メディア論の地層―1970大阪万博から2020東京五輪まで [単行本]
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メディア論の地層―1970大阪万博から2020東京五輪まで [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2020/02/19
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メディア論の地層―1970大阪万博から2020東京五輪まで の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    空前絶後の大阪万博から半世紀。日本で「メディア論」はどのように覚醒したのか―大学における人文知の伝統のみならず、情報環境のグローバルな変容に鋭敏な芸術家や建築家の創造知、CATVやミニFMなどに魅了された人びとの実践知とも不可分に結びついた、メディア論的思考の地脈。
  • 目次

    はじめに

    I メディア論の地層

    第1章 マクルーハン、環境芸術、大阪万博――一九六〇年代日本の美術評論におけるマクルーハン受容
     1 マクルーハニズムの「第三の軸」
     2 環境芸術、大阪万博との相互連関
     3 「環境芸術論」から「メディア論」へ
     4 祭りのあと

    第2章 メディアのなかの考現学――アカデミズムとジャーナリズム、エンターテインメントの狭間で
     1 新しいジャーナリズムとしての考現学――一九二〇年代
     2 マーケティング的考現学の萌芽――一九六〇年代
     3 芸能追跡に併存する民俗学/考現学的視座――一九六〇~七〇年代
     4 考現学ルネッサンス――一九八〇年代
     5 キッチュな考現学へ――一九九〇年代以降

    第3章 インターネット前夜――情報化の〈触媒〉としての都市
     1 マスメディアとインターネットのあいだ
     2 雑誌が都市文化を牽引していた一九九〇年代
     3 カラオケボックス――情報化と郊外化の実験室
     4 モバイルな私生活化

    II メディア・リテラシー論の地層

    第4章 放送文化の民俗学――六輔さすらいの旅、その射程
     1 実験放送という原点
     2 「王道」から「異端」へ――放送史のなかの永六輔
     3 技術と表現のシナジー――『六輔さすらいの旅 遠くへ行きたい』
     4 一望の荒野へ――放送文化の民俗学

    第5章 送り手のメディア・リテラシー――二〇〇〇年代の到達点、一〇年代以降の課題と展望
     1 地方局のショッピングモール進出
     2 「送り手のメディア・リテラシー」の到達点
     3 協働型メディア・リテラシーの課題と展望
     4 情動、アーキテクチャ、リテラシー

    第6章 ポストテレビ、ハラスメント、リテラシー――地上波テレビとインターネット動画の関係史
     1 地上波テレビとネットテレビの乖離
     2 『めちゃイケ』とBPOとの応酬
     3 テレビとネットの相互作用
     4 ネット動画に溢れかえる「テレビ芸」

    III メディア・イベント論の地層

    第7章 大阪万博以後――メディア・イベントの現代史に向けて
     1 メディア・イベントの範例と革新
     2 範例的メディア・イベントとしてのタイム・カプセル――松下館
     3 ハプニングとしてのテレビジョン――電気通信館
     4 2025大阪万博へ

    第8章 メディア・イベントの可能態――藤幡正樹《Light on the Net》(一九九六年)を解読する
     1 メタ・モニュメント――藤幡正樹『巻き戻された未来』(一九九五年)より
     2 祝祭としてのメディア・イベント――祐川良子「インターネットメディアにおける美術作品の試みと考察」(一九九七年)より
     3 《Light on the Net》の現代的意義

    第9章 遍在するスクリーンが媒介する出来事――メディア・イベント研究を補助線に
     1 スクリーンと映像が遍在する二〇二〇年代
     2 メディア・イベントからスクリーン・スタディーズへ
     3 メディア・イベント研究の到達点と課題
     4 スクリーンに媒介された集団の雑種性、複数性をどうやって捉えるか
     5 カッツからタルドへの遡行

    IV パブリック・アクセス論の地層

    第10章 DIYとしての自主放送――初期CATVの考古学
     1 趣味文化としてのCATV
     2 自作趣味×婦人会活動――郡上八幡テレビ
     3 「Do It Yourself わたしのテレビ」――津山放送
     4 プロシューマーとジェンダー

    第11章 「ポストメディア」の考古学――ミニFMをめぐる思想と実践を手掛かりに
     1 ミニFMの(かすかな)再生
     2 ミニFMとは何だったのか
     3 「ポストメディア」の地層
     4 メディア論的思考としてのDIY

    第12章 災害ユートピアとしてのパブリック・アクセス
     1 「特別な共同体」を支えるメディア
     2 震災復興期のメディア変容――ラジオと関東大震災(一九二三年)
     3 「道具的災害文化」から「表現的災害文化」へ――CATVによる災害報道
     4 消費社会のメディアから、地域社会のメディアへ――ミニFMによる災害報道
     5 インターネットは地域メディアを刷新できるか

    おわりに

    初出一覧
    索引
  • 内容紹介

    日本でメディア論的思考はどのように覚醒したのか──。空前絶後の大阪万博から半世紀、その歴史的かつ地域的な地脈を探る。

    日本で「メディア論」はどのように覚醒したのか。空前絶後の大阪万博をはじめ、その契機となった出来事に焦点をあてる。大学における人文知の伝統のみならず、情報環境のグローバルな変容に鋭敏な芸術家や建築家の創造知、CATVやミニFMなどに魅了された人びとの実践知とも不可分に結びついた、メディア論的思考の地脈を探る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    飯田 豊(イイダ ユタカ)
    1979年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。現在、立命館大学産業社会学部准教授
  • 著者について

    飯田 豊 (イイダ ユタカ)
    飯田 豊(いいだ ゆたか)

    立命館大学産業社会学部教授。メディア論、メディア技術史、文化社会学。著書に『テレビが見世物だったころ――初期テレビジョンの考古学』(青弓社、2016)、『メディア論の地層――1970 大阪万博から2020 東京五輪まで』(勁草書房、2020)など。

メディア論の地層―1970大阪万博から2020東京五輪まで の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:飯田 豊(著)
発行年月日:2020/02/20
ISBN-10:4326654252
ISBN-13:9784326654253
判型:B6
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:281ページ ※272,9P
縦:20cm
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