〈色盲〉と近代-十九世紀における色彩秩序の再編成(視覚文化叢書<6>) [全集叢書]
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〈色盲〉と近代-十九世紀における色彩秩序の再編成(視覚文化叢書<6>) [全集叢書]

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出版社:青弓社
販売開始日: 2020/02/28
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〈色盲〉と近代-十九世紀における色彩秩序の再編成(視覚文化叢書<6>) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    “色盲”はいつから「病」や「異常」や「障害」になったのか、どのようにして「排除」や「治療」や「規律」の対象になったのか―。十八世紀末から十九世紀末までのヨーロッパと二十世紀前半の日本の知の古層に分け入り、近代的な“色盲”概念の系譜をたどる。
  • 目次

    はじめに

    序 章 視覚玩具としての石原表――色盲の両義性
     1 〈できる/できない〉の配分体制
     2 石原表の両義性――〈できる/できない〉の転倒
     3 石原表の「起源」――十九世紀の生理学と色盲
     4 石原表の遊戯性
     5 色盲者の〈昼〉と〈夜〉

    第1部 「青」の時代――色盲の前近代

    第1章 ジョン・ドルトンの「青」――色盲者の言語の発明
     1 ドルトン以前の色盲
     2 ドルトンによる色盲の観察報告
     3 「青」の過剰――色盲者の言語の発明

    第2章 ゲーテの「青」――色盲者の色世界の可視化
     1 ゲーテと「青色盲」
     2 ゲーテの色盲観察法
     3 「青」の欠如
     4 『色彩論』における「青」と「青色盲」の位置
     5 ロマン主義の「青」

    第3章 シャルル・メリヨンの〈青〉――色盲者の記憶の寓意
     1 ベンヤミンのまなざしを通してメリヨンを見る
     2 色盲の病跡学
     3 地層化する記憶
     4 〈青〉の消失と色盲の近代の夜明け

    第2部 十九世紀における色彩秩序の再編成――知覚と言語の弁証法

    第4章 色盲の「名」をめぐる論争――DaltonismeとColour Blindness

    第5章 ショーペンハウアーにおけるカント哲学の生理学化――「経験的=超越論的二重体」としての色盲者の誕生
     1 ショーペンハウアーによるカント哲学の生理学化
     2 ショーペンハウアーの色盲論
     3 ショーペンハウアーと生理学の発展

    第6章 ヘルムホルツ対ヘリング――生理学的な「原色」の探究
     1 生理学における色盲への関心の増大
     2 ヤング=ヘルムホルツ説とヘリング説の対立
     3 次世代への矛盾の継承

    第7章 ラーゲルルンダ列車事故の衝撃――ホルムグレンの方法をめぐって
     1 ラーゲルルンダ列車事故とホルムグレン羊毛法
     2 「現行信号システム」の正当化
     3 「ラーゲルルンダ伝説」の再検証
     4 ホルムグレンの「ペテン」

    第8章 カント主義の哲学者としてのシュティリング――知覚と言語の対立から仮性同色表へ
     1 ヘルムホルツ対ヘリング論争におけるシュティリングの立ち位置
     2 シュティリングのカント主義的色盲論
     3 シュティリング表の誕生――文字と色彩の綜合

    第3部 石原表と「近代」のほころび

    第9章 石原忍体制の成立――戦時科学と色盲
     1 ヘルムホルツ説とヘリング説の「綜合」
     2 戦時下の規律と三つの身体モデル
     3 『日本人の眼』における色盲の位置
     4 総動員体制と職業制限の崩壊
     5 新国字研究と「健康上完全無欠な眼」

    第10章 いかにして色盲を「治療」するか――「補正練習法」と規律の技法
     1 「色盲治癒言説」の回帰
     2 精神から身体へ――「練習」の布置の変遷
     3 補正練習法の空間構造

    第11章 石原表のゲシュタルト崩壊――石原体制の内破
     1 「数字の流動」の経験から出発して
     2 石原表の中心化/脱中心化
     3 草間彌生の水玉、石原表の色班、新印象派の絵具
     4 世界の色を塗り替える

    終 章 色盲者の言葉を取り戻すために
     1 色彩の流謫と帰還
     2 色盲者が「飛ぶ方法」

    参考文献一覧

    あとがき

    事項索引

    人名索引
  • 内容紹介

    18世紀末から19世紀末までの近代ヨーロッパと20世紀前半の日本における〈色盲〉という概念の形成や色覚検査器具の開発の歴史をたどる。近代的な〈色盲〉概念の系譜を明らかにして、きたるべき「色覚多様性社会」の構想をも指し示す画期的な成果。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    馬場 靖人(ババ ヤスヒト)
    早稲田大学総合人文科学研究センター招聘研究員、博士(文学)。専攻は科学思想史、メディア論、視覚文化論
  • 著者について

    馬場 靖人 (ババ ヤスヒト)
    早稲田大学総合人文科学研究センター招聘研究員、博士(文学)。専攻は科学思想史、メディア論、視覚文化論。論文に「「経験的=超越論的二重体」としての色盲者――J・シュティリングのカント主義的生理学と仮性同色表」(「表象・メディア研究」第9号)、「いかにして色盲を「治療」するか? ――「補正練習法」について」(「社会学年誌」第57号)など。

〈色盲〉と近代-十九世紀における色彩秩序の再編成(視覚文化叢書<6>) の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:馬場 靖人(著)
発行年月日:2020/02/27
ISBN-10:4787274295
ISBN-13:9784787274298
判型:A5
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:芸術総記
言語:日本語
ページ数:316ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:503g
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