東北方言における述部文法形式(ひつじ研究叢書(言語編)<第166巻>) [単行本]
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東北方言における述部文法形式(ひつじ研究叢書(言語編)<第166巻>) [単行本]

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出版社:ひつじ書房
販売開始日: 2020/02/28
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東北方言における述部文法形式(ひつじ研究叢書(言語編)<第166巻>) の 商品概要

  • 目次

    目次

    第1章 方言における述部文法形式の研究にむけて
    1. はじめに
    1.1 方言文法研究の課題
    1.2 本書の目的
    1.3 本書の方法
    2.  臨地面接調査の実施
    3. 過去の調査資料の分析
    4. 本書の特徴
    5. 本書の構成
    6. 本書での表記

    第2章 東北方言の文法的特徴概説
    1. 本章の目的
    2. 東北方言の方言区画
    3. 用言の活用
    3.1 盛岡市方言の用言の活用
    3.2 山形市方言の用言の活用
    4. 用言に後接する形式
    5. その他の特徴

    第3章 自発表現形式サルの意味用法
    1. 本章の目的
    2. サルの形式的特徴
    3. サル形の構文的特徴
    4. サル形の意味的特徴
    4.1 自発
    4.1.1 自発の特徴
    4.1.2 意味的特徴
    4.1.3 動詞の制限
    4.2 可能
    4.2.1 可能表現の意味分類
    4.2.2 状況可能
    4.2.3 許容可能
    4.2.4 能力可能
    4.3 結果の残存
    4.4 自動詞的表現
    5. サル形の本質的意味
    6. 本章のまとめ

    第4章 自発表現形式の分布と変化
    1. 本章の目的
    2. 自発表現の全国的分布
    3. 東北地方における分布と変化
    4. 本章のまとめ

    第5章 可能表現の体系
    1. 本章の目的
    2. 形式の種類と特徴
    3. 可能動詞の意味用法
    3.1 可能動詞の特徴
    3.2 能力可能
    4. ニイー形の意味用法
    4.1 ニイー形の特徴
    4.2 状況可能・肯定文
    4.3 許容可能・肯定文
    5. レル形の意味用法
    5.1 レル形の特徴
    5.2 許容可能・否定文
    6. サル形の意味用法
    6.1 サル形の特徴
    6.2 状況可能・肯定文
    6.3 状況可能・否定文
    6.4 属性記述的可能
    6.5 自発表現と可能表現の連続性
    7. 可能表現の体系
    8. 本章のまとめ

    第6章 可能表現形式の分布と変化
    1. 本章の目的
    2. 『方言文法全国地図』にみる可能表現の分布
    3. 可能の条件による使い分け
    4. 肯定文と否定文による使い分け
    5. 東北地方における分布と変化
    5.1 新しい形式のひろがり
    5.2 語形の単純化と使い分けの解消
    5.3 東北南部における変化
    5.4 口語法稿本にみる可能表現形式
    6. 本章のまとめ

    第7章 タッタ形の意味用法
    1. 本章の目的
    2. タ形・タッタ形の形式的特徴
    3. 発話時における出来事の存続
    3.1 共通語のタ形の用法
    3.2 出来事が存続している場合
    3.3 出来事が存続していない場合
    4. 発話時における出来事の結果の残存
    4.1 共通語のタ形の用法
    4.2 出来事が残存している場合
    4.3 出来事が残存していない場合
    5. タッタ形の特徴とムード性
    5.1 出来事と発話時現在との断絶性
    5.2 ムード的な意味としての回想
    6. タッタ形の出自と意味
    7. 本章のまとめ

    第8章 ケの意味用法
    1. 本章の目的
    2. ケの形式的特徴
    3. ケで表される出来事の特徴
    3.1 ケの基本的な用法
    3.2 伝聞や推量との違い
    3.3 ケが使えない場合
    3.4 推測される出来事を含んで表す場合
    3.5 タッケ形の用法
    4. 状態用言におけるケの用法
    4.1 存在動詞イル
    4.2 形容詞・形容動詞
    5. ケの周辺的な意味用法
    5.1 仮想用法
    5.2 将前相用法
    5.3 認識確認の用法
    6. 本章のまとめ

    第9章 ケのテンス的機能
    1. 本章の目的
    2. ケの形式的特徴
    3. ケの機能と用法
    3.1 ケの機能
    3.2 出来事との距離
    3.3 未実現の出来事
    3.4 反復的な過去の出来事とテンス性
    4. ケのテンス的用法
    5. テンス・アスペクト体系におけるケの位置づけ
    6. 本章のまとめ 

