文明史から見たトルコ革命―アタテュルクの知的形成 [単行本]
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文明史から見たトルコ革命―アタテュルクの知的形成 [単行本]

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出版社:みすず書房
販売開始日: 2020/03/04
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文明史から見たトルコ革命―アタテュルクの知的形成 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    イスラム圏初の世俗国家を建設したアタテュルク。近代西洋の理念に則る建国という壮大な社会実験は、成功したのか?西洋と東洋の狭間から歴史を読み直す。エルドアン現大統領の政策とアタテュルクとの関係を論じた訳者解説を付す。
  • 目次

    序章
    第一章 世紀末のテッサロニキ
    第二章 「武装せる国民」――あるオスマン将校の誕生
    第三章 青年トルコ人の科学主義
    第四章 諸戦争から世界大戦へ――英雄の登場
    第五章 イスラム共産主義?――トルコ独立戦争
    第六章 世俗的共和国
    第七章 ナショナリズムとケマリズム
    第八章 トルコと西洋
    結論
    附論――ポスト・ケマリスト時代のケマリズム、あるいはアタテュルクを歴史化すること
    日本の読者へ
    訳者解説――アタテュルクとエルドアン
    監訳者あとがき
    原註
    文献一覧
    索引
  • 出版社からのコメント

    トルコ建国の父アタテュルク。その構想の知的淵源を探り、西欧文明史との関係において帝国から共和国への革命期を分析した最新研究。
  • 内容紹介

    約600年存続したイスラム帝国オスマンは、第一次世界大戦での敗北を受け1922年に消滅した。列強の干渉を退ける独立戦争を経た翌年、近代的国民国家として発足したトルコ共和国はイスラムと決別してゆく。この一大革命を主導したケマル・アタテュルクは建国の父として崇められ、「ケマリズム」「アタテュルク主義」というイデオロギーが形成されるまでになった。それは次第に影響力を減じながらも、今もトルコの公式イデオロギーであり続けている。
    建国に際してアタテュルクは、科学主義、理性崇拝、世俗主義といった近代西洋の理念を礎として、言語から服装まで徹底的な改革を断行した。本書はそのアタテュルクが、西洋のどのような書物を読み、どのような学説を支持し、どのような影響を受けて自らの建国思想を形成したのかを追究するものであり、これまでにない角度からアタテュルク像を描く。さらに、ヨーロッパ発祥の近代文明史にトルコ革命を位置づけることで、近代西洋に裏から光をあてるという、注目すべき試みにもなっている。徳川幕藩体制から明治の近代国家へと、性急な近代化を成し遂げた日本との、興味深い共通性も浮かび上がってくるだろう。
    オスマン帝国近代史研究の第一人者による、現代トルコの起源を知るための必読書。エルドアン現大統領の政策とアタテュルクとの関係を論じた訳者解説を付す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ハーニオール,M.シュクリュ(ハーニオール,M.シュクリュ/Hanioglu,M.S¨ukr¨u)
    1955年イスタンブルに生まれる。プリンストン大学教授。トルコ歴史協会名誉会員。青年トルコ人運動を中心としたオスマン帝国近代史研究の第一人者

    新井 政美(アライ マサミ)
    1953年生まれ。東京外国語大学名誉教授、トルコ歴史協会名誉会員

    柿〓 正樹(カキザキ マサキ)
    1976年生まれ。テンプル大学ジャパンキャンパス上級准教授。2002年、中東工科大学(トルコ)政治行政学部修士課程修了。2015年、ユタ大学政治学部博士課程修了。博士(政治学)
  • 著者について

    M・シュクリュ・ハーニオール (シュクリュハーニオール)
    1955年イスタンブルに生まれる。プリンストン大学教授。トルコ歴史協会名誉会員。青年トルコ人運動を中心としたオスマン帝国近代史研究の第一人者で、オスマン及びトルコにおける西洋化と伝統とをめぐる諸問題に関する著述も多い。英語で書かれた主な著書にThe Youn Turks in Opposition (New York: Oxford University Press, 1995), Preparation for a Revolution: The Young Turks 1902-1908 (New York: Oxford University Press, 2001), A Brief History of the Late Ottoman Empire (Princeton: Princeton University Press, 2008), Atatürk: An Intellectual Biography (Princeton: Princeton University Press, 2011) がある。

    新井政美 (アライマサミ)
    1953年、東京に生まれる。1976年、東京大学文学部東洋史学科卒業。1984年、同大学院東洋史専攻博士課程修了。大阪市立大学文学部助教授(史学教室)、東海大学文学部助教授(文明学科・西アジア専攻)、東京外国語大学外国語学部教授などを歴任。東京外国語大学名誉教授。トルコ歴史協会名誉会員。オスマン帝国史、トルコ近代史専攻。著書 Turkish Nationalism in the Young Turk Era (Leiden: E.J.Brill, 1992; Tansel Demirel訳、Jon Turk Donemi Turk Milliyetciligi. Istanbul: Iletism, 1994)、『トルコ近現代史――イスラム国家から国民国家へ』(みすず書房、2001)、『オスマン帝国はなぜ崩壊したのか』(青土社、2009)、『憲法誕生――オスマン帝国と明治日本 二つの近代』(河出書房新社、2015)など。訳書 ジェム・ベハール『トルコ音楽にみる伝統と近代』(東海大学出版会、1994)、監訳書 ハーニオール『文明史から見たトルコ革命』(みすず書房、2020)。

    柿﨑正樹 (カキザキマサキ)
    1976年生まれ。テンプル大学ジャパンキャンパス上級准教授。2002年、中東工科大学(トルコ)政治行政学部修士課程修了。2015年、ユタ大学政治学部博士課程修了。博士(政治学)。共著に『トルコ共和国 国民の創成とその変容:アタテュルクとエルドアンのはざまで』(九州大学出版会、2019年)、『シリーズ・中東政治研究の最前線 1 トルコ』(ミネルヴァ書房、2019年)などがある。訳書に、ハーニオール『文明史から見たトルコ革命』(新井政美監訳、みすず書房、2020年)。

文明史から見たトルコ革命―アタテュルクの知的形成 の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:M.シュクリュ ハーニオール(著)/新井 政美(監訳)/柿〓 正樹(訳)
発行年月日:2020/03/02
ISBN-10:4622088851
ISBN-13:9784622088851
判型:B6
対象:教養
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:304ページ ※249,55P
縦:20cm
重量:410g
その他: 原書名: ATAT¨URK:An Intellectual Biography〈Hanioglu,M.S¨ukr¨u〉
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