唐中期浄土教における善導流の諸相-「念仏三昧宝王論」と「念仏鏡」を中心に [単行本]
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唐中期浄土教における善導流の諸相-「念仏三昧宝王論」と「念仏鏡」を中心に [単行本]

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出版社:佛教大学
販売開始日: 2020/03/10
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唐中期浄土教における善導流の諸相-「念仏三昧宝王論」と「念仏鏡」を中心に の 商品概要

  • 目次

    凡 例
    序章―問題提起―
    第一部 『念仏三昧宝王論』の思想史的研究―その統合仏教思想に着眼して―
    第一章 『念仏三昧宝王論』研究史
    はじめに
    第一節 近代の『念仏三昧宝王論』研究
    第二節 塚本善隆以降の諸研究
    第三節 唐中期仏教思想研究会による研究
    おわりに
    第二章 『念仏三昧宝王論』の撰述年代―飛錫の事跡に関連して―
    はじめに
    第一節 先行研究
    第二節 飛錫の事跡
    第一項 修学、訳経時期の飛錫
    第二項 不空滅後の飛錫
    第三節 『念仏三昧宝王論』の撰述年代
    おわりに
    史料
    第三章 『念仏三昧宝王論』と飛錫遺文の関連性―長安仏教界の動向を手がかりに―
    はじめに
    第一節 飛錫遺文
    第一項 現存文献
    第二項 散逸文献
    第二節 代宗期における長安仏教界
    第三節 『念仏三昧宝王論』と儀礼仏教
    おわりに
    第四章 『念仏三昧宝王論』と廬山慧遠崇拝―往生伝の変遷と関連して―
    はじめに
    第一節 先行研究
    第二節 『念仏三昧宝王論』と往生伝
    第三節 『念仏三昧宝王論』と廬山慧遠
    おわりに
    第五章 『念仏三昧宝王論』に見える飛錫の修道論―「無上深妙禅門」の概念を基軸にして―
    はじめに
    第一節 『念仏三昧宝王論』の構成
    第二節 「無上深妙禅門」の概念と『般舟三昧経』系経典
    第三節 儀礼仏教と飛錫の修道論
    第一項 飛錫の修道論
    第二項 飛錫の思想系統
    おわりに
    第六章 『念仏三昧宝王論』諸本の系譜について―その流伝背景と関連して―
    はじめに
    第一節 『念仏三昧宝王論』諸本
    第二節 流伝の考察
    第一項 中国における受容
    第二項 日本における受容
    第三節 系統の考察
    第一項 刊行状況(中国)
    第二項 刊行状況(日本)
    おわりに
    第七章 浄土教典籍としての『念仏三昧宝王論』
    はじめに
    第一節 各論要旨
    第二節 中国仏教史上の飛錫
    第三節 善導流と『念仏三昧宝王論』
    おわりに
    第二部 『念仏鏡』の思想史的研究―その人師信仰に着眼して―
    第一章 『念仏鏡』研究史
    はじめに
    第一節 近代の『念仏鏡』研究
    第二節 近年の諸研究
    第三節 禅思想との関連研究
    おわりに
    第二章 『念仏鏡』の時代相―大行の事跡を基軸にして―
    はじめに
    第一節 先行研究
    第二節 大行の伝歴
    第三節 『念仏鏡』に見える三階教批判
    おわりに
    第三章 『念仏鏡』引用の「法王本記」
    はじめに
    第一節 「法王本記」の典拠
    第二節 智昇と『法王本記東流伝録』
    第三節 円照と『再修釈迦牟尼仏法王本記』
    おわりに
    第四章 唐中期における善導観の特質―『念仏鏡』の「誓願証教門」を中心に―
    はじめに
    第一節 『念仏鏡』撰述者の行跡
    第二節 『念仏鏡』の「誓願証教門」について
    第三節 代受苦・真実語思想の展開
    おわりに
    第五章 『念仏鏡』における対三階教姿勢―善導と金剛の論争の事跡と関連して―
    はじめに
    第一節 『念仏鏡』の「念仏対三階門」
    第二節 信行の地位変動と唐中期浄土教
    第三節 善導と金剛の論争
    おわりに
    第六章 『念仏鏡』諸本の系譜―その流伝背景に着目して―
    はじめに
    第一節 『念仏鏡』諸本
    第二節 流伝の考察
    第三節 系統の考察
    おわりに
    対照表
    第七章 善導阿弥陀仏化身説の起点としての『念仏鏡』
    はじめに
    第一節 各論要旨
    第二節 『念仏鏡』に見える人師信仰
    第三節 『念仏鏡』と善導阿弥陀仏化身説
    おわりに
    終章―唐中期浄土教史の再構築に向けて
    年表
    参考文献
    あとがき
    英文目次
    索引
  • 出版社からのコメント

