多機能化する農村のジレンマ―ポスト生産主義後にみるフランス山村変容の地理学 [単行本]
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多機能化する農村のジレンマ―ポスト生産主義後にみるフランス山村変容の地理学 [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2020/01/31
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多機能化する農村のジレンマ―ポスト生産主義後にみるフランス山村変容の地理学 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    農村地理学は、生産主義からポスト生産主義へという既存のパラダイムを超えられるか。世界的な貿易自由化とネオリベラリズムを背景に大きく再編する先進諸国の農村を、「多機能レジーム」という新たな視点から捉え直す。
  • 目次

    序章 「多機能化」する現代農村
     一 問題の所在
     二 フランス山村という研究対象
     三 本書の目的と構成

    第Ⅰ部 農業・農村変容を捉える新たな射程

    第1章 「ポスト生産主義論」から「多機能論」へ
     一 はじめに
     二 「農業の多面的機能」の登場と背景
     三 ポスト生産主義の限界と新たな理論の模索
     四 生産主義/ポスト生産主義を超えて

    第2章 「多機能論」の応用と本書の視点
     一 「多機能論」から農村を捉える
     二 本書の視点
     三 多機能論の地理学研究へ向けて

    第Ⅱ部 フランス農業の変容

    第3章 フランス山村と農業政策
     一 政策の展開
     二 条件不利地域としてのフランス山村

    第4章 フランス山村農業の特性─山地畜産の経営戦略
     一 フランス山村農業研究の視角
     二 研究対象地域
     三 山村の農家経営
     四 山地畜産農家の経営戦略
     五 山村農業の持続とそれを可能にする要因
     コラム①:有機農業というオルタナティブな農業の実践

    第5章 フランス山村農家の変容─政策による農業改変
     一 マクロな政策とローカルな農家の関係解明
     二 メザン地域の農業変遷
     三 経営の変遷と政策
     四 農家の経営分化と専門・複合化
     五 農家と政策の関係
     六 類型別の特性と経営と政策の関係
     七 政策の力と農業経営への影響
     コラム②:小さな村の取引所─家畜市と仔牛肉

    第Ⅲ部 フランス農村の変容

    第6章 農村と地域ブランド─農産品のローカルな伝統性
     一 「地理的表示制度」とブランド化
     二 フランスにおけるブランド農産品
     三 ファングラ牛のブランド化と生産の展開
     四 牛肉のブランド化の背景と要因
     五 伝統性の強調と地理的な固有性
     コラム③:地方固有種の復権とそのシンボル化

    第7章 農村とツーリズム─文化資源とランドネ観光
     一 代表的な農村ツーリズム「ランドネ」
     二 ツーリズムの文化資源としてのスティーブンソン
     三 「スティーブンソンの道」組合と山村ツーリズム
     四 旅行者からみるランドネと文化資源
     五 埋もれた文化のツーリズム資源化
     コラム④:農村の休暇とツーリズムの魅力

    第8章 農村と田園回帰─なぜ人々は農村へ向かうのか
     一 「農村移住」現象への研究視角
     二 フランス田園回帰の展開
     三 ジュラ地域の農村移住
     四 農村移住者の特性
     五 農村移住者と田園生活への意識
     六 田園生活への憧れと農村への回帰
     コラム⑤:フランスの農村移住者とはどのような人々か

    終章 多機能論からみる農村変容のパラダイム
     一 多機能化するフランス農村
     二 先進国農村の将来に向けて

    あとがき
    参考文献
    索引
  • 内容紹介

    世界的な貿易自由化とネオリベラリズムを背景に大きく再編する先進諸国の農村を、「多機能レジーム」という新たな視点から捉え直す。

    農村地理学は生産主義からポスト生産主義という既存のパラダイムを超えられるか。本書は、フランス中央高地を中心に「多機能レジーム」として作用する農業・農村政策の政治性に注目、ローカルな農家がどのように大きな文脈に規定され変容しているのか、多機能化による農村機能がいかにローカルで発現しているかを明らかにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    市川 康夫(イチカワ ヤスオ)
    1984年長野県生まれ。埼玉大学人文社会科学研究科/教養学部・准教授。筑波大学生命環境科学研究科修了。博士(理学)。人文地理学、フランス地域研究
  • 著者について

    市川 康夫 (イチカワ ヤスオ)
    市川 康夫(いちかわ やすお) 
    1984年長野県生まれ。埼玉大学人文社会科学研究科/教養学部・准教授。筑波大学生命環境科学研究科修了。博士(理学)。人文地理学、フランス地域研究。著作に、「農業・農村」加賀美雅弘編『世界地誌シリーズ11 ヨーロッパ』(2019年、朝倉書店)、「フランス中央高地における過疎化と農村再編」矢ケ﨑典隆・菊地俊夫・丸山浩明編『ローカリゼーション―地域へのこだわり』(2018年、朝倉書店)など。

多機能化する農村のジレンマ―ポスト生産主義後にみるフランス山村変容の地理学 の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:市川 康夫(著)
発行年月日:2020/01/20
ISBN-10:432620060X
ISBN-13:9784326200603
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:地理
言語:日本語
ページ数:267ページ ※251,16P
縦:22cm
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