フランスの在宅保育政策―女性の就労と移民ケア労働者(MINERVA社会福祉叢書) [全集叢書]
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フランスの在宅保育政策―女性の就労と移民ケア労働者(MINERVA社会福祉叢書) [全集叢書]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2020/03/02
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フランスの在宅保育政策―女性の就労と移民ケア労働者(MINERVA社会福祉叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    フランスは、欧州トップ水準の出生率と比較的高い女子労働力率を誇り、その家族政策は各国の関心を集めている。しかし実際には親の希望が強い保育所は不足し、最も利用が多いのは保育所でなく保育ママである。そしてパリでは、保育ママやナニーなどの在宅保育を担っているのは主に移民女性たちである。そうした保育の実態とケアの供給構造を、家族政策の分析と、親・ケア労働者への聞き取り調査から明らかにする。
  • 目次

    序 章 ケアという営み──ジェンダー、階級、エスニシティが交錯する地平


     第Ⅰ部 フランス在宅保育の歴史と現在

    第1章 「個人化」という政治的選択
     1 ケアと女性の就業に関する研究動向
     2 関係性としてのケア-マクロ・ミクロ視点の接合の必要性
     3 本書で用いる分析方法

    第2章 現代フランスにおける女性の就業と家族政策、保育分布
     1 家族政策による両立・保育支援制度
     2 女子就業率と出生率

    第3章 家族政策と保育、女性の就労の歴史
     1 家族政策前史から第二次世界大戦まで
     2 社会保障制度の確立と1970年代の転換
     3 乳母の歴史と変遷
     4 20世紀の女性労働
     5 1980年代以降の家族政策──政権交代と経済情勢
     6 まとめ:左右イデオロギーの結晶、今日の家族政策


    第Ⅱ部 需要・供給の生成

    第4章 需要が生成されるプロセス
     1 フランス在宅保育への接近
     2 需要が生成されるプロセス

    第5章 供給が生成されるプロセス
     1 フランスの移民政策史
     2 ケア労働者の属性──エスニシティと学歴
     3 ケア労働者のライフヒストリーと人生戦略
     4 移住女性たちの将来
     5 ケア労働者間のヒエラルキー
     6 在宅保育のパラドクス
     7 第Ⅱ部まとめ:当事者の実践が生み出す矛盾に満ちた市場


     第Ⅲ部 ケアの担い手と利用者の相互行為

    第6章 感情をめぐる相互作用
     1 ケアと「感情」
     2 需要と供給の遭遇
     3 愛情・信用・フィーリング
     4 相互行為の機能不全──交渉と、契約の解消
     5 まとめ:愛着は交渉の切り札にも
     コラム ヌリスシェア──1人のヌリスで何人まで?

    第7章 ケアの値段
     1 ケアの対価をめぐる理論枠組み
     2 ケアの値段と市場の法則
     3 保育ママの最低賃金と保育料上限
     4 需要・供給測定の難しさ──統計データと当事者たちの認識
     5 ヌリスによる保育の報酬
     6 まとめ:ケア労働の対価は常に低いか

    第8章 時間をめぐる交渉
     1 ケア役割と労働
     2 子どもの利益と時間管理
     3 保育・親役割・就業時間をめぐる折衝
     4 まとめ:強い交渉力の保育ママ/キャリア女性を支えるヌリス


    終 章 フランス式保育の解決方法が意味するもの
     1 家族政策とケアを介してみる女性の就業
     2 本書の限界と課題
     3 グローバル化とフランスの特性
     4 ジェンダー平等への可能性

    補 論 日本への示唆

    資 料
      フランスの保育ママ・ヌリスに関する制度
      インタビュー対象者リスト
      保育ママ・ヌリスの出身国データ
      保育ママの研修内容

    参考文献
    あとがき
    人名索引
    事項索引
  • 出版社からのコメント

    よりよいケアの外部化とはなにか。親とケア労働者の語りから明らかにされる私的空間(家庭)での保育の外部化の実態。
  • 内容紹介

    フランスは、欧州トップ水準の出生率と比較的高い女子労働力率を誇り、その家族政策は各国の関心を集めている。しかし実際には親の希望が強い保育所は不足し、最も利用が多いのは保育所でなく保育ママである。そしてパリでは、保育ママやナニーなどの在宅保育を担っているのは主に移民女性たちである。本書は、そうした保育の実態とケアの供給構造を、家族政策の分析と、親・ケア労働者への聞き取り調査から明らかにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    牧 陽子(マキ ヨウコ)
    パリ第一大学修士課程修了(修士、政治学)。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(修士、政治学)。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了(博士、社会学)。現在:上智大学外国語学部フランス語学科准教授。専門分野は家族社会学、社会政策、ジェンダー。主著「1970年代フランス福祉国家と家族モデルの変容過程―議会の言説・文書分析から」『社会政策』7(1)、2015年、2014年程ケ谷基金男女共同参画・少子化に関する研究活動顕彰事業・論文部門優秀賞
  • 著者について

    牧 陽子 (マキ ヨウコ)
    2020年2月現在
    上智大学外国語学部フランス語学科准教授

フランスの在宅保育政策―女性の就労と移民ケア労働者(MINERVA社会福祉叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:牧 陽子(著)
発行年月日:2020/02/29
ISBN-10:4623088316
ISBN-13:9784623088317
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:社会
言語:日本語
ページ数:237ページ
縦:22cm
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