    中国仏教史変革の時代に当たる唐中期の善導流の浄土教家の思想的特徴を考察して唐中期仏教全体の様相を浮き彫りにしていく。
  • 内容紹介

    本書は中国仏教史変革の時代に当たる唐中期に焦点を当て、とりわけ善導流の浄土教家の思想的特徴を中心に考察することで、唐中期仏教全体の様相を浮き彫りにしていくことを目的とする。
    中国浄土教の大成者という評価を受けることもある善導(ぜんどう、613―681)の浄土教思想は、その没後、懐感(えかん、生没年不詳)などにより継承されていくが、唐中期に差し掛かると、その浄土教思想は埋没したかのようになる。その後、宋代に至ると、再びその名前が浮上し、浄土教の祖師として列されていくことになる。この間、善導の影響は断絶していた訳ではなく、上流層、大衆層にそれぞれ変容して受容されていたと考えられる。そこでそれらの様相を明確にすべく、上流の受容を反映する『念仏三昧宝王論』と大衆の受容が反映される『念仏鏡』への検討をおこなう。
    第1部(『念仏三昧宝王論』の思想史的研究―その統合仏教思想に着眼して―)では、飛錫(生没年不詳)によって撰述された『念仏三昧宝王論』の思想史的研究をおこなった。飛錫は中央仏教界において主導的地位にあった僧侶であり、その主著である『宝王論』には仏教界を統括していくという撰述動機が内在していると考えられる。そこで各章において、『宝王論』の統合仏教思想を検討した。
    第2部(『念仏鏡』の思想史的研究―その人師信仰に着眼して―)では、道鏡(生没年不詳)らによって撰述された『念仏鏡』に対する思想史的研究をおこなった。『念仏鏡』は大行(生没年不詳)という浄土教家の遺徳を顕彰する目的で道鏡ら弟子筋が撰述したものと考えられる。そこで各章において人師信仰の観点から検討をおこなった。
    本書では浄土教のみならず三階教など、安史の乱(あんしのらん、755―763)前後の各宗派の動向を明らかにすることができ、本書の考察は唐中期仏教思想史の再構築にも繋がっていくものである。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    加藤 弘孝(カトウ ヒロタカ)
    1982年、京都市生まれ。2007年、佛教大学大学院文学研究科浄土学専攻修士課程修了。2013年、佛教大学大学院文学研究科浄土学専攻博士後期課程単位取得満期退学。2014年、博士(文学)取得(2008年‐2009年、中国佛教協会交換訪問学者)。現在、佛教大学非常勤講師、知恩院浄土宗学研究所研究助手、浄土宗松月院(京都市上京区)住職
  • 著者について

    加藤 弘孝 (カトウ ヒロタカ)
    1982年、京都市生まれ。2007年、佛教大学大学院文学研究科浄土学専攻修士課程修了。2013年、佛教大学大学院文学研究科浄土学専攻博士後期課程単位取得満期退学、2014年、博士(文学)取得。2008年―2009年、中国佛教協会交換訪問学者。現在、佛教大学非常勤講師。知恩院浄土宗学研究所研究助手。浄土宗松月院(京都市上京区)住職。

唐中期浄土教における善導流の諸相-「念仏三昧宝王論」と「念仏鏡」を中心に の商品スペック

商品仕様
出版社名:佛教大学 ※出版地:京都
著者名:加藤 弘孝(著)
発行年月日:2020/02/16
ISBN-10:4831861359
ISBN-13:9784831861351
判型:A5
発売社名:法藏館 ※発売地:京都
対象:専門
発行形態:単行本
内容:仏教
言語:日本語
ページ数:379ページ ※362,17P
縦:22cm
厚さ:2cm
重量:634g
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