980年生まれ。上智大学ほか兼任講師。哲学、倫理学
  • 著者について

    ユルゲン・トラバント (ユルゲントラバント)
    ユルゲン・トラバント(Jürgen Trabant)
    1942年生まれ.1969年学位取得.ベルリン自由大学ロマンス言語学名誉教授.ロマンス言語学,記号論,言語思想史.単著として,Neue Wissenschaft von alten Zeichen: Vicos Sematologie, Suhrkamp, 1994; Mithridates im Paradies. Kleine Geschichte des Sprachdenkens, C. H. Beck, 2003 [ Europäisches Sprachdenken. Von Platon bis Wittgenstein, C. H. Beck, 2006 ]; Was ist Sprache?, C. H. Beck, 2008; Giambattista Vico: Poetische Charaktere, De Gruyter, 2019,ほか.邦訳は『フンボルトの言語思想』(村井則夫訳,平凡社,2001年)ほか.

    村井 則夫 (ムライ ノリオ)
    村井則夫(むらい のりお)
    1962年生まれ.中央大学文学部教授.哲学,思想史.『人文学の可能性――言語・歴史・形象』(知泉書館,2016年),『解体と遡行――ハイデガーと形而上学の歴史』(知泉書館,2014年)ほか.

    齋藤 元紀 (サイトウ モトキ)
    齋藤元紀(さいとう もとき)
    1968年生まれ.高千穂大学人間科学部教授.哲学,倫理学.『哲学の変換と知の越境――伝統的思考法を問い直すための手引き』(共編著,法政大学出版局,2019年),『存在の解釈学――ハイデガー『存在と時間』の構造・転回・反復』(法政大学出版局,2012年)ほか.

    伊藤 敦広 (イトウ アツヒロ)
    伊藤敦広(いとう あつひろ)
    1987年生まれ.作新学院大学女子短期大学部准教授.教育哲学,教育思想史.「フンボルトの新人文主義的陶冶論(人間形成論)」・「ドイツ:ベルリン大学」(眞壁宏幹編『西洋教育思想史』慶應義塾大学出版会,2016年),「「他なるもの」の理想化としての陶冶――フンボルト陶冶論における古代ギリシャの意義」(『教育哲学研究』111号,2015年)ほか.

人文主義の言語思想―フンボルトの伝統 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:ユルゲン トラバント(著)/村井 則夫(監訳)/齋藤 元紀(監訳)/伊藤 敦広(監訳)/梅田 孝太(共訳)/辻 麻衣子(共訳)
発行年月日:2020/02/07
ISBN-10:4000613960
ISBN-13:9784000613965
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:368ページ
縦:21cm
その他: 原書名: TRADITIONEN HUMBOLDTS〈Trabant,J¨urgen〉
他の岩波書店の書籍を探す

    岩波書店 人文主義の言語思想―フンボルトの伝統 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!