    第10章 テンス・アスペクトの体系
    1. 本章の目的
    2. テンス・アスペクト形式の特徴
    3. 動作動詞
    3.1 完成相
    3.2 継続相
    4. 状態動詞
    5. 形容詞・形容動詞
    6. 回想を表す用法
    7. テンス・アスペクトの周辺的な用法
    7.1 将前相
    7.2 反語的表現
    7.3 話し手の体験
    7.4 聞き手への思い出し要求
    8. 本章のまとめ

    第11章 テンス・アスペクトにみる属性差・地域差
    1. 本章の目的
    2. テンス・アスペクト形式にみる属性差
    2.1 仙台市方言
    2.2 石巻市方言
    2.3 気仙沼市方言
    2.4 まとめ
    3. 陸羽東線沿線地域のテンス・アスペクト
    3.1 調査の観点
    3.2 非過去・非眼前・思い出しの要求
    3.3 将前相・回想
    3.4 名乗りに用いられる過去形式
    3.5 まとめ
    4. 南三陸地方のテンス・アスペクト
    4.1 調査の概要
    4.2 調査結果
    5. 本章のまとめ

    第12章 テンス・アスペクトの変容
    1. 本章の目的
    2. 『方言文法全国地図』にみるテンス・アスペクト形式の分布
    2.1 例文
    2.2 東北諸方言で用いられる形式の種類
    2.3 タッタ形の類とタ形の分布
    2.3.1 タッタ形の類の分布概観
    2.3.2 用言の種類別のタッタ形の類
    2.3.3 動詞のタッタ形の類
    2.3.4 形容詞のタッタ形の類
    2.4 ケの分布
    2.4.1 ケの分布概観
    2.4.2 用言の種類ごとのケの分布
    2.4.3 動作動詞のケの分布
    2.4.4 存在動詞のケの分布
    2.4.5 形容詞・形容動詞のケの分布
    2.4.6 将前相と反語表現のケ
    2.5 タッタ形の類とケの分布
    3. テアッタ形からタッタ形への変化
    3.1 テアッタ形とタッタ形の分布
    3.2 テアッタ形の分布と用法
    3.3 タッタ形の分布と用法
    4. 文末のケの用法と類型
    4.1 本節の目的と考察の対象
    4.2 岩手県盛岡市方言のケ
    4.2.1 形式的特徴
    4.2.2 意味的特徴
    4.2.3 構文的特徴
    4.3 青森県津軽方言のケ/キャ
    4.3.1 形式的特徴
    4.3.2 意味的特徴
    4.3.3 構文的特徴
    4.4 山形県山形市方言のケ
    4.4.1 形式的特徴
    4.4.2 意味的特徴
    4.4.3 構文的特徴
    4.5 ケの枠組みと類型
    4.6 ケとタッタ形の分布
    5. 「口語法稿本」のテンス・アスペクト
    6. 本章のまとめ

    第13章 本書の成果と今後の展望
    1. 本書の成果
    2. 課題と展望

    参考文献
    本書と既発表論文との関係など
    あとがき
    索引
  • 内容紹介

    本書は、東北方言における述部文法形式のうち、特徴的な形式が用いられる自発表現・可能表現およびテンス・アスペクト・ムードを取り上げ、共時的・記述的な観点による臨地面接調査、話者の属性差に注目した社会言語学的調査、明治から平成まで約百年間の方言分布調査を分析し、個々の現象・形式や各方言の体系のあり方および地理的分布が形成される過程の解明をめざしたものである。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    竹田 晃子(タケダ コウコ)
    東北大学大学院文学研究科博士課程後期3年の課程単位取得退学。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、独立行政法人国立国語研究所非常勤研究員、大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員・特任助教、フェリス女学院大学非常勤講師などを経て、現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員
  • 著者について

    竹田 晃子 (タケダ コウコ)
    東北大学大学院文学研究科博士課程後期3年の課程単位取得退学。博士(文学)。
    日本学術振興会特別研究員(PD)、国立国語研究所プロジェクト非常勤研究員・特任助教、フェリス女学院大学非常勤講師などを経て、現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員。

    主な論文として、「卑罵語と敬語の発達」『敬語は変わる』(大修館書店、2017)、「東北方言の認識的条件文」『日本語条件文の諸相』(くろしお出版、2017)、「オノマトペを用言化する動詞と接尾辞の地理的分布」『感性の方言学』(ひつじ書房、2018)などがある。

東北方言における述部文法形式(ひつじ研究叢書(言語編)<第166巻>) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ひつじ書房
著者名:竹田 晃子(著)
発行年月日:2020/02/20
ISBN-10:4823410122
ISBN-13:9784823410123
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:語学総記
言語:日本語
ページ数:293ページ
縦:22cm